春のG1シリーズは最後となります。あとは2週明けての宝塚記念が本当に最後となります。それ以降は夏競馬。とにかく、早いものです。昨年は週末の雨で天気に右往左往していたのですが、今年はそういうことが少なく、天気に関してはあまり考えずに競馬が出来ました。しかし、先週末の安田記念はそうは行きませんでした。高速馬場になるのか、時計がかかる重い馬場になるのか。その違いだけでもセレクトする馬は変わってきます。今年は香港馬の強い馬も参戦してきますから、そういう馬場、天気次第ではと言うところがあります。しかし、まあ、天気予報はあてにならない・・・昨日の当日の昼から大量の雨が降るという予報でした。実際は降るには降ったのですが、小雨程度。最新のテクノロジーを駆使しても、そんなものかと思いますね。気象庁はもっと精度を上げろよ!と本当に思います。天気次第では馬券の買い目が変わるというギリギリのところで決める形ですから、こういう天気で悩む馬券はよろしくはありません。昨年はこれで悩まされましたが、ここにきてまたか!という感じです。しかも、当日の馬場は稍重というとても中途半端な状態でした。そもそも、パンパンの良馬場でしたら、香港馬はバッサリ切れます。時計勝負になるわけですから。ただ、馬場が緩んで、時計がかかるようであれば、香港馬の台頭はありうる。思いっきりの重馬場なら、2頭とも来ちゃうというイメージでした。不思議なことに、安田記念は馬場に関係なく、後ろからきた馬が勝つレースのイメージです。前は残れない。前に残る馬はとてつもなく強い馬ということになります。そう考えて、買い目を探るわけですが、天気はホンマに悩ましい。昨日は30分に1回、天気予報を眺める始末。こういうことに労力は裂きたくはないのですが、こればっかりは気になってしまうので。結論を出したのは、パドックが終わって返し馬に入った時の天候。ギリギリまで粘るのは性には合わないのですが、今回ばかりは仕方がないという感じですね。それでは、2重賞の回顧をしていきます。
6月1日 クッション値 東京 9.7 京都 9.4
6月2日 クッション値 東京 8.8 京都 9.8
6月1日 鳴尾記念GⅢ。芝2000 14頭 晴れ 良馬場
鳴尾記念自体のレース傾向はこのレースに関しては掴みどころのないレースではあります。というのも、開催する競馬場がコロコロ変わるからです。昨年は阪神でしたし。ということで、京都2000内回りのレース傾向をもとに、馬を当てはめると言ったところでしょう。やはり抜けている馬がいるので、この馬の差しに期待ですね。やはり前残りで逃げきるのは開催が進んでいる馬場では可能性は低い。よほどのスローペースにならない限りは・・・という感じですが、今回は割と先行馬もそろっていますし、スタート直後の直線が短いので、ペースは流れそうな感じです。京都は勝負所に坂もあるので、スピードに乗ってしまうと、最後の直線が苦しくなる。そうなると、差し馬が有利です。追い込み馬が届かないところもあるので、その辺の塩梅を加味して予想を立てたいと思いました。
予想
◎ ⑨ ヨーホーレイク
〇 ⑥ ロードデルレイ
▲ ④ ボッケリーニ
△ ② ディープモンスター
△ ⑭ エアサージュ
穴 ⑤ ヤマニンサンパ
⑨ヨーホーレイクは強い馬です。長期休養明けから、馬券内に来ています。順調に使われている感じがするので、ここは本命です。⑥ロードデルレイは高速馬場が得意ですし、2000は適性が高い。安定して走ってくるものと思われます。④ボッケリーニは昨年の覇者ですし、GⅡ以下では安定した成績。モレイラ騎手もはずせませんし、ここは順当でしょう。②ディープモンスターは最後に坂のない競馬場で好走してますし、未完の大器と言われながらも、重賞は勝てていない。ここは馬券内に来てもおかしくはありません。⑭エアサージュは京都巧者というイメージ。距離の2000もあっているので、ここは押さえたいです。穴馬の⑤ヤマニンサンパは終いはしっかりしている馬なので、差し込みがあっても不思議ではない。押さえておかねばという馬です。このレースは⑨ヨーホーレイクを軸に3連複で勝負します。
