学校に着くとそこはすぐ近所の学校とは思えないような神聖な雰囲気を放っていた。
一歩踏み入れるとなぜか背筋が伸びた。僕は1つ大人の階段を登ったんだな、なんて思いながら昇降口へ向かった。
先生らしき人が名前を聞いてきた。素直に応えると「2組です。」と言われて2組へ向かった。上履きに履き替える時、「よう!お前も2組なの?」と後ろから明るい声が聞こえてきた。振り向くと澤田がいた。澤田 浩二は近所に住む俺の幼馴染と言った彼と言うような人だ。
「そうだよ。ということは浩二も2組か、小2年の時ぶりだな。」
「そうだなー、でどうなんだ節子とは。」
浩二は昔、節子に告白をして玉砕している。それでよく話している僕に目を付けて何かと嫌味を言われてきたがなんだかんだ仲がいい。
「ん、まぁ卒業式からは会ってないよ。」
「えー、まじか、1日も会わない日はない所か肌身離さずいなきゃ嫌だ! みたいだったのにどうした。」
「いや、向こうがそうだっただけで俺はそんな事思ったことないから。なんか毎日連絡が来てたのが最近来ないってだけだから。」
ん、いや待てよ。さっきの逃げられた事と最近来なくなった事は何か大きな理由があるのか。まあそんな訳ないよな、猫でも追っかけていて追い越してしまったくらいだろう、それに最近は忙しかっただけだろうな。
そうこう話しているうちに教室に着いた。小学校が同じだった人が半分くらいいるのでそこまで緊張することもなく窓の外の景色を見て綺麗だななんて言える。
その時桜は葉桜になり始めてきた。
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