昨日の続きみたいなもん。
例のイランで娯楽大作映画「300」に対して猛抗議が起きている件で
300 Sparks an Outcry in Iran
イラン系アメリカ人らしい人物は、
「この映画はイラン人だとか歴史だとか関係ないただのフィクションで、この映画に描かれているペルシャ人を見ても自分はなんとも感じない。
現在アメリカがイランを非難しているからといって、それを娯楽映画に投影するのはおかしい。
15歳以上の男なら誰でもワクワクするような壮大な映画だし、そんなことで拒否するのは馬鹿げている」
とコメント。
キャスターも「この映画はイラン国内で上映されることはたぶんないでしょう・・・・海賊版のDVDは出回ることになるでしょうが。」と冷笑していた。
俺は「キリストは黒人だし(ヒューイの受け売り)アキレウスは黒髪なのに(町山師父の受け売り)歴史を横取りした映画を作り続ける白人どもが偉そうにーキイキイ」となりかけたのだが、自分でこういう「反感」はこの問題の上では意味はないと思い書くのをやめた。(って今書いてるけど)
俺が物心ついた頃は、まだ韓国では日本の映画や小説などの輸入を禁止しているという時代で、俺はその話を聞いたとき「政治的な理由でどこどこの国のものはいいものでも受け入れない、なんて制限を受ける国民は可哀想だなあ」と思っていた。
その後、韓国で日本のソフト、マンガやアニメが受け入れられ評価され、日本の作品に感化されたらしい韓国の漫画家の作品を見られるようになったとき、文化交流って素晴らしい!いい時代になったものだと胸が膨らんだ。
今中国では北京オリンピックに向けて、国民にたいしての「作法指導」が行われているんだとか。
まあフツーに「洋食の食い方/ナイフ、フォークの使い方」みたいなのもあるが、日常の仕草、鼻ほじったりとか、パンツに手えつっこんでかいたりしちゃダメ、という細かい指導もあるようだ。綺麗好きのジョシコーセーあたりにゃ「あっちのおっちゃんもドンドンとりしまっちゃって!!」って好意的に受け入れられるんだろうが、なんとも息苦しい感じがする。当然、こういう堅苦しい社会ではウンコネタのギャグなんかも禁止されるんだろう。「文化的な国ではそんな話はしません!!」なんて言ったりしてね。実際は先進国と言われている国の子供向けのアニメには大抵下品なギャグは出てくるのに。
「文化的な国ではドギツい下品なギャグ、残虐な描写は好まれない」と思われがちだが、「どぎついものもあることを許容する」のが文化的な余裕であると思う。
実際レーティングさえしっかり設定されていれば、アメリカやイギリスの大人向けのものは激しく下品で過激だ。
町山師父が過激なギャグや残虐描写のある海外の作品を紹介しながら「これは内容から言って日本での公開は無理だろうな」なんてことを書かれると、それを見れないことで非常に悔しい思いがする。
俺はあまりグロいものは好まないのだけど、「いやーん、グロいい~~」と言いながら楽しむくらいには心臓は丈夫だし、そういうものを好んで見たがる人がみな「血を見たから人を殺したくなったぜーキヒャア!!」と叫んで実行するとは全然思わないから、「日本の過敏で脆弱な国民甘やかし自己規制」はあまり良くないことのように思う。
日本のゲームなのに日本でだけ残虐描写が規制される、なんて事件は特に噴飯モノ。
XBOX360用ソフト DEAD RISING(デッド ライジング)

¥7,670
EC・POWERS
【X360】デッドライジング【国内版対応】

¥8,800
海外ゲームのGDEX
レーティングが敷かれ「これは大人のものですよ」と明言されているものにたいして、「問題のある描写」への規制を強めようという人たちが主張することが、どうにも「大人に対しての言い草」とは思えないのだ。
そして、そういう「国が国民の目に触れるものを管理する」ことに安寧と身をゆだねてしまう精神性を持つ人が、「国のやることに信頼を置けないのか」とキイキイ言い始める。
自分の見るものややることに政治的な制限をつけて「あれはだめこれはだめ」と見もしないで非難するような態度は「大人」のやることではない。
国が政治的な理由で何かの文化を規制するような社会は遅れている。
俺にはどうも、この国が幼児退行を起こしているように思えてならない。
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史/パトリック・マシアス

