[今日は六月一日です」 | 森田童子の美学Ⅱ

森田童子の美学Ⅱ

※jugemの同名ブログから移動しました。
「はじめに」からどうぞ。
長いトンネルを抜けて、開いた扉がここだった。
時と空間を超えて、森田童子の美学の世界へ―。

今日は六月一日です

 

 今日いちにちはきみに会わない 

今日だけは部屋のなかでさみしい王様

 今日は六月一日です 

だから夢でぼくの影に やさしく話して喜ぶ 

今日はなんて自由な一日だろう 

なんて気ままな一日だろう 

なんて静かな一日だろう  

なんて悲しい一日だろう 

なんて今日はいい一日だろう 

まるでぼくは今日一日を 美しく生きたい人のようです

 

※レコードに収められなかった曲。「六月一日(いちにち)」と読む。

友人は「なんて気ままな一日だろう」のあと「なんて淋しい一日だろう」と記憶していた。

六月一日は「無為の日」だと何かで読んだことがある。
その真偽を調べようとするなかで、釈迦の前世といわれる「雪山童子」(せっせんどうじ)の記述を目にした。

無為の日、いろは歌、雪山童子、森田童子。繋がるのか、偶然なのかー。