【縁-ENISHI-】終幕。 | 小人のさんぽ。

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表現者☆竹井沙紀のブログ『小人のさんぽ。』人生は感情を味わい尽くす旅!

遅ればせながら
劇団fool10周年記念公演BonusTrack
【縁-ENISHI-】
無事に終幕いたしました。




ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
関わって下さったスタッフの皆様、共演者の皆、お疲れ様でした。


個人的に今回印象に残っていること。
・台詞覚えが大変だった
・イソップを演じるのは楽しかった
・声枯らさないようにめちゃくちゃケアした
・でも枯らした
・奇しくもアミーゴと同じ歳でイソップ演じた

こんなところかなぁ。


・台詞覚えが大変だった
今回めちゃくちゃ苦労したのがことわざと長台詞でした!
ことわざって会話じゃないから、覚えにくいのです…。
毎回大体小返しと呼ばれるシーンごとの返し稽古で何となく覚えて行くのですが、今回はあまりその時間もなく。
別舞台でいなかったグリム役の湯口さんがほぼほぼ台詞入れて戻ってきたときに焦って頭に叩き込みました(笑)
あと単純に自分の台詞量の多さを分かっていなかった(チーン
実はスピンオフ作品の【縁-Chorus-】の方が覚えやすかったくらいです…。
ラストシーンのことわざをズザーッと羅列するところは冒頭シーンの入り乱れる場面と同じ人物を見て言っています。そうしないと覚えられなかった(笑)
恐らくfoolキャラクターの中でも過去1、2位を争う台詞量の多さじゃないかな?

・イソップを演じること
イソップを演じるのは楽しかったです。
Sっ気くすぐられるようで(笑)人を見下すの楽しい(笑)わはは。
うちは両親共働きの一人っ子だったので何となくイソップの気持ちは分かりましたねー。(お金持ちではなかったけれど)
大人になって分かる両親の気持ちもあるけど、やっぱり持ってきたのは子供の頃の感情かな。
昔、父親が海外土産で色鉛筆を買ってきてくれたことがあったけど、素直に『ありがとう』って言えなくて母親に窘められたなーなんてことを思い出しました。
絵を描くのが好きな子供だったので。
イソップを演じてみて分かったことって、【価値】は誰かに求めるものじゃなくて自分で決めるものってこと。
どうしても他人や親に認めて貰いたくなってしまうけれど、自分で打ち出す価値も大事なんじゃないかなぁって。
それを認めるために周りの人達がいる。
良い意味で、利用するってことかなぁ。
そういう意味で雪永とのシーンやかぐやとのシーンは好きでした。あそこのシーンの台詞が刺さった人もいるんじゃないかな?
自分の過去と向き合いつつ、今を生きつつ、過去を癒して前を向く公演になりました。

・声を枯らさないようにケアをした
前回の【天-COLORS×JOKER-】の時に吉川亜州香さんに教えて貰った通り使った後は喉を冷やして、そのあとひたすら温めてました。あと龍角散をひたすら舐めて保湿マスクして。
ほうじ茶に蜂蜜と生姜混ぜて飲んでみたり。
そしたら飴の舐めすぎで舌が炎症起こしてました…上顎は無事だったのに舌が痛くなるなんて。
味より痛み、で後半は飴舐めるの辞めました。

・でも枯らした
ガッサガサでしたねーwww
観に来てくれたお客様に『あれは枯れるわ』と言われましたが…
元々声帯強くはないんですが、ここ数年枯らさなかったので強くなったんだと勘違いしてました(笑)
10周年作品は全て少年ボイス。
枯らさないのが1番ですが、あのようなシーンを任せて貰えるのは嬉しくもあり。
一番好きなのは『僕は何?僕は誰?僕を見てよ』という台詞です。
私自身の人としての叫びのような、役者としての叫びのような、そしてもちろんイソップ自身の叫びであり。
私のお客様で『普段言えないようなことを気持ち良く言ってくれる』って言われましたが、そういうことなのかなって。
言葉って、伝えるためにあるじゃないですか。欲しい答えが貰えないかも知れないし、伝わらないかも知れない。けど言葉にしなかったらそれもなかったことになるなって。
だから、声を枯らして叫びました(笑)

