「ジャンプのキャラクターを語る」というテーマに上げるのにエロテロの殿堂「やるっきゃ騎士」にしようかと思ってたのだが(「やるっきゃ」のほうが長期だったので知ってる人も多いかと)、俺がみやすのんき作品を好きになったのは「うわさのBOY」からだったのでやっぱりこっち。
(今思うとやるっきゃ騎士ってフェミ女子に対する喪男の妄想っぽいなあ)

内容はYahooコミックで読めるっぽい。(一巻あたり294円)

http://comics.yahoo.co.jp/10days/miyasuno01/uwasanoa01/list/list_0001.html

今なら対して珍しくはないが、「天才肌のおっとり型の主人公が飄々とさまざまな分野にチャレンジして制覇」というのは当時あまりなく、逆にライバルが天才肌でいけすかない野郎で、それを努力と根性で熱苦しい主人公が打ち負かしてスカッとするというものが多かった。
「うわさのBOY」の天野俊は性格も淡々としているので、ソニックのようにクールなキャラクターが好きで暑苦しいスポ根モノが嫌いだった俺の好みにマッチした。

それと、ヒロインのかおりさんがよかった。
当時の女の子のキャラクターデザインの流行は乳はボーンとデカイのに手足は細っこい少女体型だったが、みやすのんきの描く女の子は肩のあたりもムチっとし、腕にもふっくら感があり、おしりももっちりしていて、子供心にモヤっとくるエロさを感じたのだ。
そして性格。
男勝りのヤンキーでありながら、俊のことを思い焦がれ、それでも「好きじゃない」と一生懸命装うけなげな姿に「こんなふうに誰かに一途に好かれたいなあ」とあこがれたものだ。今風に言うと「ツンデレ」ですな。
俊にお弁当を渡したくて涙ぐむかおりさんを見たときには胸キュンしたものですよ。

学校の権威に逆らう俊は今風の素材であると思うので今度家探しして再読したい。
(でも、俊が旧家の家柄で、そこに仕える家柄の学校権力女子が実はそれに反発していた・・・っつーのがオチなんだけどね。「ワタシは天野クンの家来になるなんてケライ!!」<オチ)

kuroneko師姉に折り悪く「こんなテーマで書く人いるのお~?」(<被害妄想)と牽制されたのでしばらく書くのを控えていたのだが、笑われたっていい、少年ジャンプだもん、と書いてみた(笑