自分が少年期スポーツができて、今もスポーツ団体などに所属しているスポーツ馬鹿たちの意識に、
「自分たちは地域のためにスポーツで貢献しているのだから、その団体に関係のない地域民にも協力してもらって当然」
といった奢りを感じることがある。
先日、俺が指導員をしている団体の保護者役員が勝手に 地域のミニマラソン大会に会員たちを参加 させることを地域のミニマラソンの運営委員に約束してしまって、当然のごとくに「何日何時集合」とか言われて頭にきたのだが、
何のことはない、その保護者がミニマラソンの運営委員になっていて、
ミニマラソンの参加者が足りないから勝手に自分の子供が所属している団体の保護者会員に振ってきただけのことだ。
「参加者が足りないから誰か参加してくれないか」っていう要請を受けたら、俺も何度か言われて参加してるし(便所コオロギの項参照)別に気分を害することもないのに、
他人の都合も聞かずに「全員参加」の大号令を勝手に発し、「体力づくりだから」「ゼンブ走れなくてもいいから」というおためごかしに「何曜日に練習してるから集合」なんてシャアシャアと言ってくるのには「誰が行くか!」と反発してしまい、結局行かなかった。
大体何年も走っていないような保護者たちにいきなりミニマラソンの練習を強要するのは危険すぎる。
昔小学校時代は足が速かったというこのスポーツ馬鹿保護者には「自分も苦しかったけど頑張った!他の人も頑張れ!!キラキラ!!」というキモイ自己陶酔が感じられた。
他にも、俺が住んでいる地域には小学生の母親の会みたいなのがあるのだが、スポーツ馬鹿の母親が会長だった時代に、「母の会の会員は(当時会長の夫が活躍していた)ソフトボール大会に全員応援に行く」ような規約が勝手に作られてしまい、その競技にはまったく関係のない、家族がいっこも出ていないような母親も誰だかわからないけど頑張っているらしい地域の人を応援しに行かなければならなくなってしまったんだと。
「自分たちが頑張っているんだから地域の他の団体も当然のごとく流用」
という図々しさがこっちのケースにもプンプンする。
義姉は夫(俺の兄)の出場する試合応援に行かないで、小さい子(当時3歳くらい)を連れて炎天下ソフトボール大会の応援をさせられたことをいまだに根に持っている。
かようにスポーツ馬鹿は公私混同がはなはだしい傾向にあると思えるのだが、
最近あった世界陸上とやらの公務員のボランティアに、「仕事の質が悪すぎる」との批判が。
世界陸上で大混乱 選手とボランティアを気遣う声
25日より大阪で開幕した世界陸上選手権。アスリート達の熱戦の舞台裏では混乱が起きているとのことで、話題となっている.......... ≪続きを読む≫
ボランティアと称して公務員に無理やりタダ働きさせて仕事の質を求めるより、ちゃんと金払って従業員雇ったら?
そのほうが失業対策にもなるし、
この「世界陸上」とやらで大阪+マスコミは利を得てんでしょ?
自分らには宣伝とかで対価を得るくせに、現場で働く側には「ボランティアの一生懸命」で実力以上の働きを求めるってヘンな話だよなあ。
スポーツで地域を元気付けている
スポーツで感動を提供している
っていう自分らに都合のいい奇麗事で、他人にタダ働きを強要するなっつーの。
スポーツ馬鹿の定義については命名者のfabriceさんの記事参照。