静岡県の東の端にあるのが熱海市、そこから丹那トンネルを抜けると、

最初の駅が、函南。

静かな、農業と牧場の町である。

 

ここにあるのが、表題にある「かんなみ仏の里美術館」

HPはこちらです。なかなかのものです。

 

この美術館があるのが函南町の桑原地区という所。

そこにあった桑原薬師堂というところに村人が大切に保管していた、

平安時代の薬師如来像や、

鎌倉時代の阿弥陀三尊像など全部で24体の仏像が飾られています。

2008年に桑原区から函南町に寄付されて、

町は、この仏の里美術館を設置したとのことです。

 

 

前から、この美術館があるのを知っていましたが、

今回、ゆっくりと訪れてみました。

基本的に、こぢんまりとした美術館ですが、

置いてあるものは、なかなかの物ばかりです。

 

入場料は300円と、ユーザーフレンドリーな値段。

入口には、ミュージアムショップもあり、

頼むと、無料のボランティアさんがガイドしてくれます。

 

展示してある仏像は、残念ながら、撮影禁止ですので、

置いてあるパンフレットを使いました。

又、現在、第十回新春美術展を開催してあり、

多分、地元の腕に覚えのある美術家の作品が置いてありました。

この美術館の見どころは、仏像を置いてある部屋。

上からの照明が暗い中、仏像が浮かび上がるようなインテリアデザイン。

見せ方で違ってきますね。

雰囲気は、京都に一番古くからある広隆寺の

弥勒菩薩半跏思惟像を展示してある美術館に似ていますが、

神秘性は、この仏の里美術館の方があるような気がしました。

 

なお、アクセスは、こちらのHPからどうぞ。

基本的に、近隣には、オラッチェという丹那乳業の牧場がありますが、

車で来場して、三島でウナギを食べるか、沼津港で食事をするなどと

組み合わせると良いと思います。