俺はカメ好き+特撮好きである。
カメはミドリガメとゼニガメを一匹ずつ飼っている。
本当はリクガメが飼いたかったのだが、北国では風邪を引かせやすいと言うことと、紫外線不足に陥りやすいとのことで飼うのを断念した。
いったん飼った動物を自分の能力や環境不足で苦しめるのはよくないことだと思うからだ。
というわけで、憧れのリクガメは「かめ?」 さんの「ウチのカメ」 カテゴリでゲンタくんの様子を見て「あーいいなあ」と眺めるだけだったり、うちに来たとき8CMで今は20CMに成長したカメックス(ミドリガメ)とゼニー(ゼニガメ)とに「あんまり遊んでくれないけどコイツラだっていいとこあるんだぜ」と癒されたりしていた。
そんなとき、ガメラの広告の下敷きを目にした。(ここ 参照)
ああ、こいつケヅメリクガメだ、かっこいい甲羅だなあ、いい顔してやがるなあ、少年との共演か、生ガメをCGで合成したりするんだろうなあ・・・・と楽しみにしていた。
こんなもんまで予約して買っていたのだ。
めったに飼えないカメだから、映画で動いてるのを見て満喫しようと思ってた。
ただ、大きくなるカメなので、この映画を観て安易に飼って捨てるようなそんな不届きものがでないか、それだけが心配だった。(こちらの記事 参照)
まさか、撮影に使われているカメが虐待されていようなどとは、思いもよらなかった。
こちら の写真を見るに明白な、撮影に使われたカメにあけられた甲羅の穴。
カメを飼っている人に問うが、堅い甲羅に、ちょっとでもずれたらすぐ前足に当たるような場所に穴を開けるようなことがカメに愛情を持っている人間にできるだろうか?いやない。(反語)
同じ検証記事に引用された「カメの飼育係」のブログの引用部分は、とてもデッチアゲとは思えない。(文体も内容も)
一匹の小亀が死に、他の小亀も次々と弱っていく様がリアルに書かれている。
ありふれたミドリガメでも、飼っていて実感するが、小さいカメは本当に弱い。ちょっとした気温の差でもすぐに弱ってしまう。暑い日中は涼しいところ、寒い冬は温度の安定したトイレにと、移動して気をつけて飼育しているつもりでも、死なしてしまうのではないかと心配になる。
6Mの大亀を作るくらいの技術と金があるのだったら、何故弱い小亀の代わりを作ってやらなかったんだ?
「実物のほうがかわいい」とか思って生きたカメを吊り上げたのか?
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俺は「ガメラ」という映画を、少年が生命に触れて愛情と勇気を覚える映画だと思った。そして期待していた。
しかし、こんなことが行われていたとあっては、俺は永久にこの映画「ガメラ」を観る訳にはいかなくなった。
いくら後付けの言い訳があっても、甲羅に穴を開けるなんて行為をしてまで撮ったものは「特撮」じゃなくて「虐待」だ。
俺のガメラを裏切りやがって!!!!!!!バカ野郎