たのしい倫敦ゆかいな倫敦 その77 ロンドンの味 | 旅立つ時は一人旅 -国内・海外バックパッカーのたわ言-

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国内・海外旅行記、滞在記、雑記を中心に書いていこうと思っています。
ちょっとムフフ(死語 笑)な体験もあります。



俺は、どうしてもKellyと再会したかった。

閉店時間が迫る中、ケータイ番号を聞くタイミングを探っていたのだが、彼女も俺にいくぶん好意を持ってくれたのだろうか、こちらから聞くまでもなく、電話してね、ってコースターに番号を書いてくれた。


やったぜ、俺よ。

たのしいロンドンゆかいなロンドンロンドンロンドンロンド~ン♪ 

ロンドンで女の子と知り合えるどころか、まともに話なんかできることさえ期待してなかったのに、ここに来て1ヶ月半弱でこれかよ。しかも、間違いなくモテるであろうKellyから電話番号までもらっちゃったぞ。 

嬉しくなった俺は、電話するね、と言ってハグをしようとした。

・・・のだが、彼女は、俺背中に手を回すかわり、首をぐいと引き寄せると、唇に軽くキスをくれた。 

なるほど、これがロンドンの味か。 

電話して、ね。もちろん、ほとぼりが冷める前にさせていただきますとも。 

帰りの地下鉄の中では、頭がボーっとして何も考えられなかった俺。 

フラットに戻ると、キッチンでは数人がたむろっていた。連中も軽い酒盛りをしていたらしい。 深夜なだけに、出来上がっている奴もいた。

オレの顔を見るや、Francesca (※) が寄ってきた。 

「パブに行ってきたの?どうだった?」 

続く。


ここで語られている・・・