昨日は休みでした~チョキ


つい最近足の甲を怪我した為病院へ…。診断結果は全治1ヶ月でした叫び

お客様へ、店舗内で足を引きずってるのがブログを書いている私です。


さて、今日はデモカーその2!!「施工編です」ではどーぞーべーっだ!


ダウンローでの施工の基本的な内容である配線処理から進めていきます。
この時、左右のスピーカー設置条件を出来る限り揃えることを意識した施工が基本となります。





まず、各配線の長さはプロセッサーからアンプまでのRCAケーブルの長さを全て揃えます。
今回のシステムではツィーター、ミッドがマルチ接続となっているので
スピーカーケーブルも左右の長さを誤差1cm以内に抑えるように施工しました。
これらは言うまでも無く、物理的な音声信号の流れを揃える目的があり、
プロセッサーに搭載されたタイムアライメントに頼らないセッティングを基本と考えたからです。
左右のタイムアライメント調整は、あくまでも味付け的な要素がメインとなります。
これらの配線をドア内に引き込むようになりますが、
純正ではドア接合部がカプラー形状となっているので細心の注意を払って引き込みました。
オーディオテクニカ レグザット・シリーズのスピーカーケーブルは
比較的太いケーブルとなり、2本分を引き込むのは高度な技術が必要となります。





左右のクオリティを揃える意味で、ドア内の防振材も質、量を揃えてみました。
施工方法もドアパネルの広い(弱い)部分を重点的に施工することで
余計な振動を効果的に抑えることが可能となりましたが、
ダウンローでの防振処理はこれだけでは終わりません。
全ての防振処理が完了した後、インナーパネル部分の一部分に穴を開け
スピーカーが適度にストロークできるようにセッティングします。
(写真は施工途中になります)
この穴開け加工はスピーカーBOXでいうところのポートと同じような効果となり、
適度な低域を確保することを目的としています。
勿論、使用するスピーカーやアンプ、セッティングによっては
穴開け加工の有無、大きさなどが変ってきますので
実際に音色を聴いた後の微調整がキーポイントとなります。





ツィーターは純正部分を加工して設置しました。
ツィーターの角度は直接リスナーに向けるのではなく、
ハンドル上部分の中央寄りのセッティングとしました。
これはツィーターの再生音の「まとまり感」を重視しながら
ミッドレンジとの繋がりも考慮に入れた設置法となります。
あくまでも「定位は高く」、「イメージはしっかり」をテーマに鳴らします。
この部分の造形はダウンローでは もはや定番メニューとなっている
純正風カスタムフィッティングです。
知らない人が見たら純正かと思わせてしまうような自然な造形術となり
配色も純正のつや消しと同等のブラック仕上げです。





ドアへのミッドレンジ装着は今回の施工の中でも重要なファクターの一つに挙げられます。
純正スピーカー位置は、ドアを閉める際につかむ為のバーが良質な音を妨げる要因となっており、
お世辞にも良い場所とは言えませんのでドア下部へスピーカー設置場所を移動します。
また、純正機能を損なわない為に純正スピーカーはそのまま機能するようにしてあります。

そしてアウターバッフル製作となるのですが、
ダウンローでの基本作業としてはスピーカーの内圧を整流する為にインナーベースボードを製作したうえで
アウターバッフルを重ねて設置しますが、ここでも工夫を凝らした施工になります。
ベースになる材料にシナ合板を使用していきます。
この素材はMDFボードに比べ非常に堅いうえに軽い性質を持っています。
これはスピーカーが奏でる音を表現する時に
必要な響きを残しながら、余計な振動を排除する重要な役割を担っています。
世の中に数多くある楽器には良質な木材を使ったものが多いのも、こういった理由があるからなのです。
しかし、木材の性質上、非常に堅く 木目に沿った切削作業は作業面で加工が難しいことも確かです。
これら一連の作業は高音質を目指す為の重要ポイントになります。
また、バッフル製作の要であるバッフル内部には余計な定在波を引き起こさない為に背圧抵抗を抑えた塗装を施します。





これらの技術をフィードバックさせてウーファーボックス造りへ移行します。
フロントのバッフル同様、シナ合板を使って製作していきますが、
ここでもシナ合板ならではの作業難度の高さが露呈しました。
前述の通り、木目に沿った切削と組み上げが必要となるので
うかつにビスを打ち込んでしまうと木が割れてしまいます。
そこでシナ合板の角を落とし込む加工と、それらを固定する為の工夫が必要になります。
そして気密性を引き上げ、さらに強度を増す為、内部処理にFRP樹脂を塗布しています。
通常の2倍以上の作業時間を要するウーファーボックスは、
JBLのパワーをしっかりと受け止めることのできる質実剛健なボックスで仕上がりました。

アンプボードや各ユニットの配置もほぼ完了に近づき
あとは音出し後のセッティングを詰めていくようになっていきます。
もうすぐお客様へダウンローのデモカーをご試聴頂けるようになります。
セッティング完了後にレポートの続きをご紹介します。