みなさんこんにちは。今日も良い球、撞いていますか?
がちびり! 協会長のKです。
さて、科学で観るマイ・キュー選び・・・まだまだ続きます。
それは、性能が良いことがキューの絶対条件ではない、ということです。
??? 道具は性能が第一じゃねーの?
はい、確かにその通りです。
しかしキューの優等生と言うのは、従順で、自分の思い通りになる存在。
主人に忠実な召使、裏を返せば、無味乾燥な優等生・・・と言うこともできます。
世の中には「じゃじゃ馬馴らし」という言葉があります。
ロデオなんかが、その代表ですね。
あんな暴れ馬の背に、何もわざわざ乗らなくても良いのに・・・乗ってしまう。
さらには、完全に乗りこなそうとする。
そういう快感が、キューの世界にもあるのです。
偏った性能の、癖のあるキューを使いこなす・・・そういう快感、です。
癖のある道具と言うのは、実は結構魅力的なものでして・・・
それを使いこなしていると言う、独特のステータスというか、自尊心が生まれます。
ある程度撞ける様になると、いわゆる優等生タイプでない、ピーキーなキューを欲しがったりします。
それはまた自然の欲求で、そういう感情は私にもあります。
しかし、トーナメントなどの試合で勝敗が関わると、そうも言っていられません。
勝ちたかったら、自分の思い通りになる、癖のない優等生タイプのキューを選ぶはずです。
まあ、頑固な人は、それさえもピーキーなキューで勝ち取ることにこだわり、実際にそれを使いこなし、メチャクチャ強かったりするのですが・・・
個人的な意見としては、やっぱり優等生タイプを薦めます・・・初心者のうちは、特に。
それでもピーキーなキューが良い! と言う人は、そっちを買いましょう。
TADとかが、お薦めです。
まあ、私はそういうキューを持っていませんし、仮に持ったとしても、勝負キューと趣味キューにばっさり分けて使うと思いますが。
そこは人の嗜好なので、私などが口を挟むことではありません。
それでも唯一つ、言うことがあるとすれば、ピーキーなキューを選ぶ時は、
必ず、特筆すべく性能を持っているキューにしましょう。
性能面が鳴かず飛ばずでは、買う意味ありませんから。
惚れ込むだけの突出した性能を持つキューを選びましょう。
さて、まだまだ続く、キュー選びのバット編。
次回は、ハギとインレイのお話をしたいと思います。