ハロウィンが終わってさぁいよいよクリスマスか!と思いきや、アメリカにはまだまだ忘れちゃいけない大イベントが残っている。
 
それが Thanksgiving  サンクス・ギビング  感謝祭
 
11月の第4木曜日は「家族愛や友情を確かめ合う大切な祝日」らしい。
今年は11月22日。
 
カードコーナーには、クリスマスカードと並んでサンクスギビングカードが勢ぞろい。
中には、「Happy Thanksgiving」の文字と、日頃の感謝を伝える言葉、そして希望にあふれた日々を!みたいなメッセージ。
わたしも雰囲気を味わってみようと、家族と親戚にカードを送ってみた。
イメージ 8 
写真は当日に撮ったので、ところどころ売り切れてますね~(^^;
 
 
感謝祭のごちそうと言えばローストターキー!
イメージ 5(写真はネットショッピングのHPから借りました)
 
スーパーには丸々とした1羽まんまの七面鳥がごろごろ。
イメージ 6 イメージ 7 
 
つめものをした七面鳥にクランベリーソースとグレービーソースを添える。
アップルパイやパンプキンパイも欠かせない。
ほかにも調べてみたら、ごちそうについて細々したことがたーくさん書かれていた(けど省略!)
 
どこの家庭でもこのごちそうを準備し、はるか遠くから親戚一同が集まってお祝いをするらしい。
 
ここはネタ的にレシピ通りのごちそうを作るべきか!?とも思ったが、うーん、そんな気力は… ごめんなさい。
のんびりと家で過ごして休日は終了。
 
 
しかし! 感謝祭のイベントはこれだけでは終わらない!
翌金曜日は ブラック・フライデー
 
この広告の量!(これでも全部ではありません!)
イメージ 1
 
分厚い広告がわんさか。50%オフとか、60%オフとか、普通に書いてある。
イメージ 2 
 
 
感謝祭が過ぎるとクリスマスまで約ひと月となり、クリスマスプレゼントの購入に向けて消費が動くため、各小売店では感謝祭をクリスマスセールの前哨戦と位置づけ、客足をあてこんで金曜日から特別セールを行う。金曜日のセールで小売店の収支が黒字になることから感謝祭の翌日を「ブラック・フライデー」と呼ぶ
感謝祭からクリスマスまでのひと月、通説では小売業の年間売り上げの半分がこの一ヶ月に集中する。
Wikipediaより
 
開店はなんと夜中や早朝で、大勢のお客さんがおしよせるらしい。
家具から電化製品、洋服、日用品まで、とにかくありとあらゆる物が、訳がわかんないくらいに安くなっている。
 
例えば。
 
Nikon D3000 350ドル(3万5千円)引き!  冷蔵庫が1660ドル(16万円)引き!
イメージ 9 イメージ 10  
 
70%とか80%とか引かれると、欲しくもないのに買ってしまいそうだ。
イメージ 11 イメージ 12
 
 
ここも夜中から並んでブラックフライデーを体感しレポートすべきか!と思ったけど、寒いし眠いし、うーん、ごめんなさい。
 
 
多くの州は感謝祭の翌日の金曜日も祝日扱いとして4連休とし、中には感謝祭の前の水曜日から5連休とする州もあるらしい。
連休なら遠出もしたかったのだが、残念ながら相方は祝日関係なく木・金と仕事。
アメリカ人はみんな休むらしいが、日本人には関係ないしね。おつかれさまー。
 
感謝祭当日ちょっと外に出てみたが、街は閑散としていた。
誰も歩いていないし、車もとても少ない。
どこの店も、カフェやレストランも、全て休み。
いつも混んでいてカートがぶつかりあうくらいのスーパーにもほとんど客がいない。そして夕方には早々と閉店。
イメージ 13
 
かろうじてコンビニとマックと酒屋さんが開いていたくらい。
イメージ 3 イメージ 4 
 
 
この日は本当にみなさん家族で過ごされるのね。この徹底っぷり…
そして夜中や早朝からの買い物に備えるのかしら。
 
驚くほどの街の静けさに、逆にアメリカの感謝祭の存在感を見せつけられた気がした。
 
 
 
ところで。
 
・前後合わせて数日間の大きな休み
・親戚一同が介する
・決まったごちそうをつくる
・当日はどこの店も休みで翌日は大セール
 
これって、日本の正月に似てないか!?
そんなことは調べた中のどこにも書いていなかったので、あくまでもわたしの個人的な印象。
でも遠からずなような気がするぞ。
 
 

 


 
 
アメリカ人がこれだけ盛り上がる大イベント感謝祭とは、そもそも何なのか?
日本も1日違いで今日が勤労感謝の日。もしや各国共通!?
 
