Champion -T Shirt-
アメリカを代表するアスレチックウェア&ユニフォームメーカーのチャンピオンだが、とかく昨日書いたスウェットシャツの代名詞ともいえるリバースウィーブのイメージが先行してしまいがちだ。
実は定番アイテムであるTシャツにも新しいアイデアを盛り込み多くの商品開発が成されてきたんだよ♪
たとえば、糸自体を染色した色とりどりのTシャツが登場した'50年代には、大学のアスリートたちが他の大学の選手と色でも差別化できるようにとチャンピオンが開発したモノなんだ。
それまでのカラーリングといえば肌着から脱していないような白か霜降りグレーが大半だったからね。
またTシャツにレタリング加工で学校名やチーム名を入れたモノ、ナンバリングが施されたフットボールの練習着である“フットボールT”や、海軍の訓練用にと“リバーシブルT”などを初めて作ったのもチャンピオンだった。
同社の前身である「ニッカー・ポッカー・ニッティング・カンパニー」をニューヨーク州のロチェスターに設立したのが1919年のコト。
その代表サイモン・フェインブルームの没後、息子のエイブ&ウィリアムス・フェインブルーム兄弟が「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」として事業を受け継いだワケだ。
当初、彼らはニットを扱っていた背景を活かし、Tシャツやソックス、スウェットシャツの原型であるウールの下着を屋外労働者の防寒用として販売していた。
やがてミズーリ州のウェントワース・ミリタリーアカデミーの訓練用ウェアとして採用されるコトになって以降は昨日、記述した通り。
スウェットシャツ、Tシャツ、アスレチックソックスなどの開発に乗り出し'24年、最初の顧客であるミシガン大学とのビジネスがスタートしたコトがチャンピオンのターニングポイントであったのは間違いないだろう。
コーチからコーチへのクチコミにより全米の大学に広がっていったコトから「One Coach Tells Another」というチャンピオン・プロダクツ社のスローガンも生まれた。
Tシャツやスウェットにナンバーや大学名を染み込みやラバー、フロッキーといったプリント手法でレタリングしたアイテムも学校側に高い評価を受け、'34年に校内のブックストア(生協)における販売も開始している。
大学や米軍などの公的な場所とのビジネス展開は功を奏し、次々とオファーが舞い込み事業は拡大していった。
そのスタンスは、後世に残る数々の名品を残したワケだが、中でも俺も好んで集めたのが「ランナーズタグ」と呼ばれる'50~'60年代のTシャツかな^^
いわゆる巷で言うウ゛ィンテージなモノで、もちろんヘウ゛ィコットン、生地は斜行するし、襟もベロッとしてしまう^^;
けどそんなヤレ具合がまた、たまらないアジでもあったりね♪
時代的にはちょうどスポーツがレジャー化された頃で、まさにアメリカの豊かさを象徴した逸品だと思う。
年代によっても多少生地の性質は異なるが、アメリカンコットンのゴツゴツした肌触りが心地いいし、着込んで生地がよじれようが、気持ちよく着られればソレでいいんじゃない?みたいな、すべて満点を取りにいかないところなんかも実にアメリカらしくて良い^^
大量生産に移行しつつも、オリジナリティに溢れ、低価格で高品質な“肌着じゃない”Tシャツの市民権を獲得したドワイルドな立役者がチャンピオンなんだ。
dowild.s



