先々週に痛ましい事故があったのか、やたらと今週も落馬や競争除外が目につきました。福島牝馬ステークスでも、走行中に落馬があり、木幡騎手、吉田隼人騎手が落馬し、木幡騎手は命に別条がありませんが、4月22日10時の段階で吉田隼人の頭部負傷以外のその後の容態が発表されておらず、不安に駆られている状態です。やたら、落馬負傷が多いのですが、実は4月の競馬は一年で一番落馬の多い時期のようです。これは数字的にそういう傾向があります。原因は不明ですが・・・あーいう悲惨な事故があったからか、昨年も同じぐらい落馬があったのに、あまり気にはなりませんでしたが、今年は凄く気になります。そういう見方をするからでしょうが、4月は人にとっても、馬にとっても、ちょっと違うことをしてしまう時期なのかもしれません。かく言う僕も、先週末のレースはフワフワ感があり、普通なら、冷静なら、選ばない馬を選んでしまい自滅するという結果になってしまいました。地に足をつけて、冷静に、予想をしていれば、的中できるレースをなぜかわからない馬を入れたために、来る馬を消しているという事実。このフワフワ感は仕方がないのですが、せめて、競馬だけは冷静、沈着で臨みたいと思いますし、そうでないと的中なんかできません。いろいろフワフワしてしかも欲も絡まり、結局、ハズレルのはこの時期特有です。今年もやってしまったか…という思いがあります。ですから、来年のこの時期は本当に注意深く、意識していないとアカンなとは思います。結局、損をするのは自分ですし、そういう戒めを覚えていておかないとえらい目に遭うというのが正直な感想です。今週はちゃんとしようと意識していきたいと思いました。それでは、今週も重賞の回顧をしていきます。

 

 

 4月20日  クッション値  東京  9.3  京都  9.9  福島  9.5

 4月21日  クッション値  東京  9.5  京都  9.9  福島  9.5

 

 

 4月20日 福島牝馬ステークスGⅢ 芝1800 牝馬限定戦 16頭 晴れ 良馬場

 

 今年の福島はとにかく芝の状態が良い。内前有利の馬場状態がずっと続いています。福島は開催がすすむにつれ、外から飛んでくる差し勢が徐々に進出してくるものですが、福島最終週なのに、Bコース替わりと、ただでさえ内有利が加速する馬場になっています。いつもの福島牝馬ステークスを考えると、外枠有利、差し有利という固定概念があるのですが、今年は多分違うでしょう。前有利、逃げ有利になると考えます。今年はそういう感覚で馬を選んでいこうと考えます。とはいえ、先行馬が揃って、外枠に行ったこともあり、これがまた難しくしています。逃げるのは⑫ラリュエルでしょう。この馬は逃げられなければ、終わりですが、積極的な騎乗をしてもらいたいと考えます。二番手は⑧ウインピクシスでしょう。後方差し勢は思い切って嫌いたいという感じではあります。

 

 予想

 

 ◎ ① コスタボニータ

 〇 ⑧ ウインピクシス

 ▲ ⑯ グランベルナデット

 △ ⑬ ライトクオンタム

 △ ⑩ キミノナハマリア

 △ ⑪ タガノパッション

 穴 ⑫ ラリュエル

 

 ①コスタボニータは良い枠に入りました。前目の内つけられれば、実力はあるでしょう。調教も良くて、この馬が本命です。⑧ウインピクシスは福島で走る馬。復調気配もあり、調教も抜群に良かったので、この馬をセレクト。前に行けるのも魅力的です。⑯グランベルナデットは能力のある実力馬。あとは結果が出ていない。外先行をするのはシンドイでしょうが、2000が適距離なので、外々を回っても馬券内には来ると考えました。⑬ライトクオンタムは前走から復調気配で怖い馬。実力はあるので、それを出し切れればという感じです。本来先行できる馬なので、ここは押さえたいですね。⑩キミノナハマリアも先行できる馬なので、ここは押さえたいですね。騎手は馬券内にしか走らせていないので、ここは期待します。⑪タガノパッションはもし差して来る馬がいるのなら、この馬しかないと考えました。小回りは得意な馬ですし、まくりもあるので、ここは狙いたいです。穴は⑫ラリュエル。逃げれればしぶとい馬です。気分よく走れればという感じです。前走は不利な外枠から逃げているので、ここでも出せると考えます。このレースは①コスタボニータを軸に3連複で勝負します。

