昨今のニュースで北海道や能登でオーロラが観測されるというニュースを観ました。これは日本だけではなく、世界各国でそういう現象がみられます。通常、オーロラは北極、南極など緯度の低い地域で観られる、観測されるものですが、今回は北緯の低くない場所でも、オーロラが観測されるという事態になっています。これは太陽フレアが原因によるものですが、大雑把に言って、太陽の活動が活発化して、元気であるということのようです。その為、いろいろな不具合も現実的に起きているようですし、おかしなデマも流布されるような事態になっているようです。デマを流布する人は何を根拠に?という感じですが、こういうのには乗らない方が良いと思いますし、そういうデマを流す人は本当にヒマ人か、世界が亡びれば良いと考えているおかしな人だと思いますね。ただ、僕の考えでは、オーロラが北海道で観れる!というようなのんきなことで終わらすつもりもないと考えではいます。もちろんデマを流すつもりもないですし、危惧される事態は避けなければいけない、絶対にあってはならないことだと思っていますから、杞憂で終わって欲しいと願ってはいます。ただ、太陽活動が活発化した時に人間社会に何らかしらの影響を及ぼすことはあると思っているので、それが良い方に転べばよいと思うのです。

 

 太陽フレアによって危惧される、バッドニュースは通信機器に異常をきたすということです。これは直近でいわれていることで、日本の総務省も注意喚起の文書を出しています。放送トラブルや最悪、停電といった事態もありうることだと述べています。停電は本当に嫌なことですが、太陽フレアが原因ならば、これは致し方ないこと。放送トラブル、通信トラブルもこれ然り。どうにもならない、人知の及ばないところではありますから、こういう事態に、どうすべきかということは自分の頭で考えなければいけないことですよね。太陽がそうなっているわけですから・・・。次にデマ的なことで出ているのが人体の影響です。太陽の歴史を考えると、その都度、当時の生物が死滅したという記録はありませんし、逆に太陽活動が停滞し、氷河期が来たように、太陽活動が停滞した時はヤバいですが、太陽活動が活発化した時はそういう史実は残ってはいません。そう考えると、人体の影響はほぼないと考えても良さそうな気はします。2013年に太陽フレアが頻繁に起きた時に人体の影響で死者が増加したという話は無かったので、人体に影響が出る~!という話はデマであると僕は思っています。直接的な人体の影響はないと思っていますが、広義な影響はあると思っています。それはどういうことかと言いますと、過去の歴史を振り返って、どういうことが実際に出来事としてあったのかを検証することが大事であると思っているのです。

 

 太陽の活動は11年周期で衰えたり、活発化したりとを繰り返しています。現在は25期と言われていますが、たかだか、240年のデータしかないことがわかります。これは人類の科学で太陽を観測することが240年が限界であったということです。まあ、天動説が主流だったこともあるぐらいですから、太陽自体を軽視したところもありますし、太陽の活動によって、人類はどういう歴史を作り出したのかということはあまり、リンクさせて、検証されることはないのです。なぜかというと、縦割り構造が学問の原則だからです。天文学と歴史学が融合して検証するなんてことは絶対にありません。なにしろ、歴史学でも様々な分野、ジャンルが存在していますから、歴史学の中でも交流がないのに、ましてや他ジャンルとの交流などあり得ないからです。こういうことは科学の発展により、学者ではなく、在野の人達から流れが変わっていく展開になるでしょうから、こういう縦割りの学者たちは立場を徐々に失うことになる流れに今後はなりそうです。現在では学者は何を研究しているのかわからないけど、とりあえずエライ!と思われていますが、20年もしたら、変わり者、社会不適合者、世間知らずというレッテルが蔓延するかもしれません。まあ、学者のことはおいておいて、こういうケースの時は過去、何があって、どうなったのか、歴史から学ぶということは大事なことだと思うのです。

 

 では、直近で太陽フレアが頻繁に起きた年、2013年に何が起きたのか?から、検証してみると、世界的な出来事としてイラク戦争があげられます。イラク戦争自体が嫌な史実ではありますが、この出来事と太陽フレアの因果関係は不明です。というのも、現在は太陽活動周期リストの第25太陽周期に該当しています。2019年12月からが第25太陽周期が始まった時です。第24太陽周期(2008年12月~2019年12月)の活動はそこまで太陽の活動は活発とは言えなくて、逆に地球自体が寒冷化するのでは?と思わせる様な低調な活動期でした。その中での2013年の太陽フレアですから、そこまで太陽が活発になったということではありません。実はその前の第23太陽周期(1996年5月~2008年12月)の方が太陽の活動は活発でした。考えてみると、第23太陽周期にあたる年は世界的に見てもたくさんの事象がありました。ユーゴスラビア崩壊、ベルリンの壁崩壊。ソ連滅亡、等など。世界的な歴史的事象が多々ありました。ユーゴスラビア崩壊からのバルカン半島の紛争は1998年にコソボ紛争として激化します。と同時期に、湾岸戦争も始まりますから、バルカン半島と中東で紛争が激化するという人間としては悲惨な事件が多発しました。これらの戦争は起こるべくして起こったものですが、ここに冷静になってという概念が抜けているのは、太陽活動の活発化が影響し、民衆が戦争に賛同し、不満不平を爆発させ、ソ連が滅亡するという流れになっている気はします。この第23太陽周期には実に様々なことが変化した時と一致するのは偶然の産物ではないような気がしてます。こういう視点からいうと、今回の第25太陽周期での太陽の活動は第23太陽周期よりもはるかに高い数値をもって、活動の活発化がされているという予測が立ちます。そうなると、世界中で大変革をもたらすのでは?ということが考えられるのです。ですが、戦争は絶対にダメだと僕は思っていますが、事実、ウクライナ侵略戦争を仕掛けたロシアは2021年に行動を起こしています。狂気の沙汰ですが、いまだに継続しているのも事実です。中東でもイスラエルが暴れています。きな臭い感じはしています。中東で大規模な紛争が起きれば、当然間隙をついて、中国は動きますから、日本はのほほんとしていられません。冷静になって!と言いたいですが、太陽の活動が活発になると、人間への影響として好戦的になるというのは事実のように思えますから、本当にそうならないで欲しいと願うばかりです。戦争は多くの人が不幸になります。そんなバカなことをしないで欲しいという理性が働いてもらいたいと思うのです。

