僕達は戦わないが映画になって帰ってくる!
2015年、大友啓史監督演出のPVで話題をさらった僕たちは戦わない
世界中がテロに巻き込まれ未曾有の混乱に陥ったこの時期、
そんな中で僕たちは戦わないと叫んだAKB48は様々な論議を呼び
ネットやメディアもその解釈に賛否両論が巻き起こった。
世論の大勢はレコ大確実の情勢だったものの改めてアンチAKBの老害が陣取るレコ大委員会の暗部が浮き彫りになった格好だった。
そんなもう伝説の幻のレコ大曲とも言える僕たちは戦わないの映画化が発表された。
製作総指揮はPVでメガホンをとった大友啓史監督。原案は秋元康氏。
脚本は公募された中から選ばれた新人作家のルリマナト氏。
主演は2015年にこの曲のセンターを担った元AKB48、現在は女優でYouTuberでタレントの島崎遥香。
ストーリー
21○✕年、中東の局所での核爆弾の応酬で始まった第五次世界大戦、
数年に及ぶその長らく続く戦いに世界は膠着状態に陥っていた。
そんな中、中国ソビエトの共産圏諸国とアメリカを中心とする自由主義勢力の間で日本は今尚中立の立場を取っていた。
毎日のように起きる中国海軍との日本海での小競り合い。
アメリカからの参戦を求める執拗な催促。
揺らぐ日本の立場。
下した日本政府の決断は日本の進化したAIがその軍事力と戦闘力において世界のどの国よりも秀でていることを示すことによって世界での優位性と中立国としての安心安寧の地位を保ち続けることだった。
そして政府は令和の時代から30数年続けていた人の遺伝子の組み換えに成功、それによって超人類とも言える脅威のサイボーグ戦闘マシーンを誕生させた。格闘を伴う対人戦闘能力はもちろんの事、銃器等の火器を使用しても常人の能力を遥かに超越する。もし彼彼女らが前線に投入されれば形勢は一気に自由主義勢力へ傾くだろうと予想された。
だが日本政府は世界に向けて大々的に発表したものの世界の軍事バランスを崩れることを憂慮するとして、対立する双方が歩み寄り平和を目指すことを条件にその技術を封印することを確約した。
そしてその平和の象徴としてこの世に送り出されたのがスーパー遺伝子を組み込まれたAKB48のメンバーたちだった。
僕たち戦わないと世界に向けて歌い上げるAKB48。
超人的なその戦闘能力はあくまでも平和を得るための抑止力
永遠に平和の象徴の女神として存在するはずだったのだが………
『僕たちは戦わない』
〜2022年春公開
以下、出演者、制作スタッフのコメント
原案、音楽監督を務める秋元康
正直、最初にお話を頂いた時にはお断りしました。この楽曲はもう僕の中では完結しているもので、今更そこに何かを加えてまた更に何かを積み上げてゆく作業は自身には心の弾まない遠い作業のように思えたから。
それから1年後にまたお話があってまたお断りして。
それから、2年ほど経ってまたまた打診があって気持ちはお変わりないですかって
さすがに三顧の礼で攻めてこられるとここはちゃんとした理由をもう一つ二つ探さないといけないなと(笑)
それで考えたんですけど。これが見当たらない(笑)
というか否定する理由より肯定する前向きな思いが頭をもたげて来た。
まずは女優としての島崎遥香の成長。アイドル時代は正直、学芸会に毛が生えたようなレベルだったその演技が彼女をドラマで見かける度に上手くなってる。
上手いだけじゃなく見てるこちらをドキッとさせるような何かを纏い始めてる。
ただ、貰っている役柄から判断するとまだ誰もそんな女優島崎の成長には気づいてないらしい。
じゃあ俺がみたいな(笑)
それが一つとあとはるろうに剣心がタイミング良く終わったことですね。
おそらくこれで大友さんのすべてのベクトルはここに向くだろうし
それで成功する確率はかなり高まったから。
何か打算的な様ですけど
結局はそこなんですよね。売れるか売れないか私の出発点は全てそこですよ。
総合演出、監督を務める大友啓史さん。
5年がかりの夢が叶いました。僕戦は皆さんからはお褒めの言葉を頂くんだけど僕にしたらほんとに中途半端。PVだと割り切ったとしても自分のやろうとしていたことの大半はできていなかった。あのPVはAKBの子たちに救われたんですよね僕は。特に島崎さんには驚かされっぱなしで、ファインダーを覗く度に唸って変な声ばっかり出してましたよ(笑)とにかく楽しみですね、キャストの人選も任せていただけたし。あっと驚くような隠し玉いっぱい用意できそうです(笑)
公募で脚本が選ばれたルリマナトさん
もう何がなんだか分からなくて気が付いたらここに(記者会見会場)いました(笑)
秋元先生には、一方的なんですけど自作のAKB関連の小説や島崎さんに関する物語を書いて送ってまして。それがもう3年ほど続いていまして、ホントご迷惑な話だとは思うんですけども(笑)
そんな時、突然お手紙をいただいて脚本書いてみないかって。公募で選ばれるかどうかはわからないけどチャレンジしてみないかって。もうそのお話をいただいた時は一日中震えが止まりませんでした。寒気もして翌日には熱も出たりして(笑)
お話の方は色々書き綴ってる中からベストなものを送らせていただきました
ぱるる神推しの私なので少しストーリーが島崎さんに寄り過ぎかなとも思ったんですけど秋元先生もそれで良いって仰ってくださって。
記者>(島崎さんが劇中に挿入歌を歌われるそうですけどそれはルリさんの発案でしょうか?)
