自由詩 | マイペース

自由詩

広い広い草原に一本だけ

なぜか一本だけ

とても大きい木がはえていた

その木は、今まで何を見てきたのだろうか

十年、いや百年は生きているだろうか

そんな長い時間を一人で生きてきたのだろうか

その時間は、とても悲しく寂しい時間だったろう

だから僕は

その木の隣に種を植えてあげた


これで君も一人じゃない