かすみがうらマラソン
体調崩してこの1週間ほぼ絶食だったので、今回は完全にファンラン。
で、思い出したのが、京都マラソンの時のミーさん、よしさん、Naokiさん。
ステキだったなぁ
そうだ
わたしも応援ランにしよう
楽しくなりそうな予感
(単純・・・
)
うきうきしてスタートした42キロ。
まさか、こんな展開が待っていようとは・・・
今回も、文章のみの長~い記事です。
お時間ある時におつきあいいただけたらうれしいです。
今回は職場のメンバー3人と一緒に参加。
( そんなわけで、みなさんとは合流できませんでした。残念 
かすみがうらで会おうね~と言ってくださっいていた皆様、お1人ずつにご訪問したかったのですが、
余裕なく。本当にすみません。)
うち1人は、わたしをフルマラソンに導いてくれた先輩。
残りの2人はなんとフル初参加 
ずっと一緒に仕事&マラソンをしてきた2人を、最後だから!とかなり強引に誘って、参加が決定。
1人はまぁ間違いなく完走できるだろう男性にて、もうひとりの女性の応援ランをすることに。
ずっとかわいがっていたかわいいかわいい後輩。
一緒に楽しく走ろうね
先輩は初フルの2人に、「歩いたら完走じゃないぞ! つらいけど歩くなよー!」って気合注入。
次の大会は絶対アフロ!と思っていたので、同僚の前でちょっと勇気が要ったけど。
じゃ~~~~~ん!

子どもも大人も、「アフロ~!」「ピンクちゃ~ん!」って声をかけてくれて、
いっぱいいっぱいハイタッチもして、うれしい楽しい道のり。
後輩もすごくいいペースで走っている。 7分30秒前後をキープ。
完走目標だから、焦らず行こうね。
将来の話やら恋バナやら、いろいろおしゃべりしながら、2人で走ることを楽しむ。
アメリカに行っちゃったら、またしばらくこんな風に走れないもんね。
今日は、絶対絶対、完走の感動を味わわせてあげたい!
途中、トイレに行ったり、バナナを食べたり。
でもペースは落とさず。 かなりいい感じの前半戦。
ん? 何やらがランナーが集まっている。
お!これはもしや緊急車両通過!? 京都マラソン再び!?
なんて思っていたら・・・
ま、ま、ま、まさかの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
17キロ 関門収容
状況が全くつかめない。
ただただ茫然・・・
いや、まだまだ元気だし・・・まだまだ走れるし・・・
何のことはない、関門なんて全く考えてもいなかったわたしの計算ミス。
余裕だと思って時間を一切気にしていなかったけど、考えてみたらHからスタートしている時点で
それだけでかなりのタイムロスなんだから、一応関門の時間くらいは見ておくべきだった・・・
あまりの衝撃と、後輩への申し訳なさに、涙が出そうになる。
わたしが応援ランなんて余計なことをしなければ、関門通過できたかもしれないのに・・・
軽々しく口にした自分が恥ずかしい・・・
ただただ謝るわたしを、後輩は逆に慰めてくれるけど、もう今更取り返しはつかない。
せっかくのフルマラソンデビュー。絶対感動させてあげたかったのに・・・
チップを外し、とぼとぼとバスに乗り込む。
あ~あ、終わっちゃったなぁ・・・
不完全燃焼。 情けないやら悔しいやら、もう言葉にならない。
と、収容組の1人が、バスに乗らずに歩いてるのが見えた。
「あれ、自分で行ってもいいのかなぁ?」 と、つぶやくと、後ろから役員らしきおじ様の声。
「自己責任でどうぞ」
後輩と2人で顔を見合わせ、次の瞬間、バスを駆け下りる!
「途中で拾ってあげられないよ~! 無理しないで~!」
おじ様の声を背中にききながら、「まだまだ走れるんです~!」と元気に返事。
張り切りすぎて道を間違い、関門まで戻って再びスタート、なんてハプニングも笑っちゃうくらい、
走れることがうれしかった。
この時点で、最終ランナーとは10分~15分くらい離れていたかな。
「もう一般歩行者の扱いなので、ゼッケンは外してくださいね」
はい。
「まずは追いつこうね!」と走り出す。
後ろからは年配の女性と、ちょっとてっぷりされている男性が。
おー!わたしたち以外にも自力で行きたい人がいるんだね。
同志だ!と思ったけど、さっさと置いてきてしまった(ごめんなさい)
記録は残らないけど、最後まで頑張って走り切ろうね!
