「ルート296」
「運転したいな」って君が言う 「それじゃ296に出よう」って僕が言う あの道路いつも混み合ってるから 不慣れな君のドライブにはぴったりだ
この街は車がなくちゃ不便でハンドル捌きだってサマになったろ? でも君にとっては僕は免許落第
どれだけ君が泣いたって 帰らぬ日々想ったって 憂い 優しい メロディつむぎだすんだ
どれだけ僕がごねたって 変わらぬものはなくたって いつかあの日のように連れ出していってよ ルート296
寄り添う人影 夕焼け沼辺
裏山 秘密の基地へと あぜ道
実る稲穂 さざ波 ここが海辺
遠くで踏切の音 2倍の速度でフォービート
千葉北インターを抜けて いつものドライブスルーのカフェで待ち合わせしたんだっけ 思い出してしまったな 甘くほろ苦い味
どれだけ君が泣いたって 帰らぬ日々想ったって 憂い 優しい メロディ紡ぎだすんだ
どれだけ僕がごねたって 変わらぬものはなくたって
いつかあの日のように連れ出していってよ ルート296
どれだけ君が泣いたって 叶わぬ夢があったって ありったけの愛をこめて「ただいま!」ルート296