Mega Stores
1960年代後半に興ったリテールマーケットの革命は、アメリカ人の消費意識を根底からくつがえした。
現在のアメリカの主流は、専門店な大型店、百貨店、モールの3つがある。
スーパーマーケットに代表されるこれらチェーンストアの出現により、人々は衣食住に関わるあらゆるモノをココで安くまとめ買いする習慣を身につけた。
1週間に1度くらいもスーパーマーケットに出向けば、大概の消費財が揃うというワケだ^^
同時に、これまでメーカー主導型だったマーケットの商習慣は完全に小売主導型へと変わっていった。
バイヤーたちの仕事の楽しみは、いかにメーカーの建値を壊して安い商品を効率よく棚にレイアウトし、商品の交差比率を高めるかに集中した。
そして商品を売るために、メーカーはシーズンインになると、ときおりバイヤーに多額なインセンティウ゛を支払ったり、パッケージデザインから中身まで商品戦略を見直してサバイバル競争につとめたワケ。
そうなるとKマートやセイブオン、ラッキーなどのバイヤーのなかには、とくに食品やグロッサリーのカテゴリーで巨額のサラリーを手にするモノが出てきたりもね。
1980年代に入ると、チェーンストアはさらに細分化され、クルマ、スポーツ、エレクトリクスなど、それぞれの業種別に巨大なチェーンストア化が図られていく。
ベストバイ、ホームデポ、スポーツオーソリティ、トイザラス、ペップボーイズなど、とりわけドライ・ディストリビューション(常温流通)に乗っかる商品の流通がコンティネンタルマーケットを占拠し、大量受注によって利益を生む構図がメーカーの中にも出来上がった。
チェーンストアの拡大戦略は、フリーウェイの整備と密接に関わっているという点が挙げられる。
週に1度出向くのだから、クルマに乗って20分以内で行ける商圏ならば成立するという法則に基づいて、フリーウェイの出口付近の土地が次々と買収されていったんだ。
ワゴンタイプのクルマが多く売れはじめたのも、チェーンストアの出現以降のコト。
フリーウェイがあるから、チェーンストアの専門化もスムーズに行えたと言ってもよいだろう。
ベストバイでTVを購入した後、子供の誕生日プレゼントを買いに隣町にあるトイザラスまで出掛けるコトも、フリーウェイさえ使えば大して面倒ではないしね♪
さらに、これら専門店化されたチェーンストアは、現在ではショッピングモールやショッピングアイランドのような“ショッピングの要塞”とも上手く融合しながら他店舗化を進めている。
また、ソレら専門店チェーンの隆盛によって将来が懸念されたスーパーマーケットも、食品とグロッサリーの棚を増やして業態のすみわけをしているワケだ。
同じ敷地内に巨大チェーンストアが集まっているショッピングモールの風景は、'70年代に置き換えればスーパーマーケットそのものだったとみてよいだろう。
行った方はもちろん、映画なんかでも目にして皆さんもよ~くご存知なアメリカのリテールマーケットは、とっくに「スーパー」から「メガ」の時代に移ったというドワイルドなお話しでした☆
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