CHEMEX | dowild<ドワイルド>blog

CHEMEX

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空がようやく明るくなってきた時間に、まだ眠たい目を擦りながら布団を抜け出し起きる早朝。

もう少し寝ていたい…、そんなある意味"つらい"この時間での唯一の楽しみは脳を覚醒させる温かいコーヒーとトースト、そして目覚めの一服だ^^

一日のうちで一番フレッシュな味覚に応えるべく、朝のコーヒーこそ香り高い美味しい一杯を飲みたいよね。

いつもスイッチ入れるだけの楽な電動コーヒーメーカーで淹れているんだけど、ぜひとも手に入れたいともくろんでいるのがケメックスのコーヒーメーカーなんだ。

ちょっとばかし手間が掛かるけど、やっぱりその儀式的な雰囲気って大切じゃない(笑)

三角フラスコとジョウゴを合体させたような特徴的なフォルム、ガラスで一体化させた美しいシルエットに温もりのあるウッドと革紐を巻きつけた持ち手。

ニューヨーク近代美術館「MOMA」のパーマネントコレクション(永久展示品)にも認定されている、ドワイルドな逸品なんだよね。

シンプルで無駄の無い、大袈裟かもしれないがこれこそが完成されたデザインってものかもしれない。

実はこのケメックス、化学の実験室から誕生したんだよね。

これを考案したのはドイツ生まれのアメリカの科学者ピーター・シューラムボーム氏。

面倒くさがり屋の彼や研究者仲間達は、実験室に転がっているフラスコをコーヒーメーカーの代用として日常的に使用していたという。

きっと、フラスコの上にジョウゴを載せてコーヒーを落としていたんだろうなー(笑)

それを市販用のコーヒーメーカーとしてデザインし直しプロトタイプを考案し誕生したのがケメックスって訳だ。

ところが当時、第ニ次世界大戦の真っ只中だったため、ガラス製品は軍の許可なしに生産できなかったんだよね。

そこでシュラムボーム博士は、ラテン語の名文句「王は細部に拘らず、されど大統領は細部にも注意を払う」で始まる手紙を当時のアメリカ大統領ルーズベルトに送り、これに感動したルーズベルト大統領は、直ちに許可を与え生産を開始することができたという逸話もあるんだ。

専用のボンテッド・フィルターは、通常の紙フィルターに比べ20~30%の強度があり、その円錐形の形状は科学的にも濾紙として理想的だとされている(さすが化学者!)

底が平らなフィルターより、濾過の際には渋みの原因となる酸味と脂肪分を適度に取り除き、コーヒー本来のコクのある旨みを抽出できるんだって。

1938年にプロトタイプが誕生してから、ほとんどデザイン・仕様は変わっていないケメックス。

それから半世紀以上ものロングセラー商品として、世界中で愛用されているんだよね。

きっとアンティークな雰囲気が作る、くつろぎのコーヒータイムを演出してくれるに違いない。

ケメックスでコーヒーを淹れる、そんな習慣があれば毎朝目覚めるのが楽しみになるんじゃないかな?

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