ここからは余談。長ーいので興味のある方だけどうぞ^^
 
 
 
感謝祭はもともと、 イギリスからアメリカに移住したピルグリムの最初の収穫を記念する行事。
 
ピルグリムがアメリカに到着した1621年の冬はとても厳しく大勢の死者を出したが、近隣に居住していたインディアンの助力により生き延びることができた。翌1621年の秋はとりわけ収穫が多かったため、ピルグリムはインディアンたちを招待し、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。 Wikipediaより。一部改編)
 
 
と、一般的には信じられている感謝祭だが、実はこのような説もあるらしい。
 
1620年に彼らがアメリカ大陸に来た時点で、ニューイングランド周辺にいたインディアンのうち約90%は病気により死亡していた。その理由としては、1492年にコロンブスがアメリカにやってきた際に、当時アメリカ大陸内では存在しなかったヨーロッパから運ばれた病原菌に対する抵抗力が無かったということがある。
その結果、1620年にピルグリムがアメリカにやってきた際には、無人状態となったインディアン達の住居や日用品を使うことで厳しい冬を過ごす事ができたという。インディアン達が彼らに食料や毛皮のジャケットなどを提供、両者の間に友好関係があったとされるという事実は確認されているとは言いがたい
事実とは異なった話が一般になっている背景には、マサチューセッツ植民地の統治者ウィンスロップアメリカにはインディアンとの間の戦争や虐殺、略奪という暗い歴史しか無いので、「明るい話を広めよう」と使われたとも言われている。
白人の間で現在広く伝えられている感謝祭の歴史は史実とするには議論の余地がある。Wikipediaより。一部改編)
 
なんとも…
アメリカらしいと言えばアメリカらしいが、なんだか複雑な気分になる。
 
まぁ起源はどちらだったとしても、現代アメリカ人の意識の中ではたくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事のひとつとなっている。
 
ではなぜ、ピルグリムの行事が現代のような形に変化したのか。
 
長い間忘れられた存在であった感謝祭を復活させ新たな役割を与えたのは、第16代大統領エイブラハム・リンカーン。南北戦争の終結後、彼は国内の融和を図り国家としての団結を取り戻すために感謝祭を連邦休日と定め、家族の集いを奨励した。
この試みは成功し、感謝祭は単なる「大型連休」以上に、遠く離れた家族・親戚が再会して絆を深め合うアメリカの伝統として根付いている。Wikipediaより。一部改編)
 
 
なるほどね~。
 
 
 
そしてもうひとつ。
サンクスギビングについて調べていて行きあたった日本の「勤労感謝の日」。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨とした祝日だ。
時期も趣旨も似ているのはどうやら全くの偶然らしい。が。
 
勤労感謝の日は、英語でLabor Thanksgiving Day  レイバー サンクスギビングデー」という。
この名前が似ているところに、日本とアメリカとの歴史が垣間見える。
 
日本には古くから五穀の収穫を神々に感謝する風習があった。
「新嘗祭(にいなめさい)」大事な国家行事として飛鳥時代から始まったと言われており、現在でも天皇が1年の収穫に感謝する宮中祭祀(きゅうちゅうさいし:天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることを目的に行う祭祀)の1つとして大切に続けられている。
その式典が1123日、つまり今日。
 
アメリカの感謝祭より1000年近くも前にその起源があるということになる。
 
では、新嘗祭と同じ日に制定された勤労感謝の日とは、いったい何なのか。
 
第二次世界大戦後のGHQの占領政策の中で、占領軍は国家神道と深く結びついた新嘗祭を危険視した。そこで占領軍は、アメリカの「Labor Day レイバーデー(9月第一月曜日)」と「Thanksgiving Day」を合わせた「Labor Thanksgiving Day」という祝日を考案し、天皇行事・国事行為である新嘗祭から切り離した。それを和訳したのが「勤労感謝の日」である。
Wikipediaより。一部改編)
 
 
今まで「ただのカレンダー上の祝日」としか思っていなかった「勤労感謝の日」にこんな歴史があったとは。
考えてみたら、宮中祭祀とか全然知らなかったなぁ。
天皇陛下が国民のために祈ってくださっていることを国民が知らないって、なんだか申し訳ない。
 
サンクスギビングをきっかけに勉強ができたことに、感謝。
 
そして、ここまでおつきあいくださった方がいらしたら、大感謝です。