やっと春らしい気温になりましたが、天気は春特有の雨がいつ降るのかという感じの季節になってきました。今年は3月末に行われるG1シリーズの第3弾というところ。今年のG1は全て万馬券という難しいレース。今年は荒れそうという予感は的中で、今回の大阪杯も非常に微妙なメンバー構成ですので、絞るのが難しいレースでした。現在の競馬を買う人のマインドはとてもリテラシーが高く、それっぽいという馬は人気するという現象が起きていますので、大体王道のような感じですが、それでも荒れるというところなので、裏の裏を読んでいかないと馬券には結びつきません。しかもG1ですから、調教の差がほとんど出ないですし、当日の馬の調子やメンタル部分、走ってみないと分からない展開ですから、これはもう、情報として出てくるものには限界がありますし、まさに一寸先は闇。力量さが微妙ですと、さらに難しくはなります。こうなると自分を信じるしかなくなります。自分の良いと思った馬をセレクトすることが重要ですが、自分自身の運気が低いと、それは当たりからは遠ざかる形にはなります。先週末はそこまで負けませんでしたが、先にお話ししますと、今回の回顧する重賞はダメでした。特にG1は3連敗で、昨年は高松宮記念以外のレースはここまで勝っていますし、桜花賞も勝っているので、調子は良さげだったのですが、今年は本当に的中できません。軸は合っているし、あと一歩の馬が拾えていない。これは堪えます。徐々に運気は回復傾向だと信じたい心境で、このままずるずるとは行きたくはないですね。とはいえ、ドバイのレースもあったのですが、海外のレースは以前、痛い目に遭っているので、ここはスルーです。当たる気がしないですし、確かな情報も得られないので、まあ、見ているだけ・・・という感じです。夜更かしになるので、リアルタイムでは観ませんが…ドバイは今年の日本馬の人気馬が勝てずに、伏兵の日本馬が馬券に入るという展開でしたから、買わなくて良かったと胸をなでおろす感じです。先週末は2場開催で、行うレースは少ない分、何だか気合もイマイチで、そういうマインドがますます難しくさせたかと思いますね。ということで、回顧をしていきます。

 

 

 3月30日 クッション値  中山  8.5  阪神  9.1

 3月31日 クッション値  中山  9.2  阪神  9.4

 

 

 3月30日 ダービー卿チャレンジトロフィーGⅢ 芝1600 ハンデ戦 16頭 晴れ 稍重

 

 このレースは毎年波乱含みの荒れるレースです。しかも、金曜日の大雨で、金曜日の時点では馬場が不良。3月30日の朝の時点で重馬場でしたが、回復して、レース直前では稍重まで回復しました。こうなると、中山は内から乾いていきますから、断然に内を回った馬が有利。しかも、コース替わりで、内がよろしい感じですから、余計にその傾向は強まります。とはいえ、このレースメンバーを見ると確たる逃げ馬が不在です。何が逃げるのかわからないレースというのも展開を考えるうえで、難しさを増します。逃げた馬が馬券内に来るのはほぼほぼ確定ですので、内枠の馬、逃げそうな馬をセレクトしないといけないレースです。メンバーを見ると⑨セッションが逃げるでしょう。絶妙のスロー展開に持ち込まば、重馬場も苦にしない馬なので、これは妙味があります。こういう時に思い切って行ける騎手というのは重要なところですから、その辺も見極めたいと思いますね。

 

 

 予想

 

 ◎ ② パラレルビジョン

 〇 ⑨ セッション

 ▲ ⑪ ニシノスーベニア

 △ ⑬ クルゼイロドスル

 △ ⑤ アスクコンナモンダ

 △ ⑧ アルナシーム

 △ ⑦ ディオ

 穴 ⑥ インダストリア

 

