全美連(全日本美容業生活衛生同業組合連合会)と各美容組合は、美容の業務を守るために積極的に活動しています。

美容組合で一緒に「経営」と「業務独占」を守ろう!
CASE 3・一人ひとりが大きな力に

☞ 「業務独占」が私たちの経営に絶対必要なことがよくわかりました。しっかり守らなければいけない制度なんですね。
 「数は力なり」という言葉があります。組合組織も同じです。ある程度の数がないと思うような力を発揮することができません。内外に対して発言力が弱まり、業としての主張や意見を強く言えなくなる場合も出てくるでしょう。今こそ一人ひとりの美容師が、美容師のプライドにかけて声を大にして立ち上がりましょう!
 しかし、とても残念なことですが、いま組合員の数が全国的に減少しています。高齢退会者が増加する一方、若い人たちが組合に入ってくれません。「組合に入らない人が多いのは、法律(業務独占)もいらないということなのか」、政界の一部にそんな疑念を抱かせてしまうおそれもあります。美容師法がなくなったら業界はどうなるでしょう。業界内外に、「美容の仕事は美容師の仕事」という強いメッセージを発信し続けなければなりません。

☞ 「組合に入ってもメリットがない」とよくいわれますが、「業務独占」を守るにはどのような手立てがありますか。経営者として何をしたらいいのでしょうか。
 今ある制度が将来も続いていくという時代は終わりました。美容師資格という社会的システムの必要性を広く社会にアピールすることが必要です。美容師資格や業界の将来をあなたも組合に加入して一緒に考えてみませんか。組合に加入することにより組合員の一人ひとりが組合の大きな力になり、日本の美容業を守る役目を担っていくのです。
 組合の様々な事業を利用、活用することによって、さらに大きなメリットが生まれるます。
 それが結局は、業の繁栄につながるのですから。