ABSENTE | dowild<ドワイルド>blog

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薬草系リキュールの中でも、辛口で特異な風味を持ったお酒として知られるパステイス。

そのルーツは、かの悪名高き禁断のお酒"アブサン"なんだよね。

地中海沿岸諸国で古くから飲まれ、かつてフランスでゴッホ、ゴーギャン、モネ、ロートレック、ピカソ、ヘミングウェイなど、芸術家を魅了し、彼らの感性を引き出した霊酒であるんだ。

というのも、アブサンの独特の風味を引き出すニガヨモギに含まれる成分ツヨンに幻覚作用があり、これを常飲すると中毒性を引き起こし、ひどくなるとアヘンやコカインなどの薬物中毒より悲惨なものになるそうな(汗)

詩人ヴェルレーヌや画家ロートレック,ゴッホなども、アブサン中毒で身を滅ぼしたといわれているんだよね ;

1790年スイスのヴェルト・トラ・ヴェルで作られていたニガヨモギを原料とした薬を、医師ピエール・オーディナーレが蒸留を応用し独自の処方を発案。

彼は後にその製法をペルノ社創業者であるアンリ・ルイ・ペルノーに伝授し、ペルノーがこれを商品化してアブサンが誕生した。

新しいお酒がフランスで、そしてヨーロッパで大流行して、数多くのアブサニストを生み出したって訳。

安価なアルコールだったために多数の中毒者・犯罪者を出した事でも知られている。

そういった幻覚等の向精神作用が引き起こされるなどの問題によって、1915年フランスで製造販売が禁止され、イタリアやアメリカなど各国でもそれに倣って禁止措置をとったんだ。

そこで台頭してきたのがアブサンのイミテーション・アニス酒"パスティス"だった。

パスティスは南フランスの方言で「似せる」という意味、ニガヨモギを使わずにアブサンに似た香味のお酒で、有名なところだとやっぱりペルノだよね。

そんな、80年以上も非合法であった幻のアブサンが、EUの新しい基準により各国で解禁となったのは最近の話。

有害なツヨン残存許容量が10ppm以下なら承認という事で、かつてのアブサンとはちょっと違うんだけどね。

フランスの片田舎では、ニガヨモギの覚醒作用たっぷりの「裏アブサン」が今でも密造されているというが…。

ま~、とにかく悪名高きアブサンが気軽に手に入るなんて嬉しいよね。

薄く緑色を帯び、水を加えると白濁する魅惑的なアブサン。

グラスの上に載せた専用のスプーンから角砂糖を垂らす、なんて儀式もらしくてさ。

特殊な香りと風味が強烈な、禁断のドワイルド・リキュールなんだよね。

*くれぐれも飲みすぎに注意(笑)

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