昨日18(火)19日の水曜日、2日間を使って京都では造園技能士試験の作庭課題の試験が市内で行われ僕は2日目の昨日、受験してきました。

3時間が標準時間で全体の制限時間は3時間30分。

それを越えると作業打ち切りとなります。

また5分オーバーするごとに厳しく減点されていきます。

課題は建仁寺垣、蹲、延べ段、景石を据えて植栽。掃除。


残りの試験は枝葉を見て樹種を答える要素試験と学科がありますがコイツは23日の日曜日にあります。

作庭が仮に満点に近い点数で合格していても要素で点数を取りこぼすと不合格になります。

怖いのは作庭課題と要素の2つが1つになって実地試験となる事。

この要素が実は一番難題だと言われています。



で、僕。

酒屋の仕事が一番大事ですが、相変わらず造園の仕事もやはり同じように頑張って続けています。

自分は二足のわらじを履いたどっち付かずの人間ですし、知らない人には理解してもらえないと考えている。

自分も普段は両立しながら楽しくやってはいるものの、やっぱりふと心の何処かで僕は中途半端な人間なんだと思っています。

だからこそ何かカタチになる物が人一倍欲しかった。

ゆえに今年はこの試験に合格するつもりで新年を迎えました。

気持ちは絶対一発で受かって皆を見返してやる!!
これだけしか無かったし、試験内容が手元に届いた6月頃からコツコツ合格を目指して取り組んで来た。

日曜日は作庭の練習、平日は毎日とはいかなかったけど要素、学科の勉強に充てた。

お盆休みも関係なかった。

僕は非組合員なので、講習会も練習会も練習場所にも恵まれなかった。

けどどうにか自分で出来うる最大の努力をしてひたすら練習の日々を過ごした。

お盆前に知り合いの親切心に助けられ組合員に混じって練習出来る場所を提供してもらった。

共に練習していた組合員の皆、指導員や過去に合格した先輩方には非組合員の僕には知りうる事の無かった情報やテクニックや注意点をたくさん教えてもらった。

本当に助かったし絶対受かるしかないなって。

何より、妻の事。

練習の為に二人の大切な時間を犠牲にしてきたんだから絶対落ちるわけにはいかなかった。

とにかく頭は試験一色、がむしゃらで練習し数少ない見込み合格者のメンバーだと言われるくらい仕上がりの精度も上がって時間も充分クリア出来るくらいまで成長した。

自信もたっぷりで作庭課題で失敗する何て全く想像も出来ない事だった。

でも、本番では想定外な事が起こる。


そんなことも考えずにいざ、自信満々で本番試験が始まった。

区画はくじ引きで決まり、日陰のあるとこや、直射日光をまともに受ける区画もある。

この日の受験者は一級だけで20人ほど。
お互い顔が見える距離に戦友が居てホッとする。

開始の合図。

程よい緊張の中、練習通りに最初は上手く出来た。

最初の課題の建仁寺もそれなりに完成し目標の一時間もクリアしている。

寸法も柱の水平も大丈夫。

良し!イケるぞ。

しかし次の蹲施工の途中に国家試験では想定外のアクシデントが起こり、結果最後まで軌道修正する事が出来ないまま20分もオーバーして作業完了。

仕上がりも練習時より悪かった。というよりもこれは僕が施工した庭ではないとまで思った。数えきれないほど練習したのに過去最悪の仕上がり。

力のない完了しましたの声。自分の声はもっと偉そうで自信満々な声やろ?




つまり試験中に何が起こった??




んー、それは言い訳になるので止めておきます。

ただ、自分にはミスの許されない状況で期限内に図面通りに施工する能力が無かっただけです。

情けないけど。



ただただ悔やまれる、その場で泣きたかった。これは悪い夢だと思った。

全部終わっちまったよ、クソッタレ。
思い出したくもない。

なのに、まだ行けるんじゃないか?と次の要素試験に微かな光を見ています。

そして、同じように技能試験を受けようとする人に伝えたいことがあります。


初めて受験して思いましたが、京都の技能試験での噂は鵜のみにする必要がないと感じました。

その噂とは?

組合員じゃないと受からない。

受からないと言うか、非組合員は情報量が少なすぎて不利になるのは確か。

試験の準備の手伝いに行かないと不利になる。

全く関係無いと思います。落ちる人は落ちる。

施工態度や作業手順が悪かったら減点される。※僕が受験した日は皆無で審査員も何かをメモするような物は持っていませんでした。


ある噂。

延べ段は踏まれます。建仁寺垣も揺らされます。しっかり突き固めてください。

親柱、間柱を掘る場所に石が何者かによって入れられている。

これは、本番で経験しました。

その他の噂はある可能性があります。

気を付けてくださいよ。




最後に、もし今年ダメだったら来年もう一度挑戦します。


では受験される皆さん、頑張ってね。

来年また植藤の戦場で・・・。

※受験生の皆さん、是非リベンジ編も読んでみて下さいね。




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