不思議の扉  時間がいっぱい (角川文庫) 不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫)
大森 望

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-03-25

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大森望編集による、古今東西、時間にまつわるSF短編、全7編。


<収録作品>
「しゃくり」筒井康隆
「戦国バレンタインデー」大槻ケンヂ
「おもひで女」牧野修
「エンドレスエイト(「涼宮ハルヒの暴走」より)」谷川流
「時の渦」星親一
「めもあある美術館」大井三重子(仁木悦子)
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」フィツジェラルド



同じ時間を何度も繰り返す世界。
時間が過去に向かって進む世界。
etc...


筒井康隆の巻頭作品は、
ある日の10分間がリセットされながら延々と繰り返され、
記憶だけが積み重なってゆく世界。
さすが大御所、狂気の描き方が、読み応え有りである。


涼宮ハルヒの物語も、同じく時間ループもの。
夏休みの最後の2週間を、何度も繰り返す、SOS団たちの青春ストーリーだ。


その他、大槻ケンヂの、ゴスロリ少女が戦国時代へタイムスリップする物語や、
牧野修の、記憶の中に登場する怖い女の物語、
そしてブラピ映画で同じみの「ベンジャミン・バトン」など、
飽きさせないセレクトである。


評価は、★★★☆☆




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怪談実話系 4―書き下ろし怪談文芸競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ゆ 1-4) 怪談実話系 4―書き下ろし怪談文芸競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ゆ 1-4)
『幽』編集部

メディアファクトリー 2010-06-22

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怪談専門誌『幽』編集の、「怪談実話系」シリーズ第4弾。


工藤美代子、中山市朗、福澤徹三、安曇潤平、小池壮彦、
伊藤三巳華、加門七海、松村進吉、牧野修、岩井志麻子



今回新たに参加した牧野修が、自身の体験談を綴った
「これは怪談ではない」が面白かった。
ものすごく怖がりなのに、怖い話が大好きな作者が、
あえて幽霊談ではない否定することで、
厄を退けようとしているところが、なんかわかる気がする。


加門七海「浅草純喫茶」は、粋なゴーストが登場する、
怖くはないが、いい話だ。


評価は、★★☆☆☆




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厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫ダ・ヴィンチ) 厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
飴村行 岡部えつ 京極夏彦 黒史郎 長島槇子 平山夢明 福澤徹三 松谷みよ子 水沫流人 東 雅夫

メディアファクトリー 2010-04-21

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京極夏彦、平山夢明、福澤徹三、飴村行、
黒史郎、長島槇子、水沫流人、岡部えつ、
松谷みよ子、東 雅夫ら10人の作家による、

便所怪談アンソロジー。


古い民家の汲み取り式便所の、目にしみるような臭い、
そして便器の下に広がる真っ暗な闇・・・
子供の頃に田舎の便所で感じた恐怖が、
鮮やかに蘇ってくる、そんな短編集だ。


巻頭から京極、平山、福澤と繋がるラインナップで、
禍々しさと狂気にずっぽりと浸った後、
飴村行のスカトロ・エロ・ファンタジーな作品
「糜爛性の楽園」で笑わせるところが絶妙である。


評価は、★★★☆☆




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