舞台は生、生でこそ舞台の意義があるってそれは今もそう思いますけど、現在のコロナ禍にあっては感染リスクを低減させる事が優先。配信でも観られるとは有難いです。しばらくはこれが私の観劇スタイルになるかな。
アーカイブ配信は、生配信から数時間後に作られるので、どうなんでしょうね?編集があるのでしょうか?カメラが(たぶん3台だと思う)役者さんの動きに合わせて切り替わってとても観やすかったです。
感想ですけど、初めに画面に写し出された時のなんでこのセットなんだろうて言うのが気になってしまって、正直集中できませんでした。
セットから伝わるのは、三丁目の夕日の時代、昭和30か40年代ですよ。私が子供の頃の祖父母の家の風景。
祖父は染色業だったんでね、居間の障子開ければ下がりで仕事場。反対の障子開ければ土間があってお勝手場、台所ですね。その中で目に入ったテレビがね、その年代の物じゃない(笑)
あの頃はテレビ自体大きくて、家具調なんて言って収納台の役目もしてた。ブラウン管テレビでもあれだけ薄い画面のテレビは60年代じゃないかな。黒の家電話があるのに高校生の息子は携帯。その違和感がいったいいつの時代の話なんだろ?現代劇じゃないのかな?って、ずっとモヤモヤしちゃって、私の悪い癖ですけど話が入ってこなかった(笑)。
DADDYってタイトルにある様に父子家庭の父と子の物語。小板橋さん演じる娘の結婚を中心に、就職や独立で嬉しくも寂しい親離れを描いてました。劇中では小板橋さんのウエディングドレス姿も見れました。舞台でウエディングドレス着ると、婚期が遅れるとか遅れないとかそんなジンクスが有ったような(笑)。
公演前には、新宿で新型コロナの劇場クラスターが発生し、この時期の舞台と言うのは色々と大変だったと思います。そんななかで無事全公演完走おめでとうございました。