 

 

 結果

 

 逃げたのは⑧ウインピクシス。⑫ラリュエルは逃げられずの2番手。これはアカン。ホンマに北村騎手は8枠じゃないと買えない騎手やわ…⑫ラリュエルは終了・・・同じく外の2番手に⑭フィールシンパシー。これは垂れて欲しい。内の3番手に①コスタボニータがつけて、外には⑯グランベルナデットもついている状況。これは良い感じ。中団には中に⑮シンリョクカがついている。隊列が決まったところで、向こう正面で、後方にいた⑪タガノパッションがまくっていき、先団に取り付くと、そのところで、アクシデントが・・・⑮シンリョクカが落馬。隣にいた、⑯グランベルナデットは上手く回避。その後ろにいた、⑬ライトクオンタムも落馬。⑦ファユエンは2度のジャンプで回避。⑩キミノナハマリアは大きく外に膨れての回避しました。こうなると、後ろにいた馬の着は無くなりました。4角を回って、先頭には⑧ウインピクシスがいて、外から⑭フィールシンパシーが並びかける。直線に入り、⑧ウインピクシスの後ろにいた①コスタボニータが進路を探す。⑧ウインピクシスを捉えた⑭フィールシンパシーが伸びてきたところで、スペースを見つけた、①コスタボニータが物凄い脚で伸びてくる。ここでゴール。 結果 1着、① コスタボニータ。2着、⑭ フィールシンパシー。3着、⑧ ウインピクシス 3連複配当 8,880円。このレースは仕方がない。たらればは無いですから、考えても仕方がない。とはいえ、前残りと振っているのならば、⑭フィールシンパシーは買えた…そっちを穴にするべきでした。なぜか、⑫ラリュエルに期待してしまった。北村騎手は8枠以外は買わなくて良い騎手なので、バッサリと行けば良かった。とはいえ、落馬は不運な事故ですが、人馬共に無事を祈ります。特に吉田隼人騎手の落ち方がやばかったので、心配です。元気に戻ってきて欲しいです。

 

 

 4月21日 マイラーズカップGⅡ 芝1600 17頭 雨 稍重

 

 このレースは安田記念の前哨戦の位置づけです。このレースは開幕週ということもあり、内前有利が基本です。逃げ残りもペースによってはあるうると考えています。ただ、今回はG1級の馬が2頭出てきます。この2頭は安田記念へのたたき台としてこのレースを選んでいますが、凡走をするとは考えにくいぐらいレベルが突出しています。荒れるとしたら、この2頭が飛ぶことですが、なかなか難しい。さらに、3頭目に何が来るのかが微妙です。重賞で好走している馬なのか、それとも前で残ってしまう馬なのか。しかも、朝はクッション値が高いモノの昼頃から雨が降り出し、レース直前には稍重までの状態になってしまいました。こうなるとますます難しい。クッション値が低い方が走る、③セリフォスの方が優勢か。とはいえ、出来がそこそこという感じですし、⑭ソウルラッシュにしてみれば、高速のスピード決着よりは多少馬場が重い方が時計がかかり、適応できますし、この2頭が飛ぶのを考えるのは難しい。そうなると、どの位置にいる馬が有力なのか、そこを見極めるのが難しいレースですね。という感じで予想に入ります。

 

 予想

 

 ◎ ③ セリフォス

 〇 ⑭ ソウルラッシュ

 ▲ ⑩ コレピティトール

 △ ⑧ トランキリテ

 △ ⑫ ソーヴァリアント

 △ ① トゥードジボン

 穴 ④ リューベック

 