結果
まず、出走直前に⑥ロードデルレイが馬体検査を経て、出走除外に。オー!だいぶ買い目が少なくなった…。逃げたのは③バビット。2番手に⑪アウスヴァ―ル。3番手に内が②ディープモンスター。外に⑭エアサージュ。その後ろに⑨ヨーホーレイク。そのまた後ろに④ボッケリーニという隊列。そのままペースはスローですが、隊列は変わりません。4角を回り、直線に入ると、③バビットが先行しますが、⑬エアサージュと②ディープモンスターが前を捉える勢い。この2頭の叩き合いの中、外から⑨ヨーホーレイクが伸びてくる。残り200で、⑨ヨーホーレイクの横から④ボッケリーニも伸びてきて、2頭の叩き合いになる。3番手は②ディープモンスターが伸びを欠き、代わって、外から⑤ヤマニンサンパが凄い脚で伸びてくる。先頭は2頭の叩き合い。3番手も僅差でゴール。 結果 1着、⑨ ヨーホーレイク。2着、④ ボッケリーニ。3着、⑭ エアサージュ 3連複配当 1030円。配当自体はショボいのですが、買い目が少なくなり、返金もあったことから、まあ、このぐらいで、という感じ。やっぱり⑨ヨーホーレイクは強い馬ですね。次がどこだかわからないのですが、出てくる限りは狙っていきたいと思いました。ちょっと僕の予想がハマった感があったので、割とすんなりという感じでした。ちょっと物足りないかな…という思いです。
6月2日 安田記念 G1 芝1600 18頭 小雨 稍重
このレースの傾向としては差し馬が有利というところでしょう。ただ、天気が微妙。前日の雨で稍重にはなっていますが、クッション値はそこまで低くないです。これが悩ましい。さらにお春からの降水量がどうなるのか?重に変わった時と、稍重のままですと、狙い馬は変わってきます。良馬場はあり得ないので、雨がダメな馬は消せますが、それでも走りそうな馬は消せないので、非常に悩ましいレースとなります。この天気の動向をにらみつつも、結論を出さないと馬券が買えません。香港馬の参加もどれだけやれるのかが微妙ですし、ここは香港馬を消す選択が難しくはなってきました。時計勝負のスピード決着はなさそうですが、それでもそこそこのタイムは出そう。多少重い馬場の方が走る馬を優先的に考慮して馬券に入れようと考えます。このレースは逃げ馬が残ることはまずないので、逃げ馬候補はバッサリですね。逃げるのは⑪ウインカーネリアンだと思うのですが、どういう逃げ方をするかです。スローなら切れ負けしますし、ハイペースで飛ばしても持つかどうか。ここは騎手の手腕になるのですが、当てにならない騎手なので、ここはバッサリ行くつもりでします。ミドルペースなら差しが効くという感じがしてます。そういう感じで予想をしてみます。
予想
◎ ⑩ ソウルラッシュ
〇 ⑰ セリフォス
▲ ⑦ ロマンチックウオーリア
△ ⑤ ナミュール
△ ⑨ パラレルヴィジョン
△ ② ガイアフォース
穴 ⑱ ダノンスコーピオン
⑩ソウルラッシュはこの稍重以上の馬場なら好走すると考えました。鞍上のモレイラ騎手も日本の短期免許取得のためには崖っぷちですし、ここは勝負気配がします。⑰セリフォスは馬場が渋らない方が良い馬ですが、稍主なら何とかこなせそう。実力は上位なので入れました。⑦ロマンチックウォーリアは香港最強馬と言われ、パンパンの良馬場以外なら入れないと怖い馬。押さえないとという感じです。⑤ナミュールは前走が叩きと思っていて、あくまでも狙いは安田記念だと思っていました。追い切りも良い感じなので、狙っていきたいです。⑨パラレルヴィジョンはこういう時計のかかる馬場が良いタイプ。良馬場なら消しですが、この馬場なら怖さを感じ入れました。②ガイアホースは走り時がわからない馬ですが、ペースが速くなると良い馬。今回はある程度流れると読んで押さえました。穴馬の⑱ダノンスコーピオンは本当は良馬場の方が良いのですが、稍重もこなせそうだと思い入れました。復調気配があり、ヒモで押さえないといけないと思いました。あと、もう一頭の香港馬、⑮ヴォイッジバブルは重馬場なら入れましたが、稍重だとキツイと思いはずしました。本当なら重馬場ですと、④ジオグリフ、⑬ステラヴェロ-チェは入れないといけないのですが、稍重なので思い切って消しました。このレースは⑩ソウルラッシュを軸に3連複で勝負します。
