Work Wear
第一次産業が隆盛を極めた1920~40年代にかけてのアメリカでは、労働者相手のマーケット競争が激化していた。
この時代はまだカジュアルファッションというモノが確立しておらず「ワークウェア(作業着)」がデイリーウェアとしての役割を担っていたため、労働者たちは皆ごく当たり前に仕事着として、そして普段着としてワークウェアを身につけていたんだよ。
全米として考えた場合、ソレがいかに大きなマーケットであったかが窺い知れるよね(^.^)b
需要と供給のバランスをとりながらワークウェアビジネスは成長を遂げていったワケだけど、そのクラシカルな手作業と機械との絶妙な組み合わせによる最良で最適な美しい縫製技術、機能的なファブリケーション、シンプルで力強いアメリカン・オリジナルのデザインワークや、そのうえにアメリカ人の持つポップなセンスも加わり、ワークウェアは完成の域に達していったんだ♪
流行よりも人間の身体を重視して造形された機能美はまさに質実剛健なアメリカオリジンの衣服文化の象徴だった。
多くのワークウェアブランドがシェアを獲得しようと工夫を凝らし、新製品の開発に努め、労働者の目に留まるアイテムを次々と生み出していったんだ。
現在でも活躍するリーバイスやリーなどのデニムメーカーから、シアーズ・ローバック、モンゴメリーワードをはじめとするストアブランド、カーハートやディッキーズといったワークブランドに至るまでメジャーブランドがひしめき合っていたワケ。
同時に、ローカルブランドを含む、中小企業のメーカーが多く存在したのも、この時代の魅力だろう♪
当時、いったいどのくらいのメーカーがあったのか?またどのようなアイテムが販売されていたのか?その全てを知るのは非常に困難だ^^;
ウ゛ィンテージとして古着屋等で見れるのはごく一部の世界で、こと'30~'40年代のワークウェアともなると、まだまだ未開の部分が多い。
1つだけ言えるのは、この時代に作られたワークウェアは“タフ”や“ストロング”というキーワードをもとに作られた、100%本物のアメリカン・プロダクツだったというコトだろう。
人は、死ぬほどに働き疲労が限界に達すると、ソコから逃げようとする者と、再び立ち上がろうとする者の2つに分かれると思う。
1930~40年代という労働者にとって苦境に耐え栄光を掴んだ時代…
ワークウェアはまさに黄金期を迎えていた。
一度は死にかけた者が取り戻した威厳や尊厳や意地を学び、苦しいときだからこそ平然と笑っていられるカッコよさや、希望を失わずに前向きに生き、どん底から這い上がるカッコよさ、そんなオトコたちが身につけた服装は、時代の領域を超えてドワイルドに息づいている☆
dowild.s