 ②パラレルビジョンは戸崎騎手に乗り替わりですが、中山の戸崎は怖い。しかも鬼の居ぬ間に戸崎というぐらい、有力騎手がドバイに行っているなかで、勝ちまくるというのはよくあることです。この馬はいつもお世話になっていますし、中山は得意なイメージがあるので、ここは本命です。⑨セッションは逃げるならこの馬だと思い、逃げたらしぶとく前に残ると考えました。⑪ニシノスーベニアは前走、重馬場で圧勝しているところから、ここでも良い勝負になるかと思い、セレクトしました。⑬クルゼイロドスルはこの馬は中山巧者ですし、この馬が出るレースはほぼ、馬券に入れてました。逃げるならこの馬かと思いましたが、前走が溜める競馬で勝ってます。せっかくそういう競馬を教え込んだので、前に行くとは考えにくい。ということで、印を落としました。⑤アスクコンナモンダは重馬場適性もあります。最後に突っ込んでくるイメージがあったので、この馬をセレクト。⑧アルナシームは先行できれば、しぶとく残せそうな馬ですし、調教も良かったので、セレクトしました。⑦ディオは3連勝していますが、重馬場適性は血統的にありそうですが、騎手が不安な点、中山がどうかという点ですが、まあ、押さえておこうかなという感じです。穴は⑥インダストリア。昨年の勝ち馬ですし、状態は良くないという情報があり、ならなおさらという感じで、穴馬に使命です。あとは、⑬クルゼイロドスルと⑩エエヤンという2頭の乗り馬が出走しておきながら、デムーロ騎手が⑩エエヤンを選んでいるのが不気味でした。しかし、⑩エエヤンはクッション値で高い方で走る馬だと考えているので、消しました。今回は8頭選んでいますし、②パラレルビジョンを軸に3連複で勝負します。

 

 

 結果

 

 最初の好スターとは②パラレルビジョン。それをかわして⑨セッションが先頭にと思ったのですが、1コーナーを過ぎて⑩エエヤンがかかり気味で先頭に立ちます。⑩エエヤンが逃げる形に。徐々に、⑩エエヤンが後続を引き離しにかかります。3コーナを過ぎて⑩エエヤンがさらに引き離しにかかり、7馬身程差を広めます。4コーナでは馬群が詰まっているものの、⑩エエヤンは3馬身程開いて、直線に。それを追うのは2番手にいた②パラレルビジョン。内で溜めていた⑤アスクコンナモンダも良い脚で突っ込んでくる。外から①ダディーズビビットも突っ込んでくるが、坂の手前で失速。②パラレルビジョンは坂の途中で⑩エエヤンを捉えて、先頭に。⑤アスクコンナモンダも⑩エエヤンに迫るが届きそうもない。真ん中から、凄い脚で⑪ニシノスーベニアが突っ込んでくるも、馬券内には至らず。 結果 1着、② パラレルビジョン。2着、⑩ エエヤン。3着、⑤ アスクコンナモンダ 3連複配当 15,740円。ヒモ抜け…。⑩エエヤンが逃げるんか!ってなりました。デムーロ騎手はこういう時にやりますよね。思い切った騎乗ができるのはさすがと思いました。クッション値が低くても、シルバーステート産駒でも走るのが意外でした。⑩エエヤンは稍重で勝利があるので、ひょっとしたらとは思ったのですが、何しろ、買い目がこれ以上増えるのは…となって、難しいレースでした。結果を見ると、惨敗している馬を押さえているわけですから、展開ひとつで、こんなに変わるの?となります。逃げ馬不在というのはレース展開を読むにあたり、難しくさせますね。

 

 

 3月31日 大阪杯GⅠ 芝2000 16頭 晴れ 良馬場

 

