ガヤガヤと賑やかなメインストリートのど真ん中で仁王立ちする僕。


そのまま360度ぐるりと見渡す。


バイクが激しく行き交い、白人観光客がやたらと目につく。


バスの上に設置されたリングの上でムエタイを繰り広げるパフォーマンスカーが横切っていく。


目の前にそびえ立つ25階建ての無駄にでっけぇホテルはロイヤル・パラダイス・ホテルだ。


だせぇ名前(笑)


メインストリートの両サイドには出店やレストラン、宿が軒をつらねていた。


大勢のタイ人が何やらこちらを興味深く眺めている。


とりあえず目的地に辿り着く事が出来た僕は、ホッとしたせいか急に疲労に襲われた。


そういや一睡もしてなかったもんな・・・・・。。


どこでもええわ、宿に泊まろう。


ゲスト・ハウスと呼ばれる安宿はそこらにいくらでもある。


とりあえず適当な所にチェックイン。


パスポートナンバーや名前、国籍を記入。


値段は400バーツ(1600円くらい)


個室のお湯の出るシャワー付きの快適な部屋。


いいんじゃねぇの!?


とりあえずクソ重てーバックパックを下ろしベッドに倒れこむ。


・・・・・・・・・・・・・・・・。



目が覚めたのが現地時間のPM18時頃。


日本時間は20時。


腹が減ったんで貴重品だけサブ・バックに入れて部屋を出る。


盗まれたら洒落にならねぇ。


レセプションにいるタイ人のおばさんに改めて挨拶する。


嫌な感じはしなかった。


それじゃ、初タイ・フードを食べにちょっくら行ってきまっさ!


近くのオープン・カフェ風の洒落たレストランに腰かける。


メニューは丁寧に写真と英語で説明書きされてとても解りやすかった。


僕はトムヤムクン(海鮮スープ)とライスと鳥肉料理をオーダーした。


水は勿論ミネラル・ウォーター。


東南アジアの生水は危険らしい。


運ばれてくる料理は素晴らしく旨く値段も安かった。


家畜みてぇにがっついた。


食後、ビーチに自然と誘われる僕。


町をだんだん真っ赤に染めていく夕暮れを眺めながら、僕はたまらない充実感を噛みしめていた。


そして太陽が沈みパトンの夜がやってきた。


メインストリートは男達を挑発するかのようにギラギラと妖しい色気を帯びてきた。


極上のニューハーフ、売春婦、ディスコやBAR。


それらを求めるおびただしい数の観光客と現地人。


パトンの夜はいきなり牙をむいた。


僕はとりあえずその夜は宿に戻り、眠りについた。



つづく