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Francescaからの質問で一瞬泡を食ってしまった俺なのだが、彼女の表情や話し方から判断するに、カマをかけてこちらの反応を楽しんでいるだけだろう。
「あー、長椅子に座ってたんだけど、隣の人との距離が近かったからね。ところでさ、みんなも飲んでるの?」
俺は、半分無理やり話題を変えることにした。
「そうだよ。おいしいイタリアのお酒があるんだ。もし良かったら加わらない?」
あっさり引いたな。が、場は凌げたっぽい。
うまいイタリアの酒か。そいつは気になるな。チャンポンになるけど、ちょっとくらいならいいか。
俺は、ご相伴に預かることにした。
キッチンでは、出来上がった連中が、早口でイタリア語をまくしたてていた。
うまい酒とは、赤ワインを天然発泡させた、ランブルスコなるものだった。イタリアでは、スーパーで安く簡単に手に入るらしい。
早い話が赤スパークリングワインってことか?
俺もヨッパだったから、マグカップ一杯だけ頂いたわけだが、なんか、ぶどうの発泡ジュースみたいな味だ。おいしいんだけど、もう少し辛口がいい。でも、赤いスパークリングワインとは新鮮な味だな。
続く。
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