 

 太陽の活動が活発化すると大地震が起きるという説は僕はデマだと思います。というのも、こと日本での地震は太陽活動とは関係なく、噴火はするわ、大地震は起きるわという歴史があります。これは太陽活動が停滞している江戸時代でも頻繁に起きていましたから、因果関係はないと僕は思っています。こういうデマが出るのは本当にヤバい。地震はいつ起きてもおかしくはないという心構えは必要だと思うのです。僕は太陽活動が活発化することにより、好戦的なマインドになった人が増え、常軌を逸した熱狂的な何かが暴れまわることを危惧しています。民衆が、大衆が熱狂する時はロクなことが起きていないのは歴史的に明らかなことです。ですから、そうならないように、自分の頭で考えて行動を起こすというマインドが必要だと僕は思っています。面白いと思うのは、太陽活動が活発化した、第23太陽周期に、地球温暖化というデマが発生しました。太陽活動が活発化しているわけですから、地球が暖かくなるのは当然のことです。しかし、愚かなことにその原因を太陽ではなく、CO2にしてしまったことが間違えのもとです。事実として、第23太陽周期の時に気温は上昇したので、このまま上がり続ければ、地球は火の玉になる!と叫んでいた、馬鹿どもが、第24太陽周期になって、落ち着いてしまうと、途端に沈黙を守る形になっています。現在の科学でも地球温暖化の原因はCO2の増加ということを断定していません。わからないというのが結論です。ところが、いまだにCO2削減を行っている日本の政府首脳は遅れてきた馬鹿どもの集まりのように僕には見えるのです。環境省という環境に悪いことを推進している省があるのも皮肉にしか見えませんしね。環境破壊はあるけれども、地球温暖化の原因がCO2の増加によるものだというのは大きな間違えです。それを信奉している、またはまるめ込められている人達を僕は哀れに思います。実は地球の歴史の中で、CO2が大気中の成分の75%を占める時代がありました。環境学者の言説が正しいのならば、そういう時代は地球が火の玉になっていないとダメなわけです。では、その時代どうだったのか?植物が爆発的に増加し、酸素を量産した時代でした。日本では熱帯のような時代でしたから、各所で熱帯動物の化石が発見されているのです。でも、その時代も長続きせずに、氷河期に突入します。そういう歴史的な考古学の史実を環境学者たちは知らないのです。これが縦割り組織の愚かなところですね。残念ながら、地球の歴史を説明されると、環境学者は一同に沈黙しています。現在でも猛暑の時にしか、彼等は地球温暖化だ!と叫びませんし、冷夏の時は沈黙です。これはもう輩としか言えないと僕は思いますね。

 

 本来、地球は太陽の影響をたくさん受けていますし、それで成立しているという前提条件があります。古くは太陽を神として崇めた文化は世界中に存在しました。その最たる国は日本なのです。日の本の国、日本。日本という呼び名は太陽から来ているのです。もともと天照大神はざっくり言いますと、太陽のことです。太陽のような存在。天を照らすのですから、そういう名がついたのだと僕は思っています。太陽のような存在である神話の神様の末裔が現在の天皇になります。天皇の万世一系はそういうところからきている、物凄い伝統なのです。こんな国は世界中のどこにもありません。それだけ、日本人は古くから太陽を神と奉り、そのもとで森羅万象、八百神の神々が存在しているという文化、伝統の国なのです。それらが太陽のもとで様々な融合という形をとりつつ、栄え続けた伝統と歴史のある国なのです。地球が太陽の影響を受けない理由がありません。でも、それが当たり前になって、空気のような存在になっているのを、そういう存在ではないと掲げているのが日本という国の本質なのです。日本人はそこを本当は忘れてはいけない民族であると僕は思っています。ただ、どうでしょう。そこまで意識している人がどれだけいるのか・・・それは難しいところですよね。日本の再発見は日本人では無理のような気はしています。とはいえ、そういう意識のもと、日本人が活躍することができるのか?それははなはだ疑問ではありますが、希望は持っていたいかなとは思っています。未来はどうなるのかは誰にもわかりませんが、太陽の影響を受けての悲劇だけは何としてでも起こらないで欲しいと僕は願っています。冷静な判断をと願うばかりです。オーロラが北海道で見えてしまうという珍現象にさいして、このようなことを僕は考えました。