あんまりにも「中国が中国が」とギャーギャー騒ぎ立てると、「あれ?私たちって、こんなにギャーギャー人の悪口言っちゃって、なんか悪い人みたいじゃない?」と我に返る人たちが出てくるものだ。
そこで、無難な「ほんわか」する話が登場だ。
「タマちゃん」「ハルウララ」、政治や外交の重大局面に差し掛かると動物や子供を引っ張り出し、
「ホラ、私たち日本人って普段はこういうことでほんわかとお話しする、いい人ばっかりなんですよ。
あの人たちのことさえなきゃ・・・・ネッ☆」
と視聴者を安心させる手法である。実に手堅い。
しかし、持ち出した話題が「仁王立ちするレッサーパンダ」だというのは皮肉な話だ。(なんでもよかったんだろうが、嫌中厨には「パンダ」は中国を表す蔑視語になってますからな。)
嫌中厨には中共の悪口さえ言えればよくて、台湾の言質を利用するかのような輩が多いが、最近台湾と中国が急接近しているのだ。台湾のほうは警戒中だが、中国のパンダ外交に「パンダは欲しいが・・・でも中国からの独立は保ちたい」という台湾側の苦悩が報道にありありと表れている。
しかし、なんでパンダってあんなにかわいいんだろうなあ。外交判断を鈍らすほどに。