なかなか、重賞を当てるのが難しい。あともうちょっとというか、選べきれなかったお馬さんが馬券内に来るとか。そういうのばっかりです。かなり的中には近づいてはいるのですが、ハズレはハズレ。何とも言えない悔しさがにじみ出ます。現金なもので、その的中で高配当ですと、余計に悶絶するような悔しさに包まれます。配当が低いと、そうでもないのですが…先週末のレースから小倉も開催されました。小倉は夏にボロボロにされている、苦手な競馬場。何とか、今回でその苦手意識を克服したいです。地方開催は魅力的で、そこまで荒れていなくても、3連複の配当が良い。で、大体が荒れます。この荒れる馬をどうセレクトしてくかが勝負です。そうなると、馬場の微妙な変化、クッション値が重要になっていきますね。1発狙うのなら、小倉は良い。小倉開催であまり良い目に合ってないので、今年は何とか一矢を報いたい想いですね。で、先週末の競馬の重賞の一発目が小倉開催の愛知杯。牝馬限定のハンデ戦。難しさが倍増です。過去のデータはあまり通用しませんし、悩ましいレースです。京成杯は明け三歳馬ですから、難しい。日経新春杯もハンデ戦で明け4歳馬の能力が?なので、これも取捨選択が難しい。先週末のレースも難しかったですね。ということで、回顧をしていきます。

 

 1月13日 クッション値  中山  10.7   京都  9.4   小倉 8.8

 1月14日 クッション値  中山  10.1   京都  9.4   小倉 8.9

 

 

 1月13日 小倉 愛知杯GⅢ 牝馬限定ハンデ戦 芝2000 14頭 晴れ 良馬場

 

 小倉開催の開幕週です。とはいえ、クッション値が低くて、高速馬場ではなさそう。通常ですと、内有利、前有利なのですが、クッション値が低い時は差しも決まりやすいので、なかなかセレクトが難しいです。このレース、逃げるのは④ウインピクシスでしょう。この馬がどういうペースを刻むかですが、スロー展開ならば、まくりもありえる状況です。それが小倉なので、そういう馬は警戒しないといけません。とはいえ、先行馬には有利であるのは開幕週ですから、仕方がないので、差し馬よりも、先行馬を重視したいと考えています。あとは小倉巧者を見つけておかないと、小倉だけ走るという馬もいますから、戦歴もチェックしないと。そういう中で、斤量と、調教の良さを考慮しながら、このレースの予想を考えていきたいですね。

 

 予想

 

 ◎ ⑫ ミッキーゴージャス

 〇 ④ ウインピクシス

 ▲ ② コスタボニータ

 △ ⑤ アレグロモデラート

 △ ⑧ ローゼライト

 △ ⑩ エリカヴィータ

 △ ③ タガノパッション

 

 ⑫ミッキーゴージャスは小倉得意の川田騎手がわざわざ、小倉遠征で乗りに来ているところがヤバい。しかも、今年定年の安田隆行厩舎の馬ですから、ここは勝ちにくるでしょう。この馬が馬券内に来ることはまず間違いないとは思ったのですが、何があるのかわからないのが競馬の怖さ。ここで日和ってしまう僕がいます。④ウインピクシスは調教も良く、斤量は手ごろ。しかも小回りは得意な馬なので、逃げて、自分のペースならば馬券内はありそう。②コスタボニータは金杯を除外になって、ここに出てきた馬です。ある程度仕上がってからの1週間待ちなので、状態がどうかというところが気がかりではあります。⑤アレグロモデラートは穴馬ですね。調教は良くて、斤量は51キロ。先行馬ですし、狙う価値はありそう。⑧ローゼライトは前走G1で先行しての力負け。GⅢならと思いますが、小倉得意の幸騎手は怖い。一発を持ってきそうな感じがします。⑩エリカヴィータは復活の匂いがします。月曜日に調教を終えて、早くも小倉入りと万全の態勢を敷いています。厩舎は最善の手に出ているので、この想いを汲み取りました。③タガノパッションは不利が続いている不運な馬。斤量も軽いし、差して来るのならばこの馬だと思いました。このレースの馬券の組み立ては⑫ミッキーゴージャスと④ウインピクシスの頭2頭の三連複フォーメーションで馬券を買います。

