「で、あなたはどう?」
・・・お、おい、沈黙後いきなりそれかよ。
返答に困るなぁ。
俺は、またしばらく考えた末に言った。
「どうかなんて分からない。ただ、今話しているこんな感じなのが素の俺だと思ってくれればいいよ。ちょっとヨッパになってはいるけどね。」
「そっか、分かった。」
安心したようににっこり笑うKelly。
笑顔が素敵過ぎるじゃないか。
それはそうと、これまで、ボディーランゲージも交え、お互いの体はけっこう触れ合っているわけで。
俺も若く健康な男だ。こういう時に考えることは、他の健康な男とそうは変わらない。日本もイギリスも関係ないのだ。
Kellyは、そういう俺の考えを見抜いていただろう。
とはいえ、今のところ、言葉のカタコトさがいい方向に動いてるっぽいかも。中途半端に流暢だと、口を滑らせたりってあるけど、そういうことはしでかしてないからな。
場はすでに暖まっていることだし、このまま何も変えずに行こうじゃないの。
続く。