友人がキャンプ場に近い郊外に一戸建てを買ったので、よくバーベキューや広大な(田舎だから)庭にテントを張った「擬似キャンプ」に呼ばれるようになった。
で、先日もお泊りキャンプもどきが行われたのだが、その翌日仕事があった俺は「夜の部」だけ参加して、深夜自宅に戻ることにした。
その日のキャンプ食はカレーであったのだけど、大量にあまったので、奥さんが「doxくんち家族多いからもってって食べない?」と言ってくれ、おれは「もらうもらうー」と少し小さめの鍋にうつしたカレーを、車のトランクにぶち込んで帰った。
その日の夜は疲れていたので「次の日に車から降ろせばいいや」と爆睡し、次の日目覚めたら通勤にギリギリの時間で、すっかり動転して車に積んだまま職場に向かった。
仕事が終わって車のドアを開けると、「カレーくさい」
車の中にカレーのにおいが充満している。
・・・・・・忘れてたー!!!!
その場で確認するのも怖かったので、窓を全開にして家に向かった。
家に帰って恐る恐る鍋のふたを開け、カレーに突っ込んであったおたまを持ち上げてみると
カレー、トルコアイス状態。
ギャーーーーーーーー!!!!!!
ああっこのまま見なかったことにしたい・・・・
でも、鍋は借り物である。返さないわけにはいかない。
家人に見つかるとお説教確実、と思ったので、こっそり処分してしまうことにした。
新聞紙を広げて 手コンドーム(ゴム手袋)装着! これでどんなビョーキも怖くない!
しかし、意外な粘度を持つカレーを掻き出すのに、ゴムを通して感触が・・・
グチャ・・・グチョ・・・ニュル・・・・
イヤアーーーーーーーーーーーーー!!!
エイリアンとかポルターガイストとかニンジャガイデンとか、ヌルヌルゲトゲトの正体不明の物質が出てくるホラー(?)が頭をよぎり、なんだかヌルヌル触手が伸びてきて自分の中の何かが犯されているような気分に。
半目になりながらある程度ブツを掻き出すと、今度は台所に持って行ってガンガン洗剤をぶっかけ(環境汚染だスマン)ガシガシ落とそうとしたが、粘度のあがったカレーがふちでさらに固形化してこびりつき、なかなか落ちなくて苦労した。しかも洗剤と混じったカレーが納豆状の糸を引く。イヤアア!!
トルコアイス状態でもカレーはカレーのにおいであったことが新発見だった。
においだけで判断してたら確実にヤバい目にあっていたと思う。