Stand by Me
誰にでもあるだろう、多感な少年、少女の頃の思い出が…
1959年の夏、オレゴンの小さな町―
12歳のゴーディ、クリス、テディ、バーンの仲良し4人組が、行方不明になった少年が列車にひかれ野ざらしになっているという話を聞き、死体を発見しに、不安と興奮を胸に未知の旅へと出るストーリー。
たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した…
この映画、意外にもモダン・ホラーの帝王として現代のアメリカ文学界に君臨する“スティーブン・キング"の中編小説「THE BODY」(原作)の一編を映画化したモノ。
この前の“シャイニング"とか怖い話が定番のキング作品だが、コレは彼自身の思い出を盛り込んだ自伝的小説だ。
『大切なコトほど他人には伝えにくい。言葉にすると色褪せる。』
そう話したキング氏は、自身の思い出を監督“ロブ・ライナー"に託し、映画が完成した。
『夜の闇があたりを包み
月明かりしか見えなくても僕は怖くない
怖くはないさ
君が傍にいてくれるなら
友よ 友よ
いつも傍にいておくれ
いつまでも 僕の傍に…』
子供の頃の思い出…
初めての経験…
初めて自分の力で恐怖に立ち向かうコト。
死にも、親の生身の姿にも初めて触れる。
一歩、退かなければ痛い目に遭うという極限も初体験する。
これらの経験を通じて少年たちは大人の男になる…
60年代の音楽にのって、そんな子供の頃をノスタルジックに思い出させる作品だ。
少年の悩みや友情が、心の奥に潜む不安と重なり、映画をより深くしている。
クリスを演じた“リバー・フェニックス"ジェームス・ディーンの再来とまで言われたが、1993年10月31日、ジョニー・デップが経営するバーで、コカインとモルヒネの過剰摂取により23歳という若さで急死した。
映画の最後の方で、リバー扮するクリスが家路につくとき、彼の姿がフッと消えるシーンがある。
あとづけかもしれないが、今となってはそれがとても印象深い…
きっと誰もが、自分の少年、少女の時代を重ねて思い起こす映画だ。
少年はやがて男になり
少女はやがて女になる
時が流れ、どんなに辛く悲しい経験をしようとも、心の中にある決して変わるコトのないドワイルドなモノがあると信じたい…
I never had any friends later on
like the ones I had when I was twelve.
Jesus, does anyone?
あの12歳の夏は二度とは戻らない…
dowild.s

