琴引浜の鳴き砂に感動しつつ僕達はさらに移動。


いやぁ~、それにしても鳴き砂って不思議やなぁ・・・べーっだ!


あの音色を維持するためにはゴミ一つない綺麗な砂浜を常にキープしないといけない。


その為にも観光客のモラルはもちろん、地元の人達のたゆまない努力が必要ッスなアップ


日本に現存する数少ない鳴き砂が僕の住む京都にあるって事が物凄く誇りに思えました。


さて、火照った身体をエアコン全開で冷却しながら次に向かった先は伊根町ですにひひ


んで、京都の最北端を軽快に横断する訳なんやけど、その切り立った断崖絶壁の下には何処までも広がるコバルトブルーの大海原。


そしてそれらをグルっと取り囲むようにそびえ立つ雄大な山々。
凸凹珍道中

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人工的には絶対に創れない魔法の絵の具を真っ白なキャンパスにぶちまけたかのような素晴らしい景色と吹きぬけていく潮風が心地よい湾岸ラインラブラブ!


京都は海の幸、山の幸が豊富な素晴らしい場所だという事を改めて教えてもらった気がします。


途中、野生の猿に遭遇したり、展望台に登ったり、マジで最高!!


1時間程すると目的地の伊根町の鼻先に到着。


凸凹珍道中

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この地に僕が訪問しようと思ってた蔵元があるんですが、さていよいよですよにひひ


到着した伊根町は舟屋が残る小さな漁村なんですが、その舟屋こそがこの町の名物なんですべーっだ!


舟屋とは家の裏に船が停泊できるようなガレージがついた家の事です。


伊根から捕鯨に出かけていた時期もあるそうだよパー


凸凹珍道中



その漁村の中に長い伝統を脈々と受け継ぐ最高にホットな蔵元さんがありますひらめき電球


凸凹珍道中
樹齢300年の立派な五葉松がシンボル・ツリーのこの蔵元さん。


凸凹珍道中

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伊根町、そして京都のお酒業界を牽引する蔵元、向井酒造株式会社さんですアップアップ


去年、大阪のリーガロイヤルホテルで催された純米酒のイベントで初対面を交わしちょうど一年後の今、ようやく再開する事が出来ました音譜


向井さんの蔵では長女の久仁子さんが杜氏を務め、次女のさと子さんが久仁子さんを支えています。


そして、出迎えてくれたのが次女のさと子さん。


真冬の丹後。


酒造りの季節。


空気も凍りつきそうな極寒の丹後の酒蔵で本当にお酒造りをしているんだろうか!?と思う程華奢な彼女。化粧っ気のない笑顔の素敵なさと子さんは僕より一つ年下の女性だ。


なぜ僕がこの蔵元に魅せられたのかはてなマーク


それはこの蔵元が全量純米蔵を目指す本物の酒蔵だからです。


僕は以前にも「日本酒とは純米酒だ」と言うようなブログを書いていたんですが、僕の酒販店では食の安全性などから、まさにこの「純米」というものが重要な一つのキーワードになっています得意げ


全ての醸造アルコールを悪者扱いする気は全くないのですが、アル添で誤魔化さない混じりッ気のない純粋なお酒にこだわっていきたい僕。


向井さんは京都で唯一の純米蔵なんですアップアップ


僕の家の近くにも伏見の酒蔵がたくさんありますが、残念な事に全量純米蔵がありませんしょぼん


で、僕の店にもまだコレと言って京都の地酒の取り扱いがありません。


扱うなら絶対ココの蔵元さんと決めていた僕はせっかくなんで今回の放浪で訪問しようと思い立った訳なんですにひひ


凸凹珍道中
冷却用のタンク。



凸凹珍道中
瓶詰めが行われるスペース。


凸凹珍道中
醪(もろみ)を仕込むタンク。


凸凹珍道中
櫂(かい)。

仕込み中、この長い棒でタンクの中をかき混ぜる。


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蔵の裏がすぐ海という珍しい蔵元。

日本で一番海に近い酒蔵が㈱向井酒造さん。


さと子さんに一通り蔵内を案内してもらい試飲をさせていただきまして、蔵の真裏にある海に浮かぶイカダの上で僕達3人は双方の現状を話し合いました。


試飲させて頂いたお酒は間違いのない真っ直ぐ正直な味わい、それでいて女性杜氏ならではのキメ細かく巾のある素晴らしいお酒ばかりラブラブ!