 このレースも能力に突出している馬がいないので、難しいレースです。しかも逃げ馬不在です。阪神はコース替わりでこちらも内枠、内の立ち回りが有利なっています。あとは何が逃げるのか?有力馬がドバイの方に行っているので、鬼の居ぬ間に洗濯的な感じで、レースレべルとしては疑問も、まあ、G1ということで、気合は入りますが、難しいレースです。というのも、4歳レベルが今年は微妙だからです。昨年の皐月賞馬、ダービー馬が出走しますが、これがどうなのか?ざっくりと4歳を避けてという考え方もありますが、かといって強い5歳馬がいるかというとまたまた微妙。強さのレベルが均衡している感じですので、走ってみないと何とも言えないという難解なレースです。毎年牝馬は絡むレースですが、今年の牝馬はパッとしませんので、これもまた微妙。逃げるとしたら、⑤スタニングロースか。逃げ宣言をしている⑨ステラヴェローチェも果たして逃げるのか?前目に行ければ、何とかという感じですが・・・やはりG1なので、調教はそれほど大差がありません。どれも良い仕上げ方をしています。ファクターとしては展開ですが、これも何が逃げるかわからないので、予想は困難。あとは馬の調子やメンタル面になってきますが、これも推し量れないところですので、走ってみないと分からないのが正直なところ。とはいえ、予想は立てるものの、全く自信無し。展開は前有利、内有利だと思うのですが果たして… 古馬のレースなのに難解なレースではあります。

 

 

 予想

 

 ◎ ⑨ ステラヴェローチェ

 〇 ⑪ べラジオオペラ

 ▲ ⑧ プラダリア

 △ ③ タスティエーラ

 △ ⑤ スタニングローズ

 △ ② ローシャムパーク

 穴 ⑥ ジオグリフ

 

 

 ⑨ステラヴェローチェは長い休養期間を経て復活した馬です。前目は獲れそうですし、この馬は強いと思っているので、本命です。⑪べラジオオペラは芝2000ならば4歳馬の中でこの馬が一番強いと考えています。現4歳馬で古馬と真っ向勝負して良い成績を上げているのはこの馬ぐらいです。あとはボロ負けしています。阪神2000では勝ち星もあるので、ここは期待したいですね。⑧プラダリアはGⅡでは信頼おける馬ですが、G1ではどうかという感じです。ただ、今回のメンバーでは・・・2000も短い気がしますし、ここは馬券内はあるかもと思っています。③タスティエーラは先行できますし、長い脚を使える馬。順当ならば、この馬を推すのですが、4歳馬がどうか?という試金石みたいな感じですので、ここでは印を下げました。⑤スタニングローズは前に行ければ粘れる馬ですので、展開的に向きそうですし、逃げるかもしれないと思い、逃げ粘りは充分可能性が高いですから、この馬は押さえたいですね。②ローシャムパークはメンバーの中では一番強い馬だと思います。しかし、内枠で出が遅く、後方になりそうな馬ですから、どう戸崎騎手が乗っていくか。外枠ならば本命でしたが、この枠ですとここまで印を下げますね。阪神の戸崎は成績も悪いので、中山ほどの信頼感はないですね。穴馬は⑥ジオグリフですが、この馬は強い5歳世代ですし、イクイノックスに勝った馬なのに、同厩舎でドサ周り的なポジションになった不運な馬というイメージがあります。ちゃんとすれば、走る馬だと思いますので、ここは押さえておきたいですね。あとは差してきそうな馬がいたら押さえるのですが、今回は該当馬がいないと判断しました。このレースは⑨ステラヴェローチェと⑪べラジオオペラの2頭を軸にして3連複で勝負します。

 

 

 結果

 

 逃げたのは⑤スタニングローズ。2番手は出していった⑪べラジオオペラ。3番手内に、③タスティエーラ。外に⑮リカンカブール。4番手の内に⑧プラダリア、中に⑥ジオグリフ。といったところ。⑨ステラヴェローチェは行き脚つかず、それでも5番手の中といったところで、序盤の隊列は悪くないです。このまま行ってくれればと思ったのですが、そうは行きません。内目の後方になった②ローシャンパークが2コーナー過ぎて、まくりを開始し、3コーナーに入るまでに外目3番手の位置に。②ローシャンパークの後ろから2頭目のまくり返しが、⑩ソールオリエンス。ちょっと、タイミングが悪かったかな。二番目のまくりは上手くいかないのが通常ですね。3コーナーからまくりのおかげでペースが上がり、3番手以降の馬に異変が…まくりが決まると、位置が下がってしまう馬もいて、もろに影響を受けたのは⑨ステラヴェローチェ。4コーナーを回って直線に入ると、⑤スタニングローズ、⑪べラジオオペラ、②ローシャンパークが3頭並んでの叩き合い。いつの間にかインに潜り込んでいた⑬ルージュエヴァイユが突っ込んでくる。坂の手前で、⑤スタニングローズは失速。2頭の叩き合いの中、⑬ルージュエヴァイユも伸びてくる。外から遅れて突っ込んできた⑨ステラヴェローチェ。2頭の叩き合いの中、⑪べラジオぺラが一歩リードしてゴールへ。 結果 1着、⑪ べラジオオペラ。2着、② ローシャンパーク。3着、⑬ ルージュエヴァイユ。3連複配当 22,720円。ヒモ抜け…涙。軸は何とか合っているのですが、ヒモ抜けです。⑬ルージュエヴァイユはノーマークでした。調教も目立たなかったし、まさか、イン突きで伸びてくるとは…この日、菅原騎手は穴をあけまくりの日で、そういう日が年に1回ありますが、それがこの日だった…ちなみに、これが続くと思われても、そうそうは穴をあけてこないので、人気薄は要注意ではありますが、なかなか上手くいくことはないので、予想に入れるのは難しいです。このレースは騎手の思い切った騎乗をした騎手が馬券内に来たという感じです。1着の横山和生は2番手の位置を取ったことが大きい。取りに行く姿勢が勝ちにつながりましたね。戸崎騎手のまくりは初めて観たかも。インで詰まって終了がいつもの戸崎騎手ですが、まさかあの早い段階でまくってくるとは…驚きました。そして、忘れたころに出る菅原騎手のイン突き。人気薄ですし、インが詰まったら仕方がないという腹をくくった騎乗です。なぜか、インがすっぽりと開くという偶然が無ければ、なしえなかった、馬券内。騎手の腕が光ったレースですね。横山武史も酒井学も騎乗ミスは免れません。こういう騎乗をしているから、大舞台が難しいのでは?と思ってしまいますね。

 

 

 先週末も重賞は勝てませんでした。先週末は買ったレース数が少なかったこともあり、多少は当たったので、大きく負け越すことはなかったのですが、プラスにはなっていません。いつになることやら・・・という感じです。今年から軸買いをしているので、投資額は少ないものの、的中しないことも多々あります。ただ、先週末は軸選びは間違えなかったのですが、ヒモ抜けという…これですとボックス買いをしているとダメージは多大でしたから、それは免れたなとは思っています。とはいえ、的中しないことには意味がないので、そこは反省ですね。大阪杯は⑬ルージュエヴァイユは拾えなかった…選択肢にすら乗らなかったので、まだまだ目が節穴だと思います。今週末は桜花賞です。昨年、一昨年とこのレースは的中しているので、相性は良いです。ただ、昨年は絶対的な馬がいたので予想はそこまで難しくはなかったのですが、今年は混戦模様。正直、直行組の強さのバロメーターがわからないので、難解です。ドバイで落馬して負傷したルメール騎手が当分休養になりますから、ルメール騎手の騎乗予定の強い馬に誰が乗るのか?その強い馬の良さを引き出せるのか?ということも考えねばなりませんから、難解です。桜花賞も荒れる気がします。桜花賞が荒れる時は人気薄が普通に馬券内に食い込むことが多々あるので、調子の良い馬が良さげですが、そういう情報は入ってこないので、推測するしかないようです。突然、走る馬もいますから、桜花賞も難解なレースです。何とか、的中にたどり着きたいという思いでいます。