京都の美味しいと言われる洋食屋さんに行ってきました。わざわざ京都?と思うかもしれませんが、実は京都の美味しいお店はレベルが高く、たくさんあります。わざわざ行く価値のあるお店は多数あります。でも、あまり情報としては入ってきません。これは京都人の気質なのかもしれません。というのも、約20年以上前に京都の仲の良い友人から、美味しいお店を教えて欲しいという僕の願いに、『生粋の京都人は自分のお気に入りのお店を人には教えない』と言われたことがあります。まぁ、本質的にそうなんでしょうが、その時から20年以上たっていますので、だいぶその気質は緩んできてはいいると思うのですが…実はメディアに出てくるお店はたいしたことがないというのが僕の所感です。本当にレベルの高い、美味しいお店は取材拒否のお店が多いからです。取材されることによりメリットがないということと、これ以上繁盛しても困るという信念のもとから、常連様を大事にする京都ではレベルの高い美味しいお店にたどり着くのは非常に難しいのです。さらに、一見さんお断りみたいなお店もあると言われていますから、難易度は非常に高いと思っています。ですから、京都にわざわざ食べに行くということはそれなりに価値のあることですし、そういうレベルの高いお店の情報を得ることはなかなか難しいという現状があるのです。実は大阪ほど開いているわけではなく、大阪の美味しいお店のネット情報はよく見かけますが、京都はほとんどありません。京都のお店の美味しくてレベルの高いお店のYouTube動画はまずお目にかからないのが現状なのです。ですから、たどり着いただけで、幸運なことですし、そして、行ってみて自分の舌で確かめてみて、いって良かったと思うお店にするには通うしかないのです。ただ、僕的には大阪から京都まで出向くのにはそれほどハードルは高くありません。以前、埼玉に住んでいた時は浦和から東京に出るのに、1時間は要しますから、そのぐらいの時間で京都に行ける今の現状ですと、そこまで大変な思いをするという感覚ではありません。とはいえ、京都に行くということの壁みたいなものは自分なりに感じていますので、やっぱり京都に行く以上は、難波や梅田に行くみたいな感覚ではないですね。

 

 では、どうやって、レベルの高い美味しいお店にたどり着けれるのかと言いますと、やはり頼りになる人がいるのです。その人の名は寺門ジモンと言います。寺門ジモンは年に数回、『取材拒否の店』というシリーズをやっています。また、ユーチューバーでもあり、『うざチャンネル』という動画を配信しています。寺門ジモンさんには凄くお世話になっているうちの一人です。寺門ジモンさんからの発信が無ければ、僕の食べ歩きの趣味は成立しないというぐらいの存在なのです。寺門ジモンさんの紹介するお店はまずハズレがありません。紹介されたお店を実際に行ってみて、自分で確かめて、常連になるというパターンが埼玉に住んでいた時にありました。東京のお店でもレベルの高い、美味しいお店は取材拒否のお店が多く、そのお店に単独でたどり着くのは不可能なのです。では、東京ではわかりますが、関西はどうなの?という話になってきます。でも、寺門ジモンさんなら大丈夫です。ちゃんとYouTube動画で京都の名店を紹介してくださっています。大阪も紹介されていますが、会員制のお店だったり、敷居が高かったり、僕には合わなそうということで、大阪のお店はあまり参考にはなっていないのですが、京都は充分参考になっています。今回、京都のお店の第2弾として、とりあえず予約が取れたので行ってみることにしました。京都までは阪急電車で行きました。降りたのはここの駅です。

 

 梅田から烏丸まで約40分で到着です。JR京都からですと、お店に行くまで不便ですので、阪急電車を使いました。この駅を降りて、地上に上がり、テクテクと歩きました。30分ぐらいかかるかなと思ったのですが、15分ぐらいで到着しました。まだ、地理感覚がつかめていないですね。お店の前で開店時間を待つことになりました。それがこのお店です。

 

 洋食おがた さんです。全く無駄がない店頭に驚きました。シンプルです。店先からはここが名店か?と思うぐらいの印象でした。開店時間となり、予約をした旨を伝えると、中に入ることができました。そしてこれらがメニューです。

 

 僕はポークジンジャーのランチセットにしました。しかし、厨房はピカピカに磨き上げられていますし、店員さんの気配り、心配りは完璧です。これはとても期待できます。まず、スープとサラダが来ました。

 

 スープのアップ!