 本命は③セリフォスにしました。内枠ですし、川田騎手が間違えた騎乗をするとは思えません。馬の能力次第ですが、馬券内はあると考えました。⑭ソウルラッシュは団野騎手への乗り替わりと、外枠で先行勢が残るなかで、どこまで行けるかという感じです。とはいえ、この馬も馬券内はあると考えてはいます。⑩コレピティトールは京都金杯のイン突きは見事でしたし、同じような競馬をしてくるであろうということは考えられます。ですから、この馬は押さえたいと思いました。⑧トランキリテは京都のマイルは走るというイメージです。後方にいそうですが、ここは武豊が鞍上なので、何とかしそうな気がしています。⑫ソーヴァリアントは強い馬ですが、いつ走るかわからないという馬券を買う身には悩ましい存在です。ここは押さえておきたいですね。①トゥードジボンは先行できますし、多分逃げると思います。藤岡祐介騎手は20日に勝ちまくっているので、何か吹っ切れたのかと。ここは狙ってくると考えます。穴ですが、④リューベック、⑨二ホンピロキーフ、⑬セッションで悩みました。どれも来そうな感じがしていましたが、ここは人気のない、④リューベックに賭けたいと思いました。他の2頭も怖いのですが、悩んだら人気薄にというのが馬券の基本。人気薄を選ばないと、それが来たときのダメージが大きいのでそう考えました。このレースは③セリフォスを軸に3連複で勝負します。

 

 結果

 

 逃げたのは①トゥードジボン。2番手は⑬セッション。3番手は②スパイダーゴールドで、⑰エエヤンは逃げずにかかり気味。良い感じで①トゥードジボンは逃げていますが、稍重にしてはちょっと時計は早め。中団の内に③セリフォス、外に⑭ソウルラッシュ。③セリフォスの後ろのインに⑩コレピティトールが控えています。これは岩田、仕事をするのか?という感じです。4角を回って、直線に。良い手ごたえで、先頭は①トゥードジボンですが、大外に出して、⑭ソウルラッシュが伸びてくる。⑭ソウルラッシュをマークしていた感じで⑨二ホンピロキーフも同じように上がってくる。内のごちゃごちゃを制して、③セリフォスも伸びてくる。坂の手前で、①トゥードジボンは失速。⑭ソウルラッシュが先頭で、そこに③セリフォスも迫ってくる。3頭がそれ以外の馬を引き離してゴールに。 結果 1着、⑭ ソウルラッシュ。2着、③ セリフォス。3着、⑨ 二ホンピロキーフ 3連複配当 2,070円。これは、難しかった…1.2着は堅いですが、3着が悩んで消したヤツ・・・でもまあ、順当ですね。一発狙い過ぎていたのが僕のおかしなところ。このレースはそういう流れではなかった・・・とはいえ、レース展開の読み間違え。前残りがあるはずが、前に行った馬達は全て壊滅状態。これはレース展開の予想をしくじりました。そうなると、差し寄りには買えませんから、完敗ですね。もっとスローになると思ったのですが…難しい感じでした。

 

 

 フローラステークスGⅢ 芝2000 3歳牝馬限定戦 14頭 曇り 良馬場

 

 このレースはオークストライアルしての前哨戦です。このレースでの上がり最速の馬がオークスでは好走するという感じになります。とはいえ、このレースは三歳牝馬にとっては未知の距離になる馬も多くいて、そうなると、ペースはスローになります。で、開幕週の東京ですから、内前が有利。逃げ馬の前残りは充分考えられるレースです。このレースは毎年そういうレースになることが多く、逃げ馬が優勢ですし、前に行った馬が有利ですから、そういう馬から積極的に狙っていきたいですね。逃げるのは枠の有利さから言っても、④エルフストラック。2番手は⑪ユキワリザクラでしょう。東京の2000は外枠が不利なので、よほどのロケットスタートをしない限り、前につけるのは難しい。しかも外枠の馬は終始、外を回される可能性も出てくるので、内枠の馬を基本線として買っていきたいかなと思います。それでは、予想です。

 

 予想

 

 ◎ ④ エルフストラック

 〇 ⑥ トロピカルティー

 ▲ ⑧ アドマイヤベル

 △ ① バロッサ

 △ ③ ラヴァンダ

 △ ⑬ カニキュル

 穴 ⑪ ユキワリザクラ

 

