以前相方のブログで、友人の小学校教師Tくんの生徒が下級生の携帯ゲームを盗んだ(というか脅し取った)ことで親に注意したら、「携帯ゲームなどという悪いものを持たせて見せびらかすなんてことをさせる(ゲーム機を取られた)子供の親が悪いんだ、うちの子は悪くない」と逆ギレされたことを書いたのだが、

(ALL ABOUT JAPAN時代のゲイムマンさんの記事にも俺名義で投稿した覚えがある)


そういう親の頭の中は「自分たちが理想の教育を施した理想の子供」がでっちり占拠していて、

実際に盗みを働いたり下級生を脅す子供の存在は

「自分たち親以外の、教育者や他の子供からの悪要因でそうならざるを得なかった」

という認識なんでしょうな。


俺から見たらアンタラが甘やかすからこういう悪いことをするんじゃボケエ!

って感じですが。


まあ、実際、そういう「いけないこと」をしても、ちゃんと向き合って「他人のものを盗るのはよくないことだ」と教えると分かってくれるもんですがね。

なんでそんなに自分の子供なのにちゃんと向き合おうとしないんだろう。

ナニがそんなに怖いのか。


どうも、実際の子供を見るのを拒絶しているかのような親御さんも時々見られます。

性教育なんかもそうですね。

俺の知る限りでは、子供が年頃になると「知識がなくて性行為に及んで、妊娠したりさせたりするのが心配」「かといって自分たちが教えるのには抵抗があるので、学校教育で教えてもらいたい」と言う親が多いんですが(自民党の仰る「行き過ぎた性教育で悲鳴をあげる」という親はどこにいるのやら)、

ときどきいるんだよ、「うちの子が妊娠したのは学校教育でフリーセックスを教えているからだ!」と被害妄想+責任転嫁する自民党みたいなヒステリックな親が!


ちゃんと学校で避妊方法を教わっていれば妊娠しないで済んだはずだけどな!!!!!


実例を挙げると大変身近で個人が特定できそうなので(上の携帯ゲーム盗難事件は秘密裏に処理されたのでダイジョブだと思う)こちらのブログで紹介されていた例を


とりあえず女医さんきぼん  (漂流生活的看護記録

詳細はリンク先で(ふふふ、これで両思いですぜ 奥さん!!)


こういう、「自分の子供と向き合わないで責任転嫁する一部の親」の混じった「(水増し)3500件の実例」 のために学校での性教育が、望まない妊娠・性病の予防を教えずに全然役に立たないものになってしまう可能性もこれからはありうるわけだな。

なんのための教育なんだか実利的に役に立たなくても、掛け声がいかにも受ける説教で父権高圧的なところが自民党政治の存在そのものって感じはする。