(JMMではボラットと紹介されていたけど、どっちだろう?)
町山智浩さんのはてなダイアリーで以前紹介されていた、不謹慎ギャグ、
カザフスタン人を装ったユダヤ人のアメリカ突撃レポート映画が、
JMMによると少数の上映館でしかやっていないにも関わらず、ありえないくらいヒットしているらしいです。
カザフスタンからアメリカを探検しに来た男
ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
「アメリカ人の思っているカザフスタン人」を差別的に演じているように見せながら、実際はアメリカ人の持つ先入観や優越感を笑っているという、いわば自虐ギャグみたいなものがそんなに受けるとは、アメリカは数年で急激に精神的に成長してるような気が。JMMでは、こういうものを受け入れる気風が今回の選挙に影響したという見方をしていました。
特定日本人が「中国人はコレだからイカン」「韓国人は」と本気で青筋立ててる間に、アメリカではそういう差別をネタに笑いをとっていたという。本当にいつのまにか「出し抜かれ」てたんですね。愛国心による優越意識とか差別意識はアメリカのほうがバリバリだと思ってたが。
アメリカで差別・悪意に対抗するものを「笑い」に持っていったのに対して、日本では「美談」のほうに持っていきがち。
恋愛とかな。助け合いとかな。
偽善が嫌いな人たちにはそれこそ虫唾が走る話で、かえって逆効果のような気も。
(笑いも神経撫でしてキイキイ言い出すやつもいそうだけど)
まあ、差別主義者に対して気を使うなんて必要まったくないし、どんどんおかしな方向に突っ走っていくと、いつの間にか周りの視線が変わっていくかも、というだけの話ですがね。