Cocktail
トム・クルーズ主演の映画「カクテル」
1988年に公開されたゴキゲンなこの映画、バーテンダーをしている若者の恋愛や苦悩を描いた青春ドラマって感じだったよね?
ところで「カクテル」の原作本は、映画とはちょっと雰囲気が違っているんだ。
ニューヨーク、1984。
いちばんホットで、いちばん危険なバーテンダーを求めて美女たちが吸い寄せられる場所〈カクテル・バー〉。
蝕まれ、変質してゆく街と人を酒場という鏡に映し出して、観念の風景と〈街もよう・人もよう〉を共鳴させるパワフルな言語。
快楽主義の恍惚と毒を完璧に描ききった20世紀末をいろどる高級娯楽小説。
この解説文もどうかと思うけど(汗)、映画の華やかさとは程遠い、この文章に表現されているようにダークな背景が舞台のちょっと危ないストーリーでね。
ヘイウッド・グールド著、芝山幹郎訳の小説、今では原作と共に絶版になってしまったのが残念だが、古本で探せばまだ見つかるんじゃないかな?
ストーリーはもとより翻訳が上手いんだろう、強烈で勢いのある文章にドップリ引き込まれてしまう。
映画同様に最後はハッピーエンド??的な結末なんだけど、それまでの成り行き任せの"地獄めぐり"ともいえる内容がなかなかリアルで過激でね。
"爽やかなトム・クルーズ"的な映画のイメージで読まないほうがいいよ、イメージが壊れるから(笑)
機会があったらぜひ読んでほしい、ある意味俺のフェバリットで本物のドワイルドな小説なんだ。
dowild.m
