まじめで普通の神秘学

まじめで普通の神秘学

- 私の職業はダウジング。とても珍しい仕事です。

若い頃、年配の人に、怒鳴られることがやはりあった。

本当に何だこの野郎、とそれにムカついたものだが、
じっと黙っていた。

 

しかし、死に物狂いで怒鳴られたり、
意地悪をされたことは、忘れない。

そして、何十年もして、その意味が分かり、それが貴重な教えになったことがいろいろある。

 

だから、ぼくも、これはまずいぞ、と思ったときは、何十年後かにこの人に役立つかもしれないと

必死に怒ったり、叱ったりすることがある。

 

サラリーマン時代、展示会の会場で、鉄工所の社長が、
今度うちの会社、ぜひ、寄ってくれよ、といった。
まぁ、社交辞令で、また近くいった際は寄らせていただきますね。

なんてのはよく言うことで、大量のお客さんと会うわけだから、

そんな意味で寄るといった。

半年後に商社から、突然の電話があり、
とにかく、いいから、宇都宮まですぐ来てくれ、

言ってほしい会社があるということだった。

どうしようもないのだ、という話だった。
僕は何のことかさっぱりわからなかった。

 

その鉄工所の敷地に入ると、まさに、50mくらい先にいる社長が
僕に気が付くと、とてつもない大声で

「この野郎、こっちは伊達や酔狂で約束してんじゃね~~んだ!」
と怒鳴った。

そんなにも、会社によってくれることを楽しみにしていたのか。。。
思いもよらなかった。約束の重さを感じた。

新日鉄系の会社で、ある社員が販売のためのノウハウマニュアルを作ってほしいとやけに

うるさく言ってきた。
いや、今話したし、売っているところも見せたわけだから、、と言っても聞かない。
頑固でいつも彼とは喧嘩になる。
そして、その会社の事業部長が、言った。


営業マニュアル欲しがる人って結局売れないで、今度は見事な売れない理由のレポートを書いてくるんだよね。売る人は製品のことを何も知らなくても売ってきて、必要に応じて専門知識のある人のサポートを得て顧客を満足させ、そのプロセスを見て、覚えて、それをすぐに次の営業に生かす。

 

そんな馬鹿な、と思ったが、本当にそうだと思っている。今は。
 

またしても栃木であるが、これは世間知らずの若者の失敗。

ある大手企業に訪問したときに、
この器具を100台も大量に使っていますが、これは、御社の仕事量に対して明らかな容量不足です。機種が不適合です。と言ってしまった。
それは、確かに事実であるが、それを売った商社にその会社の社長は怒鳴り込んだ。
どう責任を取るんだ?と。

となると、その商社から僕には大クレーム。
うちの立場をどうしてくれるんだ、ということになる。
もめにもめて、結局その会社から撤退することで、事が収まった。
商売としては失敗だ。
でも、自分は間違ったことは言っていない、と自分は憤っていた。

 

その時は、自分の心の中に起こっていた事実をわかっていなかった。
競合メーカーが価格競争を打ち勝ち、用具の操作性を良くするため

スペックぎりぎりの容量の少ない機械を売り出していて、それに押されていて

それが実に面白くなかったわけだ。
そのストレスが一気に出た、後先考えずに。

それなら、スペックが足りなそうな部署に容量の高い物を提案することで

販路拡大をして、丸く収めて、商売を拡大すればよかったわけだ。

いろんなもめごとに、その理由が必ずある。
いろんな怒りにもその理由がある。

ばかやろう、このやろうと、やけ酒を飲んだりしたことを
冷静になって振り返ると、そこにいろんな気づきがあったりする。

今の仕事をしていると、大概は良い人ばかりと出会う。

ネットショップですら、いわゆる、変な人はあまりいない。

だから、年に一人くらい変な人に出会うとやけに目立つ。

身勝手な要求や、暴言を吐く人ですら、自分は全く間違っていないと思っている。
そのとき、商売的には、はいはい、申し訳ございません。という通り対応して、
そのあとの縁をすっと切るのがたぶん得策だと思う。

しかし、それでいいのか?とおもう。
この人はこんなことをしていたら、ずっと、人生が厳しいものになるだろう。
そうおもう。

先日、お前の意見も話もいらない、その情報はいらない、こちらの話を聞いてその通りしろ

というひどいお客さんに出くわした。
どうなってるんだよ、怠慢だろ?そんな言葉づかいだ。

まぁ、実際にこう言う人は対面すると、おとなしくなってしまうのだが、
メールや電話では暴君のようになっている。

ダウジングでエネルギーを探知したり変換したりするけれど

パソコンの向こうにいる人間のエネルギーも感じたり

お互いのエネルギーをうまく交流してこその人付き合いで

不快感を与える言葉を投げかけて強引に言う通りに動かそうと思っても

人はそうはならないんです。
それは、ダウジングでも同じこと。エネルギーにつないで探知して理解することとそれを

よりよく変換するあるいは、エネルギー交流をして良い状態に高めるのです。

と、言ってしまった。

まぁ、相手は気分を悪くする場合と、よく言ってくれたと感謝してくれる時がある。

でも、多くは気分を悪くするのだが、後になって、気づきを得るチャンスになるかもしれないと思うと

やはり、言ってしまうことが多い。

 

飛行機を作ったり、船を作ったり、ビルを作ったり、薬を作ったり、パソコン作ったり、人はめちゃくちゃ叡智に富んでいるが、

意外と、人の心のことは、小学生でもわかるような失敗を、大人はしてしまう。

そこは不思議なことだ。
しかし、小学生でもわかるようなことをしっかりやるだけで、大人はかなり幸せになるし

お金もたくさん稼げる。
約束や時間を守る。相手が気持ち良いことをすれば、相手も気持ちよいことをしてくれる。
そんな簡単なことだ。