 

 結果

 

 逃げたのは①グランスラムアスク。2番手に④ウインピクシスが続きます。3番手に⑤アレグロモデラート。4番手に②コスタボニータと僕の馬券では良い感じの位置です。ペースは速く、1000m通過が57秒。これは差しも届くかなと思いました。3コーナー手前から⑫ミッキーゴージャスがまくる感じで、後方から徐々に進出。4コーナー手前で、①グランスラムアスクは後退し、④ウインピクシスが先頭に立つも、4コーナーで徐々に後退。代わって、先頭に立ったのが、⑤アレグロモデラート。その後ろにまくってきた⑫ミッキーゴージャス。そこから、直線に入り、⑫ミッキーゴージャスが先頭に。それを追った、②コスタボニータが詰めてくる。外から1頭、③タガノパッションが突っ込んできます。この3頭の争いで、ゴールという感じです。結果 1着、⑫ ミッキーゴージャス。2着、③ タガノパッション。3着、② コスタボニータ 3連複配当 3,220円。1.2番人気が馬券に絡んだので、配当はこんなものでしょう。ただ、愛知杯を獲れたのは気持ち的に大きいです。③タガノパッションは悩んで入れた馬なので、あぶねー!という感じです。いつもなら、消していた馬だったので、今年はついているかもと思いました。まあ、ボックスではなく、絞って買ったので、トリガミにならずに済んだという感じですね。

 

 

 1月14日 日経新春杯GⅡ 芝2400 ハンデ戦 14頭 晴れ 良馬場

 

 このレースは明け4歳馬の強さを計れるレースだと考えていました。というのも、今年の4歳馬は強いのか?というのが焦点です。しかも、4歳馬が人気していますし、ハンデも重いです。さらに、このレースは4歳馬の好走が目立つので、この取捨選択が難しいと考えてました。あとで予想に出ますから、先に言いますが、結局入れるんかい!ってなります。対する古馬で魅力的な馬が少ないことから、こういう予想にはなってしまいました。逃げるのは④リビアングラスでしょう。ここはT・カンタ騎手には思い切って逃げて欲しいですね。そうなると、逃げないと持ち味が出ない、⑥ディアスティマには苦しい展開。2番手につけるとは思いますが、果たしてどうでしょう。で、このレースはスロー展開と予想し、淀の坂越えからペースは上がり、持久力戦になると思います。そうなると有利になるのは先行している馬です。追い込み馬も、ここが勝負所で、脚を伸ばせればという展開になりますが、京都のこの時の馬場が重く、パワーを要するので、そういう適性にある馬が追い込んでくるという見方ですね。⑤レッドバリエンテは有力視できそうです。そういう感じで、予想に入っていきます。

 

 予想

 

 ◎ ⑧ ブローザホーン

 〇 ⑬ サヴォーナ

 ▲ ⑩ ハーツイーストワール

 △ ⑤ レッドバリエンテ

 △ ④ リビアングラス

 △ ⑦ ハーツコンチェルト

 △ ⑪ ヒンドゥータイムス

 

 ⑧ブローザホーンは前走は心房細動で競争中止でしたが、実力は折り紙付き。しかも、こういうタフ馬場は得意な馬で、有力なのですが、僕はこの調教師があまり好きではないので、軸にはできませんでした。⑬サヴォーナは斤量がわりかし恵まれた感想で、調教が良く、前目につけられる馬なので、外枠は問題ないでしょう。この馬の粘り込みに期待します。⑩ハーツイーストワールはこの馬の臨戦過程を考えると、凄い勝負気配を感じます。前走は叩きとしても、6着で大きく負けていませんし、ここを狙ってきている感が凄いです。⑤レッドバリエンテは前走不利がありながら、良く伸びてきています。この京都の今回のタフ馬場も合いそうで、期待が持てます。④リビアングラスは矢作厩舎の作戦通りという感じで、前走負けて、斤量を減らす作戦。そしてからのこの重賞を目標にしている点ではかなりの戦力性を感じますし、Tカンタ騎手の思い切りの良い騎乗を期待します。⑦ハーツコンチェルトは不器用な馬ですが、4歳世代ではトップクラスの実力。斤量も恵まれたので、下手な競馬はできない感じですね。⑪ヒンドゥータイムスは穴馬としては妙味があります。前走も2400で悪くない競馬でしたし、パワーのいる馬場は得意な馬なので、期待したいですね。⑭サトノグランツは最後まで入れるのを迷った馬です。ただ、斤量が57.5キロと背負わされた点。大外枠で、中団から外々回される可能性がある点、調教が凄く緩かった点を考慮すると、マイナスポイントが多すぎます。鬼の川田騎手でもこれは難しいのではと考え、消しました。このレースは3連複ボックス買いで勝負します。軸が決めれれば、⑭サトノグランツは入れれましたけど・・・