 

 このスープ。和風スープです。多分、かつお出汁。野菜もシャキシャキしていて、たくさん具材が入っています。このスープを飲むだけで良いかも・・・って思ってしまいます。次にサラダですが。アップです!

 

 サラダの中にマカロニのマヨネーズ仕立てのマカロニサラダがあるのですが、これが美味しい。しかもサラダのドレッシングの量が完璧です。ちょうど良い塩梅で、野菜の美味しさを邪魔していない。ここまでのサラダは久しく食べたことがありません。これはやばいなという感じでした。続いて、メインの料理が来ました。

 

 これがポークジンジャーです。まあ、豚の生姜焼きなのですが、見えている工程では生姜焼きというよりも、トンテキにしょうがソースをかけているという感じです。とはいえ、この豚肉の厚さ…とんかつの厚切り並みの厚さと大きさ。そして美味しい。しょうがが効いているなかでの豚肉の甘味が絶品です。この付け合せのマッシュポテトも滅茶苦茶美味しい!こんな、ポークジンジャーは食べたことがありません。完璧ですし、レベルが非常に高い!これはまた行きたい!と思わせる味でした。ご飯がすすむ味ですから、普段食べないご飯の量に失敗したという感じが後でしましたが、それよりもこのお店のこの料理は絶品でした。食後にアイスコーヒーもついてきます。

 

 暑いのでアイスにしましたが、これはホットで飲んだ方が美味しいコーヒーでした。失敗した!まあ、初めましてのお店ですから、こういうミスはあります。実はこれはのみかけではなく、この量で来ました。多分、お店の思惑があるのでしょう。きめ細やかすぎる。仮に夏の暑い日に伺ってもコーヒーはホットで頼もうと思いました。氷で薄めるのはもったいない、美味しいコーヒーです。とても満足しました。ご馳走様でした。京都に来たかいがあります。お会計の後、次回の予約も受け付けてくれたので、予約をしました。次回はハンバーグを狙ってみようと思っています。

 

 こういうレベルの高いお店に行ったのは久しぶりという感じでした。全ての所作が完璧なお店はなかなかありません。やっぱり京都の食レベルは高いですし、こういう名店を見出すのは一苦労ですね。でも、その苦労のかいあってという感じなので、良かったな~!と思いました。で、開店を待っている間にスマホをポチポチしていると、以前伺ったお店が近くにあることを思い出しました。なので、行ってみることにしました。

 

 末廣 さんです。京寿司を以前も買ったことを思い出しました。もちろん食べてすぐなので、テイクアウトです。サバ寿司が美味しかったお店です。少々値段は張りますが、京都のこのエリアの近くに来た際は寄っても良い場所だと思います。買ったのはこちらです。

 

 あとで、食べましたが、絶品ですね。たまに食べる贅沢といった感じです。

 

 さて、末廣さんを出て、東の方に進み、二条の橋を渡りました。

 

 気温も良い感じでしたし、快適に歩けました。この橋を渡り、三条駅に。帰りは京阪電車で帰ろうと思いました。

 

 三条駅に着くと、次の電車が特急で、淀屋橋までなので、ラッキーと思い、乗り込みました。比較的すいていたので、窓際を陣取り、そこからあとは爆睡。気がついたら、京橋でした。まあ、こんな感じで、京都に行って、食べ歩きを敢行しましたが、洋食 おがたさんも名店でした。これは通うことになります。そうなると、京都に行く機会が増え、京都の街並みの地理がどんどん把握できるようになっていきます。これはまた、さらに僕を豊かにします。こういう食べ歩きは止められないですね。いろいろなことに感謝ですね。