本日も、お目当てのお店に歩いて向かった日でした。週に2回の外食の日。外食するわけですから、やはり、美味しいものを食べたいと思うのが常々思っているところ。とはいえ、初見のお店はどうなることやらという感じではありますが、本日、行くところは不定期で通っているお店。ですから、味には間違えがありません。何の因果かわかりませんが、3月、4月と訪れたらお休みでした・・・で、今週の水曜日に用事の前に昼食をと思って、行ったところ、休業でした。こうなると、今週には食べないと!という意欲もあり、本日、伺うことにしました。歩いて向かったのですが、本日は天気も良く、程よい気温で、歩いていて凄く気持ちが良い。暑くもなく、寒くもないというこういう気候が僕は好きですね。気持ちは上がる感じです。普段、難波に行く道はだいたい決まっているのですが、本日は信号に逆らわないように進んでいくことにしました。目的地の方向さえ間違えなければ、必ず到着できるので、凄く気楽に歩きました。どの道を行くかは信号次第。信号が赤なら、目的地の方向に直進ですし、信号が青ならそのまま進むという感じ。ですから、初めて通る道もあり、以前、通ったことがある道だったり、とにかく、いつもとは違う道を歩いて、お店には到着しました。特に場所さへ分かっていれば、その方向に進むだけですから、道に迷うというか、道のことで何か考えることもなく、別のことを考えながら、風景を楽しみつつ、歩いていました。で、何を考えていたかというと、幸せとは何か?ということです。

 

 結論からいっちゃいますと、幸せとは現象の見方です。幸せと感じるのか、不幸と感じるのかはその人、それぞれの感じ方でしょう。そして、その現象には続きがあります。つまり、その現象は切り取られた現象のみであり、人生は継続していきますから、その一瞬をどう感じるかということです。ここで大事なことは足りるということを考えているのか?ということです。ここで満足とか、ここで充分という感覚を意識として持っていないと、どんなに良いことが起きても満足はしません。この呪いにかかっている人は幸福感を味わうことができにくくなるでしょう。それはそれで、大変です。期待値が多いというか、大きいというか、そういうマインドは不幸を引き入れてしまうので、思い当たる人は気を付けて方が良いと僕は思います。仮に不幸だと思うことがあったとしても、結果的にそれがあったから、良い方向に人生が向いたということもよくあることです。人生には無駄ということがありません。何もかもが、現象の連続ですから、その時々をどう思うか、どう感じるかということが大事なことだと僕は思っています。僕の考えとしては、どうせ生きているのであれば、幸せだと思う方が、楽しいと思ってしまいます。どんな些細なことでも、感激し、感謝し、幸せなひと時と感じることが人生を豊かにしていると思うのです。どうせ生きているのならば、豊かな方が良いに決まっています。豊かにするのは自分次第、心の持ちようだと思っているので、感謝する気持ちもそうですが、幸せに感じる機会を自ら思うことで、より楽しくなると僕は思っています。今回、行ったお店も、充分、感激し、幸せなひと時と感じるモノでした。

 

 日本橋にあるこのお店に行きました。

 

 だしと小麦の可能性 さんです。メニューはこんな感じ。

 

 このお店の店主さんは常においしいモノを作りたいという意欲のある人で、新作へのチャレンジに余念がありません。今回は初めての醬油ラーメンを頂きました。

 

 ビジュアルは完璧です。味も美味しい。店主さんはまだ85点という辛口の評価ですが、このラーメンは物凄く美味しい。食べている時は至福の時でした。食べたことのない醤油ラーメンがコンセプトのようで、確かに、しょうゆの味、鶏の出汁の味が凄くすっきりと洗練されて出ています。濁りが全くない。しかも麵との融合が素晴らしい。煮卵も食べたことのない味で凄く珍しい。本当に美味しい醤油ラーメンでした。画像を撮るのを忘れたのですが、アボカドチャーシューパンも注文しました。これはこれで絶品です。凄く幸せなひと時でした。僕は美味しいモノを食べると涙が出るのですが、今回も出ましたね。素晴らしい一杯でした。ご馳走様でした。

 

 今回、このお店にしてよかったなと凄く思いましたし、幸せな気分で家路に帰れます。このお店は来るたびに、メニューがバージョンアップしているので、凄いワクワク感があります。多分ですが、今なら、並ばずに食べれますが、ちょっと時間が経過すれば、行列のできるお店になると思いますね。実はそういうお店が僕の経験上、多く遭遇します。僕の行きつけのお店が行列店になっていくという現象。僕的には嬉しいやら、悲しいやらという感じになります。並ぶ覚悟で行くお店になるのかなと思うと、まあ、それは店主さんの努力ですから、喜ばしいことと思うようにはしています。

 

 僕は食べ歩きで、今回は凄く幸せなひと時を体感しました。店主さんの熱意もありますし、とにかく美味しい。これには本当に嬉しい気持ちになります。こういう現象を幸せな時間だと僕は思っています。こういう現象を数多く、経験したいと思っているので、食べ歩きは止められませんし、大阪という街はそういうお店がたくさんあります。これは凄く僕には幸運なことです。大阪の食文化のレベルが高いということは知られてはいますが、身をもって体験できるのはラッキーの何ものでもありません。そういうお店がうじゃうじゃあるのですから、素晴らしいと思うのです。大阪に転居して正解だったと思っています。

 

 幸せは現象です。幸せなひと時の積み重ねを享受することで、自分が楽しくなれるのが良いと思っています。そういうひと時を噛み締めることで、人生が豊かになるような気がします。これは個々の感受性のことなので、僕はそういう感じです、という感じで生きていますし、そういう時間は尊いと思って感謝をしています。日常の楽しみってそういうことの積み重ねだと思うのです。僕はそういうひと時を忘れてしまわないように記録をしようと思っています。こういう何気ない日常にもいろいろな幸せなひと時はあるものですし、どんな些細なことでも、幸せと感じて噛み締めていきたいと思っているのです。