医師としてより「セレブ」だの「カリスマ」だのがもてはやされるアホマスコミの状態は俺も不愉快だが、


被害にあったことまで非難される謂れはないと思う。


倫理欠くカリスマ美容医・美人女医を放置していいのか


 女子大生誘拐事件と言われる事件で、誘拐された女性の母親、池田優子医師(杏林大医学部卒)が新聞テレビで取りざたされている。民放テレビ局の報道などによると、この母親は「カリスマ美容外科医」などとマスコミでもてはやされているそうだ。本人もまんざらではないらしく、テレビ番組に多数出演し、その実生活までテレビカメラを入り込ませて、東京の超高級住宅街にある豪華な自宅、所有するイタリア製超高級車のフェラーリや、娘に買い与えたベンツを撮影させるなど、奢侈(しゃし)なライフスタイルを誇らしげにしている。

 このことが、誘拐犯人の娘誘拐の動機になったらしい。犯人は雑誌から切り抜いたこの娘の顔写真を持っていたという。たぶん、犯人には「金持ちの道楽娘」という印象があったのだろう。犯人をかばう気はさらさら無い。だが、池田医師とその娘の生活を見れば、誘拐してくださいと言っているのと同然。この娘の捜索にかかった費用は国民の税金によってまかなわれていたことも知って欲しい。


国民の税金を大事に思う気持ちは大事だが、犯罪捜査にかかる費用は万人に公平であるべきだ、と思う。

たとえとんでもない金持ちであれ粗忽な貧乏人であれ、捜査には同じように力が注がれるべきだ。

こんな点を「知っておいて欲しい」と何か非難めいたことを共有しようと言うこすっからさがいけ好かない。


こういう、「被害者たたき」があるから、最近被害者が国や警察に感謝しなければならないようなケースが増えているのだろうな、とその生き苦しさにゾッとする。