言葉には出さないけど、横にいる後輩がおんなじ気持ちでいるのがわかる。
後ろから追いついてきた収容バスが止まり、扉が開いて、
「これ持って行って」とスポーツドリンクを手渡してくれた。
途中、片づけをしているエイドでは、「しっかり食べていってね~」とバナナをいくつもいただいた。
途中途中で、「頑張って~」と選手と変わらず普通に応援してくださるスタッフさんたち。
片づけしながら笑顔で見送ってくれた。
折り返し地点では、もうポールは取り去られていたけど、
スタッフさんがそこに立って「折り返し地点はここですよ~」と叫んでくれた。
そんなスタッフのみなさんの温かさに励まされながら、7分30秒前後のペースを守る。
「このままこのペースで走ったら、6時間切れるからね」
とっとこ気持ちよく、でも誰もいないのでちょっと心細くなりながら、走る。
そのうち、とぼとぼ歩いている最終ランナーたちの姿が見え始めた。
1人また1人と軽快に抜いていく。
「わたしたち、ごぼう抜きですね~」と後輩が楽しそう。
で、追いついたわたしたちは、はたと不安になる。
このまま選手と一緒に走ってもいいのだろうか・・・
途中で見つけたちょっと偉い人っぽいスタッフさんに質問。
「ゼッケン外されちゃったんですけど、このままこのコースを走っていっても大丈夫ですか?」
「もちろん! 最後までがんばってください!」
なんてあったかい大会なんだー!
エイドでは、毎回とりあえず確認。
「あの・・・ゼッケンないんですけど、いただいても・・・いいですか?」
どこのエイドのおじちゃんおばちゃん方も、
「どうぞどうぞ~」 「もちろん!」 「ゼッケンなんて関係ないよ!」 「完走することに意味がある!」
温かい言葉をたくさんかけてもらい。
おまけに「その頭いいね~」「ピンク似合ってるよ~」と褒めて?いただき。
幸せな気持ちとパワーをたくさんもらって。
25キロ。ここからがつらくなってくるけど、この調子で楽しくがんばろう♪
ところが。このあたりから、後輩の走り方がおかしくなってきた。
「ちょっとだけ、歩いていいですか・・・?」
どうやら片方の足の付け根と膝の横が痛むらしい。
「ゆっくりなら走れます」というので、ペースを落として走ることに。
絶対に歩きたくなさそうな後輩。
きっと先輩の「歩いたら完走にならない!」を思い出しているんだろう。
それでもかなり痛むらしく、時々歩きながら、でも基本は走る、のペースで距離をかせぐ。
32キロの時点で、制限時間まで残り1時間。
う~ん、さすがに6時間は難しそうだけど、まぁどっちにしろ既にゼッケンはないんだし、ま、いいよね。
とことんつきあうよ☆
ゴールで待っているであろう2人に電話をする。
「待ってるから。頑張って!」 優しい言葉をもらって、また元気がわいてきた。
35キロくらいからはもう全く走れなくなり、歩くのも精いっぱい。 エイドに寄るのもつらそうだ。
応援に応える元気もない後輩に代わって、わたしが元気に返事をする(笑)
「大丈夫ですか~」と声をかけてくれる救護車を何台も見送って、足を引きづりながら歩く。
「絶対乗らずにゴールします!」 すごい根性! さすが我が後輩!
38キロくらいで、とうとう大会終了を告げる花火が上がる。
遥か遠くに見える煙を見ながら、あそこまで歩くのかーと思うと、絶望的な気持ちになる。
4キロってあんなに遠かったっけ?
しかも、汗ばんだ半袖の身体に、夕暮れの冷たい風が吹き付ける。
寒くて寒くて、後輩の唇は既に紫色。
服の中に腕ごと全部入れて、まるで小学生みたいな恰好で、規制解除になった道路脇をとぼとぼ歩く。
もう収容車も来てくれないし、自力で行くしかない。
キロ表示も撤去された田舎道は、永遠に続くかと思うくらい長かった。
でも、通り過ぎていく車の窓から、子どもが「がんばって~」と大きな声をかけてくれて、
思わず笑顔になる。
途中まで同僚2人が迎えにきてくれていて、それも本当にうれしかった。
そして
ついにゴールが見えた!!!
タイム計測のマットは撤去されていたけど、ゴールゲートはちゃんとわたしたちを待っていてくれた。
しかも、ゴールの時計がまだ動いていて。運営スタッフさんの心遣いに感謝の気持ちがあふれた。
2人で手をつないで、万歳しながらゴール。
7時間00分23秒。
思わず2人で抱き合う。
感動のゴールの瞬間をカメラに収めてもらっていたので、これはブログに使わなきゃ!と思っていたら。
さっき悲しいメールがきた。 なんと 「保存されていませんでした」
ま、いいか。あのゴールの瞬間は、映像なんかなくても、きっと一生忘れない。
マラソンを始めて4年。
今までも思い出に残るレースはたっくさんあったけど、それらのどんな大会よりも心に残る1日だった。
自分の初レースよりも、初フルよりも、サブ4を達成した時よりも、トレイルで入賞したときよりも。
楽しくて、苦しくて、そして感動した時間。
最後まで諦めなかった後輩の頑張りに、
寒い中何時間も待っていてくれた仲間に、
ゼッケンのないわたしたちを温かく応援してくださった、スタッフのみなさんや沿道の方々に、
心からありがとうを伝えたい。