 

 

 結果

 

 逃げたのは⑥ディアスティマ。④リビアングラスは逃げれずに2番手。思い切った競馬が出来なかったか…驚いたのは3番手に8枠の2頭。内に⑬サヴォーナ。外に⑭サトノグランツ。これは意外でした。川田騎手の神騎乗。積極的に出していって、インを獲る作戦を敢行しましたね。川田もできるんか!ってなりました。この時点では嫌な予感しかしません。ペースは淡々と流れ、スローではありません。前には苦しい展開か。4コーナーでは⑥ディアスティマが失速し、⑭サトノグランツと⑦ハーツコンチェルトが並んで直線に入りました。残り200mでは内から⑬サヴォーナも伸びてきて、⑭サトノグランツと⑦ハーツコンチェルトと外から伸びてきた⑧ブローザホーン、4頭の叩き合いに。内の⑬サヴォーナが伸びてきて、外の⑧ブローザホーンも伸びてくる展開に。やや失速気味の⑦ハーツコンチェルト。こういう感じでゴールでした。結果 1着、⑧ ブローザホーン。2着、⑬ サヴォーナ。3着、⑭サトノグランツ 3連複配当 3,040円。これは誤算。⑧ブローザホーンは軸で良かった。そして、川田騎手があんな乗り方をするとは思わなかった。さすが一流騎手。枠は関係なかったですね。このレースは軸買いでいかないとトリガミになったレースでした。これはまあ、獲れたレースでしたが、最後に自分を信じ切れなかった弱さが出ました。また、T・カンタ騎手は重賞ということで、舞い上がってしまったのでしょうね。思い切った騎乗が出来ませんでした。こういう経験をしないと上手くいかないので、将来に期待したいですね。

 

 

 京成杯GⅢ  芝2000 3歳限定 15頭 晴れ 良馬場

 

 このレースも明け3歳戦として難しいレース。しかも、毎年荒れています。この時期の3歳馬の比較が難しいので、予想は難航します。何が逃げるのかも不明ですし、果たして本当に強いのか?という感じが抜けません。しかもこのレース横山家総出です。そうなると、横山典弘は参観騎乗するのかしないのか?そういう問題もあります。馬場はクッション値が高く、前有利な展開は変わらないと思いますが、何が前に残るのか、ここは勝負度合いとこのレースで賞金加算したいという意気込みを感じないといけないレースだと考えました。京成杯は昨年の勝ち馬、ソールオリエンスが皐月賞を勝ったように、近年は皐月賞と連動するレースになりました。しかも、大手の馬主の馬が出てこないレースなので、鬼の居ぬ間に賞金稼ぎには絶好の舞台となっています。そういう思惑も各厩舎にあるなかで、ここで賞金を積めたら、クラシック戦線で一歩リードできますから、重要なレースではあります。前評判で3強とか言われていますが、果たしでどうなのか?真価が問われるのはレース後となります。そう考えると、予想は困難を極めますね。

 

 

 予想

 

 ◎ ⑮ ジュンゴールド

 〇 ⑥ アーバンシック

 ▲ ⑧ ハヤテノフクノスケ

 △ ⑬ ドゥレイクパセージ

 △ ⑩ コスモブットレア

 △ ② バードウォッチャー

 △ ③ レイデラルース

 

