日本ほどエロが純文に挟み込まれている国はないと思うがどうかね皆さん!

中学生の必須図書「人間失格」なんてエロ満載ですよ。

エロビデオではセックスという行為があまりにも汚く見えて(10年くらい前はことさらに卑猥だったから)あまり観たくなかった純朴な中学生だった俺も、「女性は死んだように寝るのだな」とか「女性の肌というのは熱いのだな」と「人間失格」で妄想を膨らましたものです。

それから、「雪国」を読んで「女性のおっぱいを揉むときは左右均等に揉まないと大変なことになる」と思いました。

梶井基次郎の「ある心の風景」を読んで、その暗さに性病と言うものは恐ろしいものだなとか、売買春に対する後ろめたさを覚えたものであります。

ちょっと思い出しただけでも結構あります。かのエロの巨匠「渡辺淳一」センセーも純文学に当たると思うのですが、どうですか。三島由紀夫はどうですか。


性愛の情緒を理解させなければ、この優れた日本文学の数々への理解度を狭めることになると思うのですが。


「中学生はセックスなんて知らなくていいんですよ」とか「中学生はスポーツや勉学さえ頑張ればオナニーなんてしないで済みますよ」なんて非現実なことを言わないで、先人の残した日本の文化を利用して、望まない妊娠や性病の蔓延を防ぐための現実で役に立つ授業をしたほうがいいかと思いますよ、自民党のみなさん。

ジェンダーフリーに対する悪しき妄想。

それとも自民党のみなさんは日本文学なんて子供に伝えたくないのかな?

abe


追加:コメント欄をうけて

日本の純文学を学ぶには うにさんお奨めの青空文庫


太宰治「人間失格」http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/301_14912.html

梶井基次郎「ある心の風景」http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/413_19694.html


やはり、日本文学の基本はエロ!エロを弾圧しようとするギーンのみなさんは、日本文化を弾圧する気ですよピギャー!


barbaroidさんのお奨めエロの大家は志賀直哉先生だそうです。


女のふっくらとした重味のある乳房を柔らかく握って見て、云いようのない快感を感じた。それは何か値うちのあるものに触れている感じだった。軽く揺すると、気持ちのいい重さが掌に感ぜられる。それを何と云い現わしていいかわからなかった。
 「豊年だ!豊年だ!」と云った

                       『暗夜航路』