なぜか、3時に目が覚めて、アベマTVで日本対スペイン戦が観れるなと思いました。当初の予想は日本の敗退。スペインに 0-3ぐらいで負けるのかと思ってました。まあ、一方的に攻められて、敗戦するだろうと予想していました。その予想は覆されました。驚きです!ビックリしました! スペインに勝つんだ~!という放心状態に近いものがありました。信じられない光景でした。戦前から、ドイツ、スペインには圧倒的不利という下馬評を覆して、この2国に勝つんですから、凄いこと!それだけ、ヨーロッパの国々と選手レベルでは日本の選手は劣っていないという証拠だと思いました。そもそも、サッカーは点が入らないスポーツですから、ジャイアントキリングが起きやすいスポーツでもあります。それでも、戦力差、能力差は如実に出ますし、強い国が勝つものです。しかし、今回、日本は強豪国に対して、泥臭いやり方で、耐えに耐えて、勝つということをしてくれました。奇跡って、2度も起こるんですね。素晴らしい!2大会連続での決勝リーグに向かいます。前回大会と違って、堂々との1位通過。こんなこと、誰が想像できたでしょうか?僕はいまだに信じられない気持ちがあります。しかも、試合後、二度寝をしよううかなと思ったのですが、興奮して、目がしゃきっとしています。(笑)

 

 この試合ですが、日本が良かったのは3バックで右ウイングバックに伊東純也を最初から入れてきたことです。3バックのフォーメーションも良かったです。まあ、普通はそう考えますが、森保監督は何をするかわからない謎の行動をとりますから…とはいえ、前半は完全にスペインが圧倒的に攻め続けるという展開でした。しかも前半11分にスペインが先制して、これは大量得点を僕は覚悟しました。しかし、日本の選手は耐えに耐えました。凄く泥臭い、献身的な守備で何とかしのぎました。ここで追加点が入ったら、アウトです。スペインは容赦なく攻めてきましたが、何とか持ちこたえて、前半終了です。

 

 後半開始からメンバー交代。久保➡堂安、長友➡三笘 となりました。ドイツ戦での勝ちパターンに持ち込みます。そして、後半3分に堂安がゴールを決めます!今回大会では堂安がラッキーボーイのようです。こういう選手が出てくるときには日本は強い。稲本、本田、乾と2得点決めている選手と並ぶ快挙です。後半6分には田中のゴールです。これは三笘のクロスがラインぎりぎりでほんの数センチの差でアウトになりませんでした。これはラッキーです。この日は日本代表は持っていたということだと思いました。これこそ、まさに奇跡!ゴールが認められた時はやったな!と思いましたから。とはいえ、そこからの約45分は耐えに耐え、泥臭いサッカーを日本は展開します。スペインに攻められっぱなしです。しかし、スペインは日本の守りを崩せず、どんどん単調になっていったのが印象的でした。後半17分に前田➡浅野になり、カウンターの怖さはスペインにとっては脅威のままでした。後半23分に鎌田➡富安への交代で、富安が右サイドバックに入り、伊東純也がシャドーに入ります。これは森保監督のこの試合のポカミスです。伊東純也は中のポジションは得意としてませんから。まあ、攻撃の機会はほぼない時間帯でしたし、富安が入ったのは大きい。最後はとどめとばかり、後半42分に田中➡遠藤という交代をしました。より一層、守備は安定します。で、タイムアップ。日本がスペインを破って、グループEを1位突破となりました。何だか信じられないですね。

 

 ノックアウトステージではベスト8を賭けた試合の日程がタイトなんですよね。中2日ですから。しかも相手は前回準優勝国クロアチア。強豪です。12月5日24時、キックオフです。クロアチアのサッカースタイルは当然、3バックです。スタイルとしてはコスタリカと似たタイプで、カウンターがコスタリカの5倍以上鋭いチームです。日本はある程度、ボールを持てそうですが、そこから突き崩すにはクロアチアの守備は滅茶苦茶堅いから厳しいです。日本は遅行では全く点が入る匂いすらないでしょう。そうなると、勝つ手段はカウンターのカウンター。そこには精度が必要なので、前田が出たら…浅野もスペイン戦で決定機をはずしてますし、なかなか厳しい戦いになりますよね。不思議なことにクロアチアとはワールドカップで良く戦うな~と思います。1分1敗の成績ですが、圧倒的な強さを日本に見せてはいません。ただ、クロアチアも泥臭くて、粘り強くて、しぶといサッカーをします。日本としてはある程度、出てきてくれる国との試合の方が組みやすいのかという印象です。お互いに決定的なゴールを決めるFWが不在なので、どうなることやら。ただ、三笘と伊東純也の先発の3バックと富安の先発出場で行くしかないと思っています。また、ボランチにはパスが出せる田中は入れた方が良いと思いますね。カウンターで決め切るという戦術が妥当かなと。ただ、森保監督のことですから果たして…この布陣で行かないと勝ち目は薄いと思っています。森保監督がおかしなことをすると、勝ち目は本当に薄くなるでしょう。とはいえ、楽しみであることは間違いないことです。

 

 以前から言っていますが、日本の選手の個の力はヨーロッパ強豪国の選手のレベルとは劣ってはいません。選手の力で勝ち取った、決勝リーグ行きです。悔いの残らないサッカーをしてほしいと願うばかりです。