京都には、大きなお寺がたくさんあります。
代表的なものとしては、比叡山延暦寺、南禅寺をはじめとする五山、金閣、銀閣、、、
清水寺、本願寺、大覚寺、鞍馬寺、数限りなくある中で、
仁和寺を外すことは、考えられないでしょう。

その長い歴史の中で、仁和寺は、長く皇室、皇族が門跡を務めてきたからでしょうか、
独特の地位を保ってきています。そして、平家物語、徒然草にも出てくる寺で、
読者の皆様にも言葉では馴染みがあるのではないでしょうか?
その割りといっては何ですが、先に挙げたような大寺と比べると、
観光客はあまり、来ないように思えます。
と、いうことは、すなわち、ゆっくりと鑑賞でき、思い切り歴史に浸れるお寺なのです。 

仁和寺について書いていけば、論文が出来上がってしまうでしょうが、それでは、
このブログの趣旨とは違ってしまうかもしれません。当ブログは、あくまで、
京都をはじめとする日本の文化的な財産(食べ物も含みます)を紹介しながら、
和紙や、和雑貨の生まれ育った土壌を訪ねていくのが主眼です。
 
今回仁和寺の記事では、まず、撮ってきた写真を掲載していきます。 

入口を入ってすぐ左にある御殿には、入場料500円。
これは、他と比べても安いし、十分に価値が高い気がします。 
ここに入って、中を眺めたり、庭を見たり、
歴史のシャワーを浴びているような感じです。
そして、季節が梅雨時ということもあるのでしょうが、
拝観している人は10人に満たなかったです。(朝10時過ぎでです。) 

この建築をみていると、日本の建築というのが、
木と紙でできているというのがよく分かります。
 
部屋の反対側には、櫻と橘のある庭。 

そして、五重塔も見えます。