遊んでばっかり!とお叱りを受けそうな気がしますが(笑)、アップします。

 
1週間前、10月の第二月曜日は、コロンブス・デイ

1492年に、北アメリカ大陸に、クリストファー・コロンブスが到着したことを祝う。この日は、ネバダ州、ハワイ州、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、サウスダコタ州を除くアメリカ合衆国のほとんどの州で休日となる。
コロンブスの出身国イタリアでも、イタリア人によって祝われることがある。また、コロンブスを送り出したスペイン、およびこの出来事をきっかけとしてスペインの植民地支配を受けた中南米諸国でも、この日あるいは直近の月曜日などが祝日となっている。
(Wikipediaより)

ということで、日本と同じく3連休。
ついこの間ヨーロッパから帰ってきたばかりだし、今月はナイアガラマラソンもあるし、これ以上の出費は生活にかかわる!
家計を預かる主婦としては(これ、一度言ってみたかった・爆)、収入激減の今、けっこう深刻な問題だ。
しかし、決して多いわけじゃない3連休。そしてオン・オフのしっかりしたアメリカと言えども、いつ相方の仕事が忙しくなるかわからない。
「やりたいことはできるうちに!」「旅費は生活費を削ればいいよ!」 と、わずかに芽生えた自制心はあっさりと敗退した。

 
 
 
長時間の乗り物移動が大好きなわたしが、日本にいる時から絶対にやってみたかったこと、それは、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アメリカ大陸 鉄道横断!!!
 
 
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(「Amtrak Towns - アムトラックと列車の旅」HPから地図をお借りしました)
 
 
DCからシカゴまでが、緑の路線 「キャピトル・リミテッド」 約17時間
シカゴからシアトルを結ぶのが、ピンクの路 「エンパイア・ビルダー号」 約45時間半
 
 
シカゴ乗り換えで、東海岸から西海岸までを横断できることになる。
走るのはカナダとの国境。
 
 
1泊目:キャピトル・リミテッド (コーチ席:座席)

2・3泊目:エンパイア・ビルダー号 (ルーメット:寝台車)

4泊目:シアトルからDCへの帰りの飛行機 (もちろんエコノミー)
 
 
シアトル滞在はわずか10時間足らず、ホテル泊はなく全て車中泊という、
0泊5日の弾丸旅行が計画された。
 
う~ん、考えただけでテンションの上がる企画 アップアップアップ
(たぶん世の多くの人は、考えただけでげんなりしそうな企画 ダウンダウンダウン …ですよね? )
 
 
 
 
 
 
ちなみに、北米を横断する長距離鉄道は全部で5本。
 
 
<アメリカに4本>  (緑は含みません)
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<カナダに1本> (赤い路線が、横断のカナディアン号)

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                                                          (VIA鉄道HPより)
 
 
 
 
 
出発の1週間前に横断を決めて、その日のうちにチケットを予約!
さぁ、どの路線にしよう!
どれもそれぞれ特徴があってとっても魅力的☆
しかし、込み合っているのかなかなかうまくネット予約がつながらず、あちこちクリックしているうちに、気付いたら1本の電車が予約完了になっていた(笑)
 
それが エンパイア・ビルダー号
悩んで決められないわたしたちに神様の思し召し~♪ と、素直に従ってみることにする。
そんな行き当たりばったりで決まった今回の旅。
 
 
さて、旅の様子。
詳細を書き始めるとまた長期連載になってしまい、収拾がつかなくなりそうな予感が多分にするので、
もう今回は思い切ってザックリいきます! 
目標3回!!(笑)
 
 
 
 
 
 
金曜日の夕方、相方の仕事が終わるのを待って駅で待ち合わせ。さあ!旅の始まり!
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まずはシカゴまでのキャピトル・リミテッド
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コーチ席のため、ダイニングカーの食事は有料なのでここは我慢。
スーパーであれこれ食材を買いこんでから乗車し、ラウンジで宴会。
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アメリカでは公の場での飲酒が制限されていることが多く(これ、そのうち記事にしますね!)、
いろいろなネットからの情報を統合すると、どうやら外からのアルコールの持ち込みはできないらしい。
あくまでも「らしい」ことしかわからなかったが、無難にアルコールは車内で買うことにする(高~~い!)
 
 
 
夜だけ席に戻り睡眠。
こんな感じで、前後も広いし足も伸ばせる。なかなか快適。
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朝食は、家から持って行ったリンゴと売店で買ったジャンクフード。アメリカらしく丸かじり。
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売店で何でも買えるので、飲食に不自由はしない。
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それ以外の時間は、ずーっとラウンジに居座り、ただただぼーっとし、時々シャッターを切り。
そして、いい気分でうとうと・・・
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秋色に染まる車窓を眺め、
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夕焼けにうっとりし、
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朝陽に幸せを感じ、
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ゆったりとした時間が流れていく。

 
 
 
そして、あっという間にシカゴに到着。
次はいよいよエンパイア・ビルダー号に乗り換え!
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こちらはちゃんと寝台車を予約。
ラウンジでまったりも大好きだけど、このせまーい個室で誰の目も気にせずのんびりするのも大~好き♪
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乗り換えのシカゴで、いろいろ買い込んだので、再び宴会♪
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そして今回は、寝台車シャワー初体験♪
日本で寝台車に乗る時は1泊だから、別にシャワーとかいいやと思っていたが、さすがに4泊となるとこれは浴びたい!
ちゃんと掃除が行き届いていて意外ときれい。
アメニティーは各個室にセッティングされているし、バスタオルもシャワー室にちゃんと置いてある。
快適快適♪
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今回の旅のお供はこれ。このシチュエーションで読むならこの本しかない!とわくわく♪
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「遥かなるセントラルパーク」
 
アメリカ大陸横断マラソンを題材にした小説。
西海岸のロサンジェルスから東海岸のニューヨークまで、まさにアメリカ大陸の端から端までを人間の足で走るという、想像を絶するレースだ。
 
そしてこれ、なんと「史実に想を得て書かれたもの」(訳者あとがきより)
つまりこのとんでもないレースは、夢物語ではなく実存する、ということ!
 
