たのしい倫敦ゆかいな倫敦 その79 意外に・・・ | 旅立つ時は一人旅 -国内・海外バックパッカーのたわ言-

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国内・海外旅行記、滞在記、雑記を中心に書いていこうと思っています。
ちょっとムフフ(死語 笑)な体験もあります。



Francescaからの質問で一瞬泡を食ってしまった俺なのだが、彼女の表情や話し方から判断するに、カマをかけてこちらの反応を楽しんでいるだけだろう。 

「あー、長椅子に座ってたんだけど、隣の人との距離が近かったからね。ところでさ、みんなも飲んでるの?」 

俺は、半分無理やり話題を変えることにした。 

「そうだよ。おいしいイタリアのお酒があるんだ。もし良かったら加わらない?」 

あっさり引いたな。が、場は凌げたっぽい。 

うまいイタリアの酒か。そいつは気になるな。チャンポンになるけど、ちょっとくらいならいいか。 
俺は、ご相伴に預かることにした。 

キッチンでは、出来上がった連中が、早口でイタリア語をまくしたてていた。 
うまい酒とは、赤ワインを天然発泡させた、ランブルスコなるものだった。イタリアでは、スーパーで安く簡単に手に入るらしい。 
早い話が赤スパークリングワインってことか? 

俺もヨッパだったから、マグカップ一杯だけ頂いたわけだが、なんか、ぶどうの発泡ジュースみたいな味だ。おいしいんだけど、もう少し辛口がいい。でも、赤いスパークリングワインとは新鮮な味だな。

続く。