不人気だから宰相は
安倍内閣の支持率が30%を割り込みそうだ。ついに、女性ファンも“安倍離れ”を起こしたのか。
世論調査の結果に安倍さんは「一喜一憂しない」と話しているが、この“強がり”はもはや意味がない。側近が「気にするな」と言うのだろう。この“激励”をまともに受け「一喜一憂しない」と言い続けると「お坊ちゃまネ」と言われるのがオチである。
内閣発足直後の1998年10月、支持率18%だった小渕恵三首相は「謙虚に受け止めたい」と言い続け、1年後には50%近くまで支持率を押し上げた。時には母性本能にも訴え「厳しいバッシングに遭い、批判に耐えている。私は鈍牛と言われているが、鈍牛にも血は流れている」と嘆いてみせた。女性は「謙虚な男」に好感を持つ。世の中、美女が美男を選ぶと決まったわけではない。武骨な男が「君は僕の太陽だ」と心底言えば、女性はよろめく。
「美しい国」という女性好みのキャッチを使った安倍さん。女性の心理は先刻ご存じだと思う。彼女たちは政治理念も大事にするが「現実」も直視する。
理念派(を装う)お母さんは「受験戦争はけしからん」と言うが、我が子は予備校に通わせる。身近な損得で判断するのが女性。いやいや、男性も同じだろう。理念より現実。彼らの関心は憲法改正より年金なのだ。
その「年金」でドジを踏んだ。別に「安倍さんだけの失敗」とは言わない。民主党の支持団体・自治労の体質にも責任はある。が、国の最高責任者として謙虚に謝罪すべきだ。国民に対する国の契約不履行なのだから。国会閉会後、直ちに記者会見を開き「消えた年金」の原因、結果、責任をすべて明らかにし頭を下げ「誰も損をしない対策」を発表するべきだ。
その上で、人気回復を狙えば良い。田中真紀子外相の更迭で一時、支持を失った小泉純一郎首相は2003年9月、当選3回、閣僚経験のない安倍さんを幹事長に抜てきして人気再浮上を果たした。
20%の低支持率を無視して、ハワイ沖で原子力潜水艦が宇和島水産高校の実習生が乗った「えひめ丸」に衝突した時、事故の一報を聞きながらゴルフを続けた森喜朗首相は「支持率9%」で政権を投げ出した。
安倍さんは小渕型か、小泉型か、森型か? 不人気の時こそ、宰相の底力が見えてくる。 (専門編集委員)
毎日新聞 2007年6月19日 東京夕刊
毎日はサヨーとかネウヨにギャアギャア言われてる割には
「牧太郎」がどっちを向いてものを考えてるのかずいぶん明確な記事ですね。
牧太郎の言う「宰相の底力」は「誤魔化し力」「騙し力」とも置き換えてもいいですな。
えひめ丸の被害者も国民の年金もあんたにゃどーでもいいんかい!!(怒
まあ、「みのもんた」もヨイショしてたし、自民党が政権ニギニギしてないと落ち着かない人たちの仲間なんでしょうね。
「なんとか人気を取り戻してー
小泉みたいに国民をうまいこと騙くらかしてー!!
安部総理ファイト!!!」
ってすんごいエールに満ち満ちた権力に偏りまくりの人ですのう。
庶民の味方のマスコミなんてこの国にはねーんだよ(嘆息
(案外産経あたりにひっそりと息づいてたりして。ネウヨの脳内仮想敵朝日だとか毎日だとか日経のどこが反既得権力なんじゃ。)
安倍内閣の支持率が30%を割り込みそうだ。ついに、女性ファンも“安倍離れ”を起こしたのか。
世論調査の結果に安倍さんは「一喜一憂しない」と話しているが、この“強がり”はもはや意味がない。側近が「気にするな」と言うのだろう。この“激励”をまともに受け「一喜一憂しない」と言い続けると「お坊ちゃまネ」と言われるのがオチである。
内閣発足直後の1998年10月、支持率18%だった小渕恵三首相は「謙虚に受け止めたい」と言い続け、1年後には50%近くまで支持率を押し上げた。時には母性本能にも訴え「厳しいバッシングに遭い、批判に耐えている。私は鈍牛と言われているが、鈍牛にも血は流れている」と嘆いてみせた。女性は「謙虚な男」に好感を持つ。世の中、美女が美男を選ぶと決まったわけではない。武骨な男が「君は僕の太陽だ」と心底言えば、女性はよろめく。
「美しい国」という女性好みのキャッチを使った安倍さん。女性の心理は先刻ご存じだと思う。彼女たちは政治理念も大事にするが「現実」も直視する。
理念派(を装う)お母さんは「受験戦争はけしからん」と言うが、我が子は予備校に通わせる。身近な損得で判断するのが女性。いやいや、男性も同じだろう。理念より現実。彼らの関心は憲法改正より年金なのだ。
その「年金」でドジを踏んだ。別に「安倍さんだけの失敗」とは言わない。民主党の支持団体・自治労の体質にも責任はある。が、国の最高責任者として謙虚に謝罪すべきだ。国民に対する国の契約不履行なのだから。国会閉会後、直ちに記者会見を開き「消えた年金」の原因、結果、責任をすべて明らかにし頭を下げ「誰も損をしない対策」を発表するべきだ。
その上で、人気回復を狙えば良い。田中真紀子外相の更迭で一時、支持を失った小泉純一郎首相は2003年9月、当選3回、閣僚経験のない安倍さんを幹事長に抜てきして人気再浮上を果たした。
20%の低支持率を無視して、ハワイ沖で原子力潜水艦が宇和島水産高校の実習生が乗った「えひめ丸」に衝突した時、事故の一報を聞きながらゴルフを続けた森喜朗首相は「支持率9%」で政権を投げ出した。
安倍さんは小渕型か、小泉型か、森型か? 不人気の時こそ、宰相の底力が見えてくる。 (専門編集委員)
毎日新聞 2007年6月19日 東京夕刊
毎日はサヨーとかネウヨにギャアギャア言われてる割には
「牧太郎」がどっちを向いてものを考えてるのかずいぶん明確な記事ですね。
牧太郎の言う「宰相の底力」は「誤魔化し力」「騙し力」とも置き換えてもいいですな。
えひめ丸の被害者も国民の年金もあんたにゃどーでもいいんかい!!(怒
まあ、「みのもんた」もヨイショしてたし、自民党が政権ニギニギしてないと落ち着かない人たちの仲間なんでしょうね。
「なんとか人気を取り戻してー
小泉みたいに国民をうまいこと騙くらかしてー!!
安部総理ファイト!!!」
ってすんごいエールに満ち満ちた権力に偏りまくりの人ですのう。
庶民の味方のマスコミなんてこの国にはねーんだよ(嘆息
(案外産経あたりにひっそりと息づいてたりして。ネウヨの脳内仮想敵朝日だとか毎日だとか日経のどこが反既得権力なんじゃ。)