まじめで普通の神秘学

まじめで普通の神秘学

- 私の職業はダウジング。とても珍しい仕事です。

40年前、つまり、二十歳の頃に一度だけ入ったことがあるスナックがある。

 

スナックという言い方でいいと思うが

店の名前は 「パブ○○」となっていて

○○は女性の名前が漢字で書いてある。

 

居酒屋ですら行ったことが無いようなときだったので

高校時代の友人に誘われて、スナックなるところに行くのは初めてで

なにやら怖いような、それでいて、どんな綺麗な若いセクシーな女性が

いるのかドキドキしたことを覚えている。

 

中年女性が一人でやっているお店だった。

 

何を飲んだのか、カラオケをしたのかどうか、そして何を話したのかすら覚えていないが

当時の入る前のその、大人が行くような場所に初めていくドキドキだけは覚えている。

ティオが亡くなり、ティオが生まれ変わってくる以外は他の犬は飼わないと思っていたが

子犬を差し出され、「抱っこしてみませんか?いいですよ。」

 

との言葉に促され、抱っこしてから、毎日、あの子は誰かに買われてしまわないだろうかと気になり

毎日ペットショップに監視にいくようになり、

監視に行けば次の日も気になる、今も買われるかもしれない

見に行かねば、この子は僕に特別な感情を持っている気がする、

 

なんて、、

 

そんなことをしていたら、1週間もすればメンタルが耐えられなくなり、

 

人に渡ってしまえば二度と会えない、迎いいれなければ後悔して悲しくなる

と思い買うことになり、子犬との楽しい生活から1年、成犬となった。

 

今にして思えば、「抱っこしてみませんか?」は

店員さんの思いやりが溢れる愛情というより

買わせるための「罠」でしかないと思う。

ペットショップを観察すると

店員が犬を見に来ている客を観察し

単なる冷やかしで見ることだけを楽しんでいるのか、

買いそうなのか、飼える環境にある人なのか、

情が動きやすい人のなのかを

まるで、万引き捜査Gメンかロシアのスパイかのような雰囲気で観察し

「仕事だ!」と判断すると笑顔ですっとそばに行き

 

「抱っこしてみませんか?」

 

なるほど。。。

 

やはり、そういうカラクリか(笑)

 

つまり、長い前置きだが、

犬が来たことで近所を朝晩1時間~2時間程度散歩をするようになった。

山にも頻繁に連れていき、運動させる。

アップダウンがある場所の全力疾走を含めて最低3時間運動させることを推奨される

狩猟犬なのだ。

 

すると、例の

スナックの前を通ることになった。

 

夜になれば必ず看板に光が入れられる。

店に人が入る気配も入っている気配もない。

 

繁華街ではないこの場所に、ポツンと一軒あるだけなのだ。

 

一度だけ、若い男性たちが連れ立って入っていくところを見たことがある。

 

人が入ろうが入るまいがとにかく、店を開け続けると決めているようだ。

どんな気持ちでそれをしているのだろうか?

どんな気持ちなのかは、何やらわかるような気がする年齢にこちらもなった。

 

私が二十歳の時に中年だった人は40年たったらどうなっているのだろうか?

 

灯りがついていればちらっとみて、かつて一緒に行った

H君のことを思い出しつつ、その店の方がいつまでもお元気でありますように

と思うのだった。