はいおこがましくて申し訳ないんですけどここは是非って先生にお願いしてみました。PVにもある島崎さんが懐中時計を握りしめるシーンなんですけど
そこで切ないバラードを歌い上げてほしいって。
砂漠に沈む夕陽。在りし日の日本を想い家族を想い友を想い
力無くか細いけど大地に染み入るようなぱるるの慟哭。
ぱるるさんの声って本当に魅力的で何かを伝えれる不思議な力があるんですよね
主演の島崎遥香さん
秋元先生も仰ってますけど、私も初めはこれはないかなと思ってました。
楽曲だし一度終わったものじゃないですか、それをもう一度って気持ち作るのって大変だし、私自身あの頃に帰れるかなって思いもあるし。
僕戦は大好きなんですよ、ファンの方から聞かれた時も一番は僕たちは戦わないって即答してるぐらいですから。
ただね・・・(そう言ったまましばらく思いを巡らすぱるるさん)
何かあの頃はもうあのままでいいのかなって思うんですよ。
それは私一人の思い出じゃなくてあの頃のメンバーみんなで作り上げたものだから。それをわたしだけがまた紐解いて、さぁもう一度って何か違う気がしません?分かっていただけるとは思わないんですよ、自分の中だけの決めごとだから
それなのに(またしばらく間が空く)
「まだ終わってないよな」って、ポツンと秋元先生が仰って。
ちょっとしたパーティーでご自宅に呼ばれて、たまたま庭で二人になる機会があってその時に。
その言葉だけで、あっ僕戦のことだなって私わかったんですよね。
不思議でしょ?
もうそんなオファーの話なんか全然忘れてる頃だったのに。
でそうですよねって咄嗟にそんな言葉が出たんですよね
どっかで心の鍵を鍵をかけてたんでしょうね、私だけのもんじゃないからって。
そう思ったら、、何か胸がざわざわしてきて、やりましょやりましょって
もう前のめりになっちゃって(笑)
記者>良いお話ですね、秋元先生と島崎さんの信頼関係と強い絆がこちらまで伝わってきました。それでは最後に主演としての役作りにかける想いやこの映画にかける意気込み等、あれば聞かせてください。
そうですね、6年前はもう何が何だか分からないうちに始まってしまって
自分でもあれををやっておけば良かったとか後悔ばかりが先に立つPVだったんですけど、今回はもう少し地に足がついた成長した島崎遥香をお見せできるんじゃないかと思ってます。AKBを卒業してからの6年間という様々な経験は、
もしかしたらこの映画の為に神様が用意してくれた準備期間だったんじゃないかって。それぐらいの気持ちでこの僕たちは戦わないに向き合おうと思ってます。
あと、由依(横山由依)を始めAKBの仲間と久しぶりに集えて一つのものを一緒になって作れる喜びが何よりですね。特に由依とはほんとに久しぶりで何を喋っていいかわからないで気まずくて(笑)
でも本読みやお稽古で一緒にいる時間が長く続くと昔の距離感が戻ってくるんですよね。何か一つで結ばれたら仲ってキッカケがあれば、また一気に縮まるんですよね。久しぶりにぱるって言われて肩寄せられたら涙が出てきちゃって(笑)
良い作品を作るためには仲間とのチームワークが何より大切ですから
また以前のようにみんなの気持ちが一つになれて良かったと思います。
きっと素晴らしい作品になると思うので期待していただければと思います。
✩✩✩
映画「僕たちは戦わない」(仮題)は2022年秋に公開予定。
詳細なキャスティングはまだ正式には発表されていないが
秋元康氏が関わる初めての大作映画ということで、
関係者の話によると秋元氏と親交の深い安倍晋三元首相が
出るという噂も。クランクインはこの秋からで
鳥取砂丘を中東のサマルカンドの砂漠に見立てて
先ずは1ヶ月ほどのロケが予定されている。