異国の旅人達とのディスカッションを満喫した後、僕は少しベッドに横になる。


狂った様に降り続ける大雨は僕に「少し休め」と問いかけている様に感じた。


わかったよ・・・・。寝りゃいいんだろ?


そのくらい疲労が溜まっていたのだろう。


しばらく仰向けになっていると段々睡魔が襲って来た。


我慢出来なくなった僕はそのままゆっくりと眼を閉じる。


雨の叩きつける音が子守唄の様に感じるようになるまで、さほど時間はかからなかった。


夢と現実の狭間を僕はおぼつかない足取りで行ったり来たり・・・。


僕の意識はすっかり夢の中に引き寄せられていく・・・・。





どのくらい寝たのだろう??


辺りは薄暗い。


腕時計を見ると夜の7時頃だった。



凸凹珍道中

雨は止んでいた。


僕は勢いよくベッドから飛び起きた。


充電完了。


ポケットに地図をねじ込んで外に出る。


僕の向かった先はマーライオン。


シンガポールに来て今日で2日目の夜だった。


僕はゆっくりとシンガポールの街並みを眺めながら目的地へ向かった。



凸凹珍道中


凸凹珍道中

凸凹珍道中

約1時間くらいの時間を費やして僕はようやくマーライオン・パークに辿りついた。


辺りは観光客で賑わい、CAFEも近くにある。


僕はそのCAFEでコーヒーとホット・ドッグを購入。


僕はマーライオンだけは幼い頃、本で見た事があり知っていた。


そして僕の想像しているマーライオンはかなり大きく設定されていた。


凸凹珍道中

凸凹珍道中
しかし、思ったよりもはるかに小さかった。


約5メートルほどか?


頭がライオンで身体が魚の奇妙な守り神、マーライオン。


口から勢いよく吐き出された水の飛沫がネオンに反射してキラキラ眩しいじゃねぇか。


テレビや雑誌で見ていたモノが今こうして現実に目の前にあるんだと思うととても不思議な気分だった。


俺は今間違いなく海外にいるんだな。



凸凹珍道中
大きなヤツの後ろには小さなマーライオンがいた。


チョロチョロと頼りなく水を吐いているミニの方は愛らしく感じた。

しばらくそれらを無心で眺めていた。


あっ!!


出来たてだったホット・ドッグが冷めていた。


コーヒーも氷が少し溶けて味が薄くなっていた。


僕は近くの階段に腰を下ろしホット・ドッグをコーヒーで流し込む。


久しぶりやな、こうゆう感じ。


シンガポールの夜はどこかエキゾチックで神秘的な雰囲気。


ネオンがとても幻想的だ。


・・・・・・・・・。


刻み煙草をサブバックからとり出し器用にクルクルとロールしていく。


赤く燃えるライタ-の火も今日は何だか良い感じじゃねぇ!?


俺・・・・・・・


やっぱりまだまだ日本には帰れねぇよ、マジで。


つづく