¥1,554
Amazon.co.jp
この本読んで「アメリカ人が日本のエロアニメで驚愕、BUKKAKEやHENTAIという言葉が英語として通じる」というので「わーい、日本のエロの過激さはアメリカを席捲したぞー」と喜んでたのに。くすん。
例のイランで娯楽大作映画「300」に対して猛抗議が起きている件で
300 Sparks an Outcry in Iran
イラン系アメリカ人らしい人物は、
「この映画はイラン人だとか歴史だとか関係ないただのフィクションで、この映画に描かれているペルシャ人を見ても自分はなんとも感じない。
現在アメリカがイランを非難しているからといって、それを娯楽映画に投影するのはおかしい。
15歳以上の男なら誰でもワクワクするような壮大な映画だし、そんなことで拒否するのは馬鹿げている」
とコメント。
キャスターも「この映画はイラン国内で上映されることはたぶんないでしょう・・・・海賊版のDVDは出回ることになるでしょうが。」と冷笑していた。
俺は「キリストは黒人だし(ヒューイの受け売り)アキレウスは黒髪なのに(町山師父の受け売り)歴史を横取りした映画を作り続ける白人どもが偉そうにーキイキイ」となりかけたのだが、自分でこういう「反感」はこの問題の上では意味はないと思い書くのをやめた。(って今書いてるけど)
俺が物心ついた頃は、まだ韓国では日本の映画や小説などの輸入を禁止しているという時代で、俺はその話を聞いたとき「政治的な理由でどこどこの国のものはいいものでも受け入れない、なんて制限を受ける国民は可哀想だなあ」と思っていた。
その後、韓国で日本のソフト、マンガやアニメが受け入れられ評価され、日本の作品に感化されたらしい韓国の漫画家の作品を見られるようになったとき、文化交流って素晴らしい!いい時代になったものだと胸が膨らんだ。
今中国では北京オリンピックに向けて、国民にたいしての「作法指導」が行われているんだとか。
まあフツーに「洋食の食い方/ナイフ、フォークの使い方」みたいなのもあるが、日常の仕草、鼻ほじったりとか、パンツに手えつっこんでかいたりしちゃダメ、という細かい指導もあるようだ。綺麗好きのジョシコーセーあたりにゃ「あっちのおっちゃんもドンドンとりしまっちゃって!!」って好意的に受け入れられるんだろうが、なんとも息苦しい感じがする。当然、こういう堅苦しい社会ではウンコネタのギャグなんかも禁止されるんだろう。「文化的な国ではそんな話はしません!!」なんて言ったりしてね。実際は先進国と言われている国の子供向けのアニメには大抵下品なギャグは出てくるのに。
「文化的な国ではドギツい下品なギャグ、残虐な描写は好まれない」と思われがちだが、「どぎついものもあることを許容する」のが文化的な余裕であると思う。
実際レーティングさえしっかり設定されていれば、アメリカやイギリスの大人向けのものは激しく下品で過激だ。
町山師父が過激なギャグや残虐描写のある海外の作品を紹介しながら「これは内容から言って日本での公開は無理だろうな」なんてことを書かれると、それを見れないことで非常に悔しい思いがする。
俺はあまりグロいものは好まないのだけど、「いやーん、グロいい~~」と言いながら楽しむくらいには心臓は丈夫だし、そういうものを好んで見たがる人がみな「血を見たから人を殺したくなったぜーキヒャア!!」と叫んで実行するとは全然思わないから、「日本の過敏で脆弱な国民甘やかし自己規制」はあまり良くないことのように思う。
日本のゲームなのに日本でだけ残虐描写が規制される、なんて事件は特に噴飯モノ。
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レーティングが敷かれ「これは大人のものですよ」と明言されているものにたいして、「問題のある描写」への規制を強めようという人たちが主張することが、どうにも「大人に対しての言い草」とは思えないのだ。
そして、そういう「国が国民の目に触れるものを管理する」ことに安寧と身をゆだねてしまう精神性を持つ人が、「国のやることに信頼を置けないのか」とキイキイ言い始める。
自分の見るものややることに政治的な制限をつけて「あれはだめこれはだめ」と見もしないで非難するような態度は「大人」のやることではない。
国が政治的な理由で何かの文化を規制するような社会は遅れている。
俺にはどうも、この国が幼児退行を起こしているように思えてならない。
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この本読んで「アメリカ人が日本のエロアニメで驚愕、BUKKAKEやHENTAIという言葉が英語として通じる」というので「わーい、日本のエロの過激さはアメリカを席捲したぞー」と喜んでたのに。くすん。