普通は蔵元が自転車操業をしているなんてイメージが全く思い浮かばないのだが、実は向井さんの蔵はいつ廃業に追いやられてもおかしくないくらいの切羽詰まった状態がずっと続いているという・・・・。


こんなに素敵なお酒を醸す蔵元が追い込まれているなんて・・・・。


意外すぎて驚いちまった。。。


今まで、女だからと言われて大変な苦労を重ねてきた向井さん。


冷却用のタンクや設備が不足していたせいで、極寒の仕込み中感覚の無くなった手でタンクに直接、氷の板を張り付けて冷却させた事。


女なんかに酒が造れるか!!と老練な蔵人達に見捨てられた時期。


さと子さんは昔の苦労話を切実な想いで僕に話してくれました。


そして現在も様々な問題が山積みである事・・・・・。


風前の灯である事・・・・。。


でも、彼女の澄んだ瞳の中でメラメラと燃えたぎる漁火の様な闘志がはっきり見えるのは今までずっと変わることなく命がけでお酒造りを続けてきたから。


僕にはそれがはっきりと見えたような気がする。


未熟だけど、僕が京都の蔵元の中で一番だと思えた酒蔵。


全量純米という英断を下した素晴らしい向井さんは、全国的にも非常に少ない貴重な蔵元。


日本で初めて全量純米蔵に方向転換し、日本酒業界の未来を担う神奈川県の神亀酒造さんの専務の小川原氏の思想をまともに受けた向井さん。


しかも末っ子の弟は今、まさにその神亀でお酒造りの修行中らしい。


さらに、最近ご結婚されたという杜氏の久仁子さんの旦那さんは大阪の全量純米蔵の秋鹿酒造で修行を積んだ蔵人。


今年の冬には向井酒造に入って久仁子さんをバックアップするらしいです。


こりゃぁ、大変な事だぞえっ!!


でも、こんな素敵なお話を聞く前から僕の心の中ではすでに決まっていましたよ。


実は僕の酒販店も風が吹けば倒れる状態。


でも、僕は物凄い勇気をもらいましたよ、ありがとうございます。


僕に何が出来るか解らないけど、一緒に頑張らさせて下さい!!


向井さん!!でっかい花火バンバン上げてまだ見ぬたくさんのお客様に感動して頂けるお酒をこれからも造り続けてください、僕も宇治でその気持ちをそのまま人々にお伝えします!!


本当にありがとうございました。


泣きそうになりながら僕達は蔵を後にしました。


その後ローカルの人達と仲良くなって海水浴。


凸凹珍道中

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凸凹珍道中

とっても楽しい夏の思い出でした。


最後に今日はとても人間臭く、専門的でつまらない内容のブログだったけど、日本酒ほど人間ドラマが凝縮されたものは無いと思うんです。


人、風土、水。



これら3つが揃わなければどんなに優れたコンピューターを導入したとしても、いかに優れた杜氏を雇ったとしても良い酒は完成されないのかなと。


ココ伊根町にはその必要なエッセンスが全てが詰まっているように感じます。


好きです。


ほんま、大好きです。


こんな素敵過ぎるロケーションでまずい酒が出来る筈がない(笑)


本当に今回のトリップは良い経験が出来たんじゃないのかなと思います。


奥さん、いつもいつも、お酒の事ばっかりでごめんね。


でも俺だって本気やから。


こんな俺やのにいつも支えてくれてありがとう。 PEACE.


see ya.....


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