結果
逃げたのは⑥ドーブネ。逃げると思われていた⑪ウインカーネリアンは2番手。ここで三浦騎手のG1制覇は夢に消えました。唯一の勝ち筋を逃しています。3番手に内に④ジオグリフ。中に⑫フィアスプライド、外に⑬ステラヴェローチェ。その後方に⑦ロマンチックウォーリアがいます。それを見るように内に②ガイアホース。外に⑩ソウルラッシュという隊列。⑤ナミュール、⑰セリフォスは後方待機です。淡々と流れるミドルペースで4角を回り直線に。直線で先頭に立っているのは⑥ドーブネ。そこに並びかけたのが⑪ウインカーネリアン。しかし、府中の直線は長い。残り400で、ふたをされていた⑦ロマンチックウォーリアは進路を確保すると、鋭く伸びてきます。後方の外から⑤ナミュールも伸びてきます。残り200mで、⑦ロマンチックウォーリアが先頭に立ち、外から伸びてくる⑤ナミュールと⑩ソウルラッシュが強襲します。しかし、差は縮まらない。2番手争いは⑤ナミュールと⑩ソウルラッシュの叩き合いという感じで、ゴールします。 結果 1着、⑦ ロマンチックウォーリア。2着、⑤ ナミュール。3着、⑩ ソウルラッシュ。3連複配当 3,280円。しかし、勝った⑦ロマンチックウォーリアは強いですね。先行した馬で残ったのはこの馬だけですし、力でねじ伏せたという印象がします。馬場も味方したとはいえ、快勝でした。日本のトップマイラーたちも力及ばずといったところでしょう。4着が②ガイアフォース。5着が⑰セリフォスですから、マイラーの能力通りという感じです。それらをねじ伏せているのですから、この香港馬は強いという感じでした。1.2.4番人気の決着ですが、意外についたなという感じです。苦労した割にはという感じがしなくもないですが、紛れが無かったことは良かったなと思いました。
G1レースは残すところ、宝塚記念だけという感じなりました。早いものです。今年は高松宮記念、大阪杯で連敗後、桜花賞は獲れたものの、皐月賞、天皇賞春と連敗し、NHKマイルは獲れましたが、ヴィクトリアマイルで惨敗。オークス、ダービー、安田記念と連勝できたのはまずまずといったところです。無理だった馬券はヴィクトリアマイルのみで、あとのはずれたG1は獲れていた…というか、凡ミスで取りこぼしたレースでした。こういう凡ミスを意識して無くそうと心がけたのが5月からのことですから、そこからはまあ、良い感じでG1レースの馬券は獲れたかなと思ってはいます。ただ、その他の平場では散々だったので、これらのレースの勝率を上げないと、やられてマイナスが続くという悲劇しかないですね…とはいえ、今週末、来週とG1はお休みでの重賞ですから、紛れがありますから、穴馬券を獲れるチャンスが出てきます。まあ、ハズレる確率も高いのですが…しかも今週からは函館開催。函館の傾向は把握しているので、いささか楽しく馬券検討が出来そうです。今月末からは夏競馬が始まるということですから、荒れて当然の夏競馬。これも楽しみになりそうです。そういうことを思っているから、時間が早く過ぎてしまうのでしょうね。まだ、暑いという感じではない、気候が良い感じですが、これから梅雨を迎えるにあたり、馬場も渋るでしょうから、なかなか難しいレース予想になりそうです。とはいえ、先週末のレースもお疲れさまでした。そういう思いで、ひと段落している感じではいますね。