 ④エルフストラックは逃げるのには最有力候補。そのまま逃げ切れれば、良いと考えました。逃げに定評のある横山和生。ここは逃げてくれるでしょうという祈りですね。⑥トロピカルティーはこのレースで3頭のお手馬が戸崎騎手にはあって、この馬を選んでいるのが決め手。中山では買えるけど、東京では買いにくい騎手ではありますが、ここは順当にという感じです。⑧アドマイヤベルは東京2000で馬券内に来ていることから実績は充分。鞍上も格上げされているので期待は大ですね。①バロッサは好枠であり、先行できる馬。ただ、前走は出ましたが、出遅れ癖のある馬なので、そこが不安。出遅れたら、後方なるのは目に見えているので、ここは印を落としました。③ラヴァンダは距離不安があるものの、前走のチューリップ賞はレベルの高いレースでしたから、ここでは能力は高いと考えました。⑬カニキュルは後方にいる馬ですが、もし上がり勝負になったら、馬券内はあるかもと思い、押さえておきました。穴馬として⑪ユキワリザクラ。万が一、④エルフストラックが逃げられない場合、この馬が逃げると思います。そうなると、展開的に馬券内には残りそうな感じがしていますから、ここは押さえておきたい。このレースは④エルフストラックが確実に逃げる保証がないので、2頭の軸にしようと考えました。で、1頭は④エルフストラックなのですが、2頭目を何にするか、⑥トロピカルティーか⑧アドマイヤベルか。横山家を2軸にするのはちょっと・・・と思い、⑥トロピカルティーにしました。その2頭を軸にした3連複で勝負します。ですから、25点買いです。

 

 結果

 

 逃げたのは④エルフストラックでも⑪ユキワリザクラでもなく、⑤メアヴィア。④エルフストラックは行き脚がつかず、最後方?⑪ユキワリザクラは二番手という感じ。スタートして向こう正面から取り返そうとしたのか、④エルフストラックがまくっていって、4番手の外にまで。行くなら行き切った方が良いのに…そういうペースなので、1000m通過が59秒。フローラステークスにしては速いペース。⑭クリスマスパレードは怖い馬だったのですが、ちゃんと前目につけているのが不気味です。やや速いペースで4角を回り、直線に。直線に入ると、⑪ユキワリザクラが逃げている⑤メアヴィアに並びかけてくる。坂を上ると⑤メアヴィアは失速。そこに内を突いた③ラヴァンダが伸びてくる。内から③ラヴァンダ、⑪ユキワリザクラ、⑭クリスマスパレードと3頭の争いになるが、⑪ユキワリザクラの進路が狭くなり、後退する。そして、内から③ラヴァンダが伸びてくる。中団の前にいた⑧アドマイヤベルが外から、豪快にこの3頭を差しきる感じで、浮上する。後方にいた⑬カニキュルも猛追してくる。ここでゴール。結果 1着、⑧ アドマイヤベル。2着、③ ラヴァンダ。3着、⑬ カニキュル 3連複配当 6,500円。2頭の軸が飛ぶという…これは軸ミス。しかも、横山家で良かったやん!ってなった。4着はハナ差で⑭クリスマスパレードでしたから、ヒモ決着になりました。これは悔しい。横山家で行こうと前の日には思っていたのに…これは悔しいヤツ。とはいえ、⑪ユキワリザクラの進路が狭くなったのは非常に残念なこと。ちゃんと進路が確保されていれば・・・とは思いますし、もし、ちょっとの差で落馬になったら大惨事。大きな事故にはならなくて良かったですが、危険な騎乗は…とは思いました。このレースの上り一位の馬は⑬カニキュルですが、オークスに行ったら面白いですが、賞金の関係で難しくはなりました。このレースも展開が思っていたのと違うレースでしたので、これはこれで仕方がないのですが、横山和生の騎乗ミスはアカンと思いましたね。

 

 

 先週末はゲロ負けでした。しかも、展開が予想と違っていたので、これは当たらなくても仕方がない負け方ではありました。もうちょっと、僕がマトモなら、取れていた馬券でしたが、もうワンパンチが不足しているというか、当たりにたどり着かない不甲斐なさを感じました。今週からはG1シリーズが続きます。この回顧を終えないと、次に進まないのが僕のマイルール。このブログをお話し終えてから、今週のG1の行方を考えたいと思っています。終わったら、もう次、次。とやっている、競馬ユーチューバーを僕は軽蔑しています。当然、的中した時だけドヤっているのもどうかと思っています。当たっても、ハズレても、回顧することは大事です。レース回顧は必ず次に繋がりますし、新たな視線も見えてきます。回顧をしてからこそ次に行けると僕は思っています。ですから、何とか回顧をし終えてから、という思いでいます。とはいえ、回顧をして思ったのが、馬券の組み立ての構造をミスると、馬券は当たらないし、おかしな邪な考えは禁物ということも悟りました。はずれる様な誘導があるのは事実ですが、ここは冷静沈着を取り戻して、馬券に向き合いたいと思っています。