・奇しくもアミーゴと同い年でイソップを演じた
これは本番入ってから?稽古終盤?に演出の溝口に言われたんですが、奇しくも元・劇団員の伊禮さんが主演を演じていた年齢と同じ歳でイソップを演じたんですねー。
【魂】という作品の主人公【ソラ】を演じていたアミーゴも舞台に出ずっぱりでした。
自分には何もできない、出来るわけないと決めつけていた少年が色々な人の影響を受けて、また与えながら空を目指すお話です。
自分の魂の価値を問いながら。
うーん、なんという奇妙な縁か。
10周年のラストを任されたプレッシャーは実は御神町シリーズを任された時ほどはなかったんですが、やはりこういった節目を任せて貰えるのは嬉しいですね。
藍蘭を引き継ぎ、主人公を引き継ぎ…劇団最小が頑張る運命(笑)
劇中で好きな…というか引っ掛かっていることわざの1つ、『縁は異なもの味なもの』を感じます。


ザッと振り返りましたがもちろんまだまだ他にもあります~。
今年一年を支えてくれた共演者の仲間やスタッフさん、稽古中に感じたことや諸々。
舞台上でのこだわりなど、また振り返れたら振り返りたいと思います。


といいつつもう次が始動しておりまして(笑)


本日、ガラプロさんの顔合わせでした!
今年最後の客演舞台になりますので皆さんお時間ありましたら是非観にいらしてください。
なんとテーマがヘンゼルとグレーテル!(笑)
台本読みましたが面白くなりそうでワクワクしております…!

一部ダブルキャストでまだキャスティングが分からないので出演日は明記できませんが、スケジュールに組み込んで頂けると幸いです!


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第三回空間演劇祭

テーマ「影」


【空間演劇祭とは】

劇場の空間や独特の世界観を

持つ劇団や

又それに伴った独特の見せ方

演出法に

特化した劇団達が

一つのテーマを

同じ劇場でどの様に表現出来るかを

競う演劇祭です


今回は明石スタジオを一ヶ月に渡り

貸し切り4団体の劇団がテーマ

「影」に挑みます!!



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ガラプロ第三弾

『揺れる中吊り』


【あらすじ】

少年は

行方不明の森の奥へ

それは

さながらヘンゼルとグレーテル

行く道の先を記した

ビスケットのクズ

それを拾って追いかけて

たどり着いた


お菓子の家


お菓子の

オカシは

不可思議な洞穴

あの兄妹はどこに行く。。


2018年

平成最後のあの暑い夏を

私達は忘れない。。


【ガラプロとは】

音楽にジプシースイングのバンド

GYPSY VAGABONZ

を招き生演奏と共にお送りする

女キャストだけのプロデュース公演

エロく怪しく美しく

をもっとうに活動しております


【劇場】

明石スタジオ


【日時】

2018年11月28~12月2日

(一部ダブルキャスト)

11/28(水) 19:00~(A)

11/29(木) 19:00~(B)

11/30(金) 14:00~(B☆) / 19:00~(A)

12/1(土) 14:00~(A) / 19:00~(B)

12/2(日) 12:30~(B) / 16:00~(A)

(全8回公演)

☆11/30(金)14:00~の公演終了後、空間演劇祭主宰達によるミニトークライブを致します。


【チケット料金】

前売り券 ¥3,800

当日券 ¥4,000

学生割引券 ¥2,500

高校生割引券 ¥1,500

リピート割引券 ¥3,000

※学生割、高校生割は当日受付にて学生証のご提示が必要となります。ご持参下さいませ。

※リピート割はガラプロの本作のみとなります。本公演のチケットの半券をお持ちください。


【竹井沙紀応援予約フォーム】

http://ticket.corich.jp/apply/94612/012/

本日22時より予約開始しています!

キャスティングについてはまた詳細決まりましたらお知らせします。


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どうぞよろしくお願いします!!



うずまき沙紀うずまき