わたしはくまさんからいただいたコメントでこのレースの存在を初めて知り、ぎょえ~~~~~!!となり、
思わず小説を購入したのだが。
自分も普段走っているから、文中に出てくる距離や速さの記述がイメージしやすいので、余計にうぉ~~~!となる(笑)
 
 
現在でも数年に一度開催されている ラン・アクロス・アメリカ 
西海岸のカルフォルニアから東海岸のニューヨークまで、3082マイル(約4960キロ)を77日間かけて走りぬけるレース。
1日の平均走行距離は40マイル(約64キロ)。

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                                        (説明はHPを要約。地図もHPより)

なんと挑戦者の中には日本人もいるという。
完走された2人のHPを見せていただいたが、いやー!すごい…

 
 
 
 
さて、話を戻して。
 
と言っても、車窓はほとんど変わらず、ひたすら大平原をひた走る。
見えるのは、延々と続くトウモロコシ畑と、干し草ロールと、牛たち。
こんなに広大な土地をいったい誰がどうやって管理しているのだろうと、不思議で仕方ない。
初日と同様、ひたすら飲んで食べて、写真撮って、ぼーっとして、手紙書いて、本読んで。
何もしない幸せな時間が過ぎていく。
 
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 この黒い小さいの全部牛です。ビーフ!
 
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ンパイア・ビルダー号のハイライトは、何と言っても ロッキー山脈越え!!!
 
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だったはずなのだが…
 
アメリカの長距離を走る鉄道は、数時間単位の遅れが当たり前。
となると、もともと夕方近くから始まる予定だったロッキー山脈越えは、なんと2時間遅れにて真っ暗闇…
せめて夏ならまだ明るいうちに入れたのかもしれないが…
 
そっか! このエンパイア・ビルダー号が、本や雑誌で「東行き」(わたしたちは「西行き」)しか紹介されていない訳がやっとわかった!
西行きだと季節によってはこのハイライトが全く見れないんだ!
夏だとしても、4時間の山脈越えを全部楽しむのは難しいだろう。
やれやれ、思いつきで乗るからこういうことになるんだよな~。
ま、しかたない。今回はロッキー山脈を見に来たわけじゃなくって、単に横断したかっただけだから。
 
けれども夜中、ちょっと残念なわたしたちにスペシャルなプレゼントが!
ふと目を覚まして外を見ると、真っ暗闇に浮かび上がるロッキーの山のシルエットと、満天の星空。
北斗七星がわたしの知ってる姿の何倍も大きくって、それだけでもう大興奮。
わたしたちずいぶん北にいるんだなーってしみじみ思った瞬間だった。

 
 
 
時間が遅れていても、時々長時間停車。どうやらスモーキングタイムらしい。
たしかに、2泊丸々タバコが吸えないのは、喫煙者には厳しいんだろうな。
もちろんスタッフもホームに降りてすぱすぱ。
「何時に発車するの?」ときいても、「さぁ、わかんない」と言われてしまう。
恐るべしアメリカ時間!
乗り遅れないように注意しつつ、せっかくだから外に出てみる。
写真では明るく見えるが、実際は真っ暗。空気が冷たい。
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そうそう!時間といえば!
アメリカはすーっごく広いので、国内にも時差がある。
横断中、気が付くとiPhoneの時計が時差調整されて時刻が戻っていて。
それが3回も繰り返され、失われた時間を取り戻しているような奇妙な感覚に襲われる。
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                                 (U.S.A.  THE IMMIGRANT GUIDEより)
 
 
 
 
 
 
 
そして朝。夜明け前。
到着までのんびりしよ~♪とラウンジへ続くドアを開けようとしたが……ドアが開かない!!
 
コーチ席のお兄さんに「電車ないよ」と言われ、暗闇の中でよくよく目をこらすと、ドアの向こうにあるのはラウンジではなく外の景色!!
 
いつの間にかスポケーンで電車は切り離され、ラウンジカーはなくなっていた…
真っ暗闇の中ででこのドアを一生懸命開けようとしていたわたしって… あせる
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夜が明けるのを待ってこの場所を陣取り、後ろに流れていく線路をぼーっと眺める…
これがまた好き…
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海が見え始め、ついにシアトルに到着。いや~あっという間だったなー。
到着はほぼ時間通り…
みなさんブログに同じように書かれているが、一体どこでどうやって数時間の遅れを取り戻しているんだろう…???
 
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「こんなに大きいアメリカ大陸を鉄道で横断した」という事実が、なんだかとってもうれしい。
あちこち観光地に行ってショッピングとかするより、わたしはこういう旅が好き。
非日常に自分がおかれていることにわくわくする。
夏山縦走が好きなのも、この非日常感がたまらないんだと思う。
 
ただ、今回ふと思った。
今の生活そのものが、日本での生活から考えたら既に非日常だから、じゃあいったい何が今のわたしの日常なんだろう…
なんとも不思議な気分…
 
相方の横断記事のタイトル 「非日常の中の非日常」  おー!その言葉もらった!
 
 
 
 

次は、ダイニングカーでの食事のことを書いてみます。 こちら