 ⑮ジュンゴールドは2戦とも強い勝ち方をしています。しかも、わざわざ、坂井騎手が乗り込んでくるわけですから、勝負気配も凄いものがあります。調教も良かったので、この馬だと思いました。⑥アーバンシックは不器用な馬ですが、素質は感じる1頭です。昨年のソールオリエンスをだぶらす印象です。鞍上も一緒ですし、ここは期待できるでしょう。⑧ハヤテノフクノスケはこれも岩田騎手が関東に遠征してくるという勝負気配。調教も良いですから、ここは期待していですね。⑬ドゥレイクパセージは先行できる馬ですし、そういう馬が得意なキング騎手。キング騎手にはお世話になっていますので、ここは狙っていきたいですね。⑩コスモブットレアは前走が中山2000で4着ですが、全然本気出して走っていないという鞍上のコメントでした。馬が若いことと、かなり余裕残しの仕上げだったので、今回はイケると考えました。②バードウォッチャーはキタサンブラック産駒なので、馬場が合わないかと考えました。調教も良い感じではないので、どうかと思いましたが、ここはルメール騎手の継続騎乗。ここは逆らわないようにしようと考えました。③レイデラルースですが、実は前夜の段階ではここに、⑭ダノンデザイルを入れてました。ただ、横山家総出の時に参観騎乗を横山典弘がして、苦い経験をしているので、今回もそうであろうと消しました。で、③レイデラルースにしたのですが、前走が中山2000を先行して粘っていますので、そういう競馬が出来れば、馬券内はあるかと思いました。この時期の3歳戦なので3連複ボックス買いで勝負です。

 

 

 結果

 

 逃げたのは⑨アスクナイスショー。2番手に⑩コスモブットレア。3番手に⑧ハヤテノフクノスケ。5番手には⑭ダノンデザイル。⑮ジュンゴールドは中団ながらも、少し掛かり気味。これはやばいか。⑥アーバンシックは後方。ペースはスローで隊列も変わらず、4角から動く形に。4角先頭に⑨アスクナイスショー、⑩コスモブットレア、⑧ハヤテノフクノスケが並んで直線に向きます。この3頭の叩き合いが直線の坂下まで続きます。外から、⑭ダノンデザイルが伸びてくる。坂を上がったところから、馬群を縫って、⑥アーバンシックが物凄い脚で伸びてきます。横山親子が3頭を差して、ゴールへ。見ごたえのある力の入る一線でした。結果、1着、⑭ ダノンデザイル。2着、⑥ アーバンシック。3着、⑩ コスモブットレア 3連複配当 15,150円。クソ―!前夜の予想だったら、的中していたのに…無念です。しかし、横山家総出のレースでの横山典弘騎手の勝率は物凄く低い。それが勝つとは!驚きました。厩舎によっては参観騎乗を禁じる厩舎があるので、それはチェック済みですが、安田翔厩舎はわりかし自由に騎乗するので、参観騎乗だと思っていました。しかし、勝つとは…またやられました。横山典弘にはいつも苦い思いをさせられます。今日は本気に走るで!と言ってくれ!という感じです。これは悔しい1戦でした。なんだか、昨年から、2歳戦、明け3歳はもう少しのところで、負けている感じがします。ここらで、ちゃんと勝っておかないと思っているのですが…この流れで、クラシックには臨みたくはないですね。

 

 

 日曜日の重賞は負けました。特に京成杯は痛恨の極みです。日曜日の重賞は獲れたレースでした。こういうのをはずしていくと、のちに大きなしっぺ返しを食らうので、今週は気を引き締めて、向かいたいと思っています。今週末のレースはどうも天気が悪い予報が出ているので、馬場も悪くなるでしょう。ただ、昨年の春は週末が雨というパターンが多く、慣れてしまいました。あとは見極めさへ間違えなければ、イケるかなと思っています。直前にならないと、馬場の状態が把握できないので、そういう意味でも難しいレースにはなると考えます。しかも、ダート重賞もありますから。これは全然わからないので、でもやりますが、意外に思い入れがない分、イケるかなと軽く考えてはいます。考えすぎない方が当たる確率は高くなるのは実感していることですから、何とかなるような気はしています。でも、重賞の当たる確率が低いので、これは上げていきたいですね。今週末も勝負です。小倉開催も楽